2024年6月の記事一覧

「めんそーれ」vol.10 ひめゆりの塔

沖縄師範学校女子部

沖縄県立第一高等女学校

このふたつの学校の愛称が「ひめゆり」

戦争が凄惨を極めてくると

15歳から19歳の少女たちが

日本軍の陸軍病院へ駆り出され

「ひめゆり学徒隊」と呼ばれるように

 

 

 

 

 

 

少女たちの仕事は

ケガ人の看護のほか

弾が飛んでくる中

死体を外に捨ててくる仕事や

「飯上げ」という

ご飯の入った重い樽を運ぶ仕事

近くに弾が飛んできても

大事な食料

ひっくり返さないように運びます

急いでおにぎりを作ったのに

一人当たりゴルフボール1個ほど

「こんなんで足りるか!」

と怒鳴られたそう

 

 

 

 

 

 

少女たちは勉強する時間くらいあるだろうと

学用品や生活用品を持ち込んだのですが

歯も磨けず顔も洗えない生活が続きました

 

 

 

 

 

 

 「君たちは今までよく頑張った

 今日から自分で判断して行動しろ」

6月18日 

突然の解散命令で

敵の目前に放り出されました

「早く出ていけ」の声に押されて

行くあてもなく

砲弾の飛び交う中

父母の名前を呼びながら

多くの生徒が死んでいきました

 

 

 

 

 

 

「微笑みて 吾ら送らむ

 過ぎし日の 思い出秘めて

 澄みまさる 明るきまみよ

 健やかに 幸多かれと」

卒業式の日に歌われるはずだった

「別れの曲」です

 

ここまで悲惨ではないにしろ

つらい生活が続く輪島高校の生徒たち

証言映像の前から動こうとしない生徒や

手記を食い入るように見つめる生徒

何度も何度も会場内を行き来する生徒

心に感じる何かがあったようです

「めんそーれ」vol.9 朝ご飯

よく眠れたかな?

 

 

 

 

 

 

 朝ごはんはバイキング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

朝稽古終えた野球部は朝からガッツリ

相撲部屋みたいですな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「めんそーれ」vol.8 おはよー

野球部 バレー部 陸上部が朝練です

 

 

 

 

 

 

午前5時集合

さすが日本の最西端

輪島ならもう明るい時間帯なのに

まだ真っ暗です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南国ならではの草花がお迎えです

 

 

 

 

 

 

やってきたのは

琉球王国時代の国廟 崇元寺跡

 

 

 

 

 

 

歴代国王の位牌が祀ってあり

国宝に指定されていましたが

沖縄戦で焼失し

今では門のみが当時の姿を残しています

 

 

 

 

 

 

明るくなってきました 

聞こえてくる鳥の声も沖縄ならでは

 

 

 

 

 

 

「息が切れる さすが標高たけーな」

いえいえ全然高くないですから

テキトーなこと言ってます

「めんそーれ」vol.7 国際通り

沖縄は第二次世界大戦中

唯一地上戦が繰り広げられた地です

 

 

 

 

 

 

ここ国際通りは焼け野原からの

復興の象徴です

 

 

 

 

 

  

約1.6kmにわたるこの通りは

「奇跡の1マイル」と呼ばれます

 

 

 

 

 

 

今では国際色豊かなお店が並ぶ

素敵な観光エリアです 

 

 

 

 

 

 

何十年後かの輪島と

この風景を重ね合わせて

 

 

 

 

 

 

修学旅行1日目の夜は更けます

「めんそーれ」vol.6 ステーキ

夕食はステーキです

 

 

 

 

 

 

目の前でペッパーミルパフォーマンス 

 

 

 

 

 

 

圧巻のパフォーマンスに大盛り上がり

 

 

 

 

 

 

大学時代ジャグリングサークルにいた

通(とおり)先生も

「ボールは簡単だけど

 長いものは難しい」と絶賛

体育の冨水先生が

「俺なら気合いでできる!

