2024年5月の記事一覧
炊き出しの思い出
144日目
全国校長会があって
1泊2日で
大宮まで来ています
昨夜は天ぷら周平さんへ行ってきました
発災後真っ先に
炊き出しに駆けつけてくださいました
直接お会いして
お礼が言いたくて
思い出せばあの時
1日1枚の食パンが食べれればいい方で
そんな中温かい天丼を作っていただいて
みなさん大喜びだったのを思い出します
全国各地から取り寄せた
厳選された素材を
目の前で一つひとつ揚げてくださいました
揚げたてを美味しいうちにいただくので
皿の上には常に天ぷらひとつ
美味しい天ぷら屋さんで
インスタ映えする写真を撮るのと
おいしくいただくことの両立には
無理がありました
花陽浴(はなあび)というお酒も
紹介していただきました
パイナップルの香りがする日本酒
ウソやろと思いながらいただくと
ほんとに
しかもしっかり日本酒の味わい
何これ?と思いながら
絶対お土産に買って行こうと思ったら
滅多に手に入らない逸品とのこと
あの時の感謝を込めて
おいしくいただきました
肝心の校長会の方はというと
北海道函館西高等学校の
古御堂 徹 校長先生が
〜学校経営における防災のあり方〜
と題して発表されました
昨年2023年は北海道南西沖地震から
30年目の節目の年でした
あの時も奥尻島を中心に
大きな津波の被害がありました
その地震の際かどうか忘れましたが
確かトンネル崩落事故も
あったように記憶しています
崩落したトンネルのあった場所
アイヌ語で「もろい岩」という意味だと聞いて
ゾッとしたものです
地名の語源を調べると
防災に役立つとの研究もなされています
例えば大阪の「梅田」
田んぼを埋め立てて造ったので
「埋め田」が由来です
いざ地震がおこれば
脆いことが予測されます
注意が必要です
今回の古御堂先生のご発表によると
北海道内のいくつかの高校が連携して
既存の避難訓練の見直しや
防災教育の体系化などされているそうです
2019年には
「世界津波の日」高校生サミットが
北海道で開催されました
今年度は熊本で開催されますが
本校からも参加する予定です
みなさんからいただいている
お見舞いや義援金を
その旅費など生徒の学びのために
充てさせていただきます
壊れた備品の修理や買い替えに
使う方法もありますが
レーガン元大統領の言葉を借りて
「教育は我が国最大の天然資源です」
私自身被災してから
物欲が全くなくなった
ということもあります
今までは新しいものが出るたび
真っ先に飛びついていたのですが
今では何か買おうとしたときに
どうせ地震が起こったら
姿形なくなるし
そんなことにお金を使いたくないな
と二の足を踏みます
でも
人を育てることに使ったら
それは確実に次の世代に何かを
残してくれる
こんな有意義な使い道はありません
北海道の高校さんからは
たくさんのことを
学ぶことができそうです
ぜひ交流させていただきたいと
考えています
よろしくお願いいたします