季節の花だより

2020年8月の記事一覧

季節の花だより㉘

毎日暑い日が続いていますが、夜になると秋の虫たちが一斉に鳴き始めています。

英田小の周りは自然がいっぱいあるせいか、虫たちの鳴き声も大きい気がしますが、どうでしょうか。

さて、まずはお詫びと訂正をします。

花だより㉖で紹介した名前が間違っていました。大変失礼いたしました。

↑このユリの名前を「テッポウユリ」と紹介したのですが、正しくは「シンテッポウユリ」でした。

実は、自分の子どものころの経験から、こんなに「ユリ」が群生している光景をあまり見たことがなく、不思議に思い調べてみたのです。するとやはり、このユリたちは「外来種」であることが分かりました。

テッポウユリは在来種で6月ごろ咲くのだそうです。8月に咲くのは「タカサゴユリ」という台湾辺りが原産のユリで、花弁の裏に赤紫色のすじがあるそうです。

そしてこの「タカサゴユリ」と「テッポウユリ」が交配したのが、「シンテッポウユリ」で赤い筋がないそうです。

    

まずは咲く時期で判断し、8月の終わりに咲くのはタカサゴユリかシンテッポウユリだそうです。やはり外来種だったのかと納得しました。お詫びして訂正いたします。

 

さて、前回の答えは、「ヤブラン」でした。

  

このお花も、山蔭などのの湿ったところに咲く、涼しそうなお花です。夏はやはり、涼しげなお花がいいですね。よく見ると一つ一つの花がとってもかわいいです。

では、今日のお花です。学校の敷地に今が盛りと咲いています。

  

クマバチやカナブンのような虫がたくさん集まって花粉をあつめています。よく見ると、実もなっていますね。

さて、この花は何と言うでしょう。4年生以上の子どもたちは、簡単に分かりますね。では正解はまた次回です。

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季節の花だより㉗

毎日暑い日が続きます。よく考えたらまだ8月ですものね。

では、前回の答えです。前回のお花は「ヒオウギ」でした。

 

ヒオウギの名前の由来は、この広がっている葉が、「檜扇」に似ているところからつけられました。

  

私は、この檜扇の咲いた後できる実もとても好きです。この実を「ぬばたま」といい、黒や髪などの枕詞にもなっています。

本当にピカピカして真っ黒の「ぬばたま」もとてもきれいですね。

では、今日のお花です。

  

この時期に咲く野生のランの一種です。山などに行くとよく咲いています。

さてなんという花でしょう。答えはまた次回お知らせしますね。

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季節の花だより㉖

いよいよ新学期。また英田小学校の周りの花や木、草をどんどん紹介していきます。

今朝、学校の前を見たら、以前紹介した栗が、緑のイガを付けていました。

植物は正直です。やはり日一日と秋が近づいてきていることを実感しました。

では、前回のお花です。前回のお花の名前は「テッポウユリ」でした。

カサブランカなどの園芸種とは違いますが、ほのかに香り、とても美しいですね。今年は特にいろんなところで群生しているのが目立ちます。

では、今日のお花です。学校の下の道の玄関先で見つけました。

  

とてもオレンジが鮮やかな花です。

さてなんというお花でしょう。正解はまた次回お知らせしますね。

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季節の花だより㉕

日中の暑さはまだまだですが、少しずつ朝晩の風がひんやりしてきました。

では、前回の植物の答えをお知らせします。前回の答えは「ガマ」でした。

  

このガマの穂は、この茶色い部分が花にあたります。

そして手で触ると、大爆発したように一瞬で綿毛が拡がります。この綿毛に、いなばのしろうさぎさんは、くるまったのですね。

昔かまぼこは、たけに刺してちくわのような形で焼かれており、その姿がガマの穂に似ていたから「蒲鉾」と名付けられたそうです。

 

では、今日のお花です。今が盛りとあちこちに咲いているお花です。

 

横から見ると、何かの形に似ていますね。この花の名前の由来が分かりそうです。

かほく市横山地区の川沿いに、見事に群生していました。

さて、このお花の名前は何でしょう。正解はまた次回お知らせしますね。

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季節の花だより㉔

朝晩は少し涼しくなってきましたが、日中の暑さには「残暑」より「酷暑」という言葉の方がぴったりくるように思います。

では、前回のお花の名前です。前回の花は「ヘクソカズラ」でした。

  

こんなにかわいい花なのに、「へ」と「クソ」なんてと思うかもしれませんが、実はすごく匂いが強いのです。

なんとスカンクのおならのにおいと同じ成分なのだそうです。こんなにかわいい花なのにびっくりですね。

有川浩さんの「植物図鑑」という本は、このお花のエピソードから始まります。

ぜひ興味のある方は読んでみてください。映画化もされています。

主人公が上司にきっぱりという言葉、「雑草という名の草はありません。この花の名前は、ヘクソカズラです。」

ちなみに「雑草という名の草はありません」と言ったのは、昭和天皇だとか…。素敵な言葉ですね。

 

では、今日のお花(植物)です。谷内方面から学校に来る途中の工事現場の横で見つけました。

  

この植物は何という名前でしょうか。「いなばのしろうさぎ」のお話にも出てきますよ。うさぎが穂を体に巻き付けたあの植物です。

では、正解はまた次回、お知らせしますね。

 

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