トピックス

学校日誌

3学期終業式・離任式

 3月22日(金)、令和5年度3学期終業式・離任式が、穴水中学校3階集会スペースで行われました。

 島崎校長先生は中学校で学校が再開できたことに触れ、「たくさんの方々の支援で学習を進めることができました。支えて下さった方々への感謝の気持ちを忘れずに、新年度からのみなさんの頑張りで恩返しをしていきましょう。4月から由比ヶ丘の校舎に戻りますが、完全に災害前の状況に戻ることは難しいでしょう。しかし、『止まない雨はない、明けない夜はない』と言います。生徒の皆さんには、決して希望を捨てず、負けない強さを持って欲しいと思います。これからも「チーム穴高」で生徒の皆さんと教職員が一丸となって前に進んでいきましょう。」と、来年度に向けて生徒たちに激励の言葉を述べました。(→令和5年度 3学期終業式式辞.pdf

 そのあと行われた離任式では、転任される先生方からご挨拶を頂き、生徒会役員から花束が贈呈されました。式には多くの卒業生達が出席してくれ、先生方との別れを惜しんでいました。

 1月22日から、穴水中学校の3階をお借りして授業を再開していましたが、本日をもって中学校での授業は最後となりました。生徒たちは感謝を込めて丁寧に掃除を行い、全員で協力して荷物などを運び出す作業を行いました。

 生徒たちは「中学校での生活はなつかしく感じました。いろんな人に支援していただいて高校に戻ることができて本当に良かったと思います。4月からは気持ちを切り替えてまた頑張りたいです。」と嬉しそうに話していました。

能登に響け 祈りの歌~ゴスペルワークショップ~

 3月14日(木)、石川県を中心とするゴスペルコーラスユニットVOX OF JOY代表でゴスペル指導者・中田理恵子氏とVOX OF JOY Choir能登の大谷禮子氏、四十澤葉子氏をお招きし、ゴスペルワークショップを行っていただきました。

 ゴスペルはgood spell 良い知らせ、God spell神様のメッセージという言葉が語源です。生きる力と励ましの言葉がたくさん詰まった音楽に触れて、生徒たちはリズムに合わせて体を動かし、ワークショップを楽しみました。

第75回卒業証書授与式

 3月1日(金)、第75回卒業証書授与式が挙行されました。地震の影響で高校の体育館が使用できない状況にあり、穴水中学校の施設をお借りして行われました。

 まだ遠方などに避難している生徒もおり、生徒全員が揃うことは叶いませんでしたが、それでも在校生と保護者の方々が集まり卒業の門出を祝福しました。

 島崎康一校長は、1月1日に発生した能登半島地震について触れ、「負けない強さ」について述べました。「皆さんには無限の可能性があります。努力が成果につながらないときもあります。そんなときには、「焦らず」、「腐らず」、「あきらめず」に、「負けない強さ」を持ってください。目標を掲げ、努力を続けてください。必ず明るい未来が待っていると信じて。」と式辞を述べました。

校長式辞全文→令和5年度 卒業式式辞.pdf

 

 

 

 

 

 

 

 また、穴水町から吉村光輝穴水町長をお招きし、心温まる祝辞をいただきました。保護者を代表して七海友也PTA会長からも励ましの祝辞を頂きました。

 在校生を代表して2年生の古道慶太さんが送辞を、卒業生を代表して松村光流さんが答辞を述べました。松村さんは周囲への感謝の言葉を述べたあと「今日この場を巣立つ全員が、未曾有の能登半島地震を体験し、停電、断水、家屋の倒壊、身近な人との別れを体験したことにより、強く能登の復興のために立ち上がろうと心に刻んだことは、これから社会の荒波の中に出ていく上でとても大切な試練だったと思います。」と述べ、最後に「能登は決して負けません!」と力強く語りました。卒業生達は最後に保護者席の前で整列し感謝の言葉を伝え、学び舎を巣立っていきました。

卒業生のこれからの活躍を職員一同祈っています。

同窓会入会式

 2月29日(木)、穴水中学校3階集会スペースにて穴水高校同窓会入会式が行われました。

 幽経一郎同窓会長から「命があり明日に希望を見いだせるのは素晴らしいことです。どうぞ穴水町のために力を貸して下さい。」との言葉をいただき、34名の新しい同窓会員が誕生しました。

また、5名の学年幹事が紹介され、学年幹事の代表が「同窓会学年幹事としての役割をしっかり果たせるよう頑張ります。」と決意の言葉を述べました。

「のとてまり」収穫・初競り

 2月16日(金)、昨年12月13日にハウスに入室して2年生が世話をしてきた「のと115」の収穫を行いました。

1月1日に起きた能登半島地震で原木が全て倒れる被害を受けましたが、この日に何とか「のとてまり」8個入り1箱を出荷することができました。 

 2月17日(土)早朝、金沢市中央卸売市場にて競りが行われました。前日収穫した『のとてまり』が競りにかけられ、8個入り1箱が金沢市駅西本町の青果卸売会社「堀他」さんに11万円で競り落とされました。これは穴水高校が競りに出荷し始めて過去2番目の高値となります。

 生徒らは「雪の中水やりに行くのがとても大変だった。のとてまりの基準は思ったよりも厳しいなと感じた。」「地震で今年はもう出せないかと思ったけど、たくさんのシイタケを収穫できて良かったと思います。高値がついてうれしいです。」などと感想を述べていました。

 ご協力いただいた奥能登原木しいたけ活性化協議会の方々や全農いしかわの皆様ほか関係の方々に厚く御礼申し上げます。

高校生が学習支援

 1月22日(月)から穴水高校は穴水中学校の校舎の一部をお借りして学校を再開しています。

その関係より、2月14日(水)から、高校生が受験の中学3年生に勉強を教えることになりました。

 オンラインでは授業中の相談や意見交換が難しく、対面で学習をサポートする良い機会ということで、この日は高校生4人が中学3年生5人に、「中学生が解けなかった問題を高校生に対面で解説してもらう」という形で進めました。

 学習会に参加した高校生は「私は理科と国語、英語の3教科を解説しました。自分がわかっていることを人にわかりやすく教えるのは、自分がそのことを十分に理解していないと難しいと思いました。短い時間だったけど、勉強以外の、高校のことや地震の体験なども話すことができて良かったです。」と述べていました。

 学習会は今後週2回、30分程度で実施していく予定です。

日本高野連より支援物資

  1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被害を受け、日本高野連より支援物資が届きました。ホッカイロや洗濯セット、ドライシャンプーなどたくさんの物資をいただきました。ありがとうございました。

         

 

授業の様子

 昨日より、穴水中学校の施設の一部をお借りして授業を再開しています。

登校できる生徒は対面で、登校が難しい生徒はリモートで参加しています。

  穴水中学校には多くの町民の方々が避難しています。

避難されている方々へ炊き出しの支援をされている方から、ご厚意で本校生徒と職員にも食事を提

供していただきました。

 暖かい食事で生徒たちの顔も元気になりました。ありがとうございました。

  明日より大雪が予想されます。24日(水)と25日(木)は自宅での学習となります。