 簡単や!」

通先生が憮然とした表情に…

どうやら通先生の「できる」と

冨水先生の「できる」の間には

かなり大きな開きがあるようです

 

 

 

 

 

 

空いたグラスを見た添乗員の丸山さんが

気を利かせてウォーターポットを持ってきて

矢田先生に注いでくださろうとした瞬間

店員さんが慌てて

「それ油です!」

矢田先生は危うく

サラダオイルを飲むところでした

 

 

 

 

 

 

さすが丸山さんは今年も

安定した笑いを提供してくれます

「めんそーれ」vol.5 那覇空港

沖縄に着いたよ

 

 

 

 

 

 

 やっぱり暑い 南国へ来た実感

 

 

 

 

 

 

ご家族のみなさん

ご安心ください

みんな元気です

 

 

 

 

 

 

ゆいレールで国際通りへ向かいます

 

 

 

 

 

 

途中おじさんに話しかけられます

「今夜は枕投げで盛り上がるな」

「それって雑魚寝の時代の話です」

「そうか時代は変わったなー」

 

 

 

 

 

 

ゆいレールは空港と市街を結ぶモノレール 

 

 

 

 

 

 

人と人との「結い」をのせて走ります

「めんそーれ」vol.4 空路那覇へ

小松空港から那覇に向かって飛び立ちます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

水平線にはグリーンフラッシュ

地上では日没時のほんの一瞬

条件が整った時にだけ

ごく稀に見れる現象ですが

これだけ高度が上がると

この時間帯でも見れるんですね

 

石川県では富来で観れると評判です

私は今回被害の大きかった

珠洲市大谷町にある

グルグル回りながら登っていく

橋の上から見たことがあります

どうやらある程度

高度のあるところからの方が

観測しやすいようです

 

今回見たのは水平線全体が輝き

しかも原理が異なるので

本物ではありませんが

グリーンフラッシュには

見た人が幸せになれるという

伝説があるので

勝手に見たことにしておきます

「めんそーれ」vol.3 石川の海に見送られ

高松パーキングで休憩

 

 

 

 

 

 

道の向こうに青い海

去年行った先輩から

「沖縄の海綺麗やぞ」って

教えてもらったみたいです

でも先輩曰く

「輪島の海の方がいい匂い」

慣れ親しんだ海の匂いって

あるんですね

 

 

 

 

 

 

「めんそーれ」vol.2 バスの中

地震の爪痕残る道を行きます

 

 

 

 

 

 

 

バスの中では

「ひめゆり」のビデオで

事前学習です

 

 

 

 

 

 

生き延びた「ひめゆり」たちの多くは

教員になったのだそうです

つらい気持ちを経験した人は

つらい子どもたちに

寄り添いたくなるのか

次の時代をつくる

尊い仕事に捧げたくなるのか

 

それから

「さとうきび畑の唄」

これはTBSのスペシャルドラマで

戦争という悲惨な状況の中でも

常に明るく振る舞う

明石家さんまさんの名演が

かえって涙を誘います

 

生徒たちは

「ふーん いい話」

程度ですが

子どもを育てたことのある

先生たちは涙腺崩壊です

 

昔見た

「ライフ・イズ・ビューティフル」

というイタリア映画を思い出しました

こちらも

息子につらい思いをさせないために 

必死で明るく振る舞う

父親の映画です

校長室外より「めんそーれ」vol.1

今日から4日間

校長室より「おこらいえ」特別編

校長室外より「めんそーれ」

 

修学旅行特別編をリアルタイムで

お届けします

 

2年生が3泊4日で沖縄へ

 

出発式では

ビジネスコースの生徒が真っ先に集合

教員からの指示を待たず

自分たちで整列し皆を待ちます

規律正しい旅行になりそうな予感

 

 

 

 

 

 

抜けるような青空の下

元気に出発です

 

 

 

 

 

 

沖縄も悲惨な戦争から立ち上がった地

たくさんの元気をもらってきます