DX探究未来塾
【アプリ開発スタート】願いをアプリで届ける探究
9月16日(火)1学年の探究の授業では、(株)IRODORIの方を講師にアプリ開発が始まりました。
生徒たちは「普段なかなか口に出せない “心に秘めた願い” を形にする」というテーマのもと、アプリの企画に取り組みました。
授業ではまず “誰のためのアプリか” を明確にするために、具体的なペルソナ(利用者像)を設定するところからスタート。
初めてのアプリ開発に戸惑いながらもワクワクした様子の生徒たち。身近な誰かの困っている姿を想像し、真剣に向き合っていました。
これからどのようなアイディアが形になっていくのか、今後の展開がとても楽しみです。
最先端のデジタル技術で未来のテクノロジーを体感
羽高祭が行われた8月29日(金)・30日(土)の2日間。
ハイスペックなデジタル機器が揃った「DXラボ」で、子どもから大人まで楽しめる最先端のデジタル技術体験型イベントを実施しました!1年生が運営をお手伝いしてくれました。
■ 3Dプリンター&CAD体験
ちびっ子に大人気だった体験コーナー!
自分で描いたデザインをCADソフトで立体化し、3Dプリンターでキーホルダーを制作。
少しずつ形になっていく様子にくぎ付け!
できたー!世界に一つだけのオリジナルキーホルダーをお持ち帰り。
■ VRゴーグル体験
VRゴーグルを装着してゲームの世界に没入!
リアルな映像と音響で、まるで本当にその場にいるような仮想体験を。
■ モーションキャプチャ体験
好みのアバターを作成し、自分の動きや表情をリアルタイムで反映!
モーションキャプチャ技術で、アバターとの一体化が新感覚。
未来のテクノロジーを体感していただいた2日間。デジタルの楽しさと驚きが満載のDXラボ体験なのでした。
羽高祭で「いしるぶり串」大盛況!受験生たちが探究活動を継続
8月30日(土)「羽高祭」2日目、探究活動テーマ「いしる いい汁 もっと知る」の4名が模擬店を出店しました。
今回提供されたのは、今年3月に「がんばろう!能登 アイディアレシピコンテスト2025」(ラクナ羽咋にて開催)で準優勝したメニュー『いしる漬けぶりフライ』をアレンジしたもの。一口サイズのぶりの切り身を串に刺し、片手で手軽に食べられるよう工夫されています。
(コンテストの様子はYouTuberリュウジ氏のチャンネルで配信されました。ぜひご覧ください!)
グランメゾン✩羽咋(店舗名)による『いしるぶり串』
羽高生や保護者など、多くのお客様が買い求めてくださいました。
「うまーい!!」いただきました\(*'▽')/
さらに、来場者が自宅でも簡単に再現できるよう、レシピにアクセスできるQRコードも生徒が用意。ITを活用した取り組みも行われました。
探究メンバー全員が受験を控えた3年生。そんな中でも地域に根ざした探究活動を継続し、模擬店の運営に全力を注ぎました。
今後も、SNSを活用した情報発信がいしるの売上向上にどれほど効果をもたらしたかについて、受験勉強の合間をぬって調査を進めていく予定です。
探究学習の成果報告会で優良賞・奨励賞を受賞
9月4日(木)、県立看護大学で開催された初年次教育学会大会において、高校生による探究学習の成果報告会が行われました。
3年生2チームが羽咋高校を代表し、探究活動の調査や研究の成果を分かりやすくまとめ、以下のテーマでポスター発表を行い多くの参加者と意見交換を行いました。
優良賞 「いしる いい汁 もっと知る」
能登の食材の発信から震災復興へ、インフルエンサーマーケティングを活用したいしる促進の探究。
飯貝 柚仁子 岡田 真歩 笠間 美月 横井 陽
奨励賞「君のそばにナースレンジャー」
医療人材の不足と高齢化が進む現代医療の訪問看護の可能性について探究。
畑中 美憂 林 望来 古市 凪沙
優良賞チームは深く探究した優れた内容であり、今後のさらなる成果が期待される取り組みとして評価されました。
【1学年】地域探究トライアルキャンプ
7月下旬に1年生は1泊2日の地域探究トライアルキャンプに参加しました。
1学期から探究してきた7つのコースが2日間かけてフィールドワークし、羽咋市を中心とする地域社会づくりや地域が抱える課題解決に関する現場を訪れました。
合宿場所:国立能登青少年交流の家(1泊2日)
■ 幸福観想コース
高齢者の方と交流し、生きがいある地域社会のあり方を考える。
■ 自然共生コース
害獣生物の活用や調理の取り組み、共生のあり方を考えるため焼きそばづくりで実食体験。イノシシ肉の焼ける香ばしいにおいにたまらずつまみ食い。
■ 文化伝承コース
過疎が深刻な地区の獅子舞の現状を知り、祭りを通した地域活性について考える。
■ 交流創出コース
羽咋駅前周辺が変容した理由を考え、賑わい創出により暮らしを豊かにするための取り組みや、商店街事業者さんの思いから地域活性を考える。
■ 健康躍動コース
県立看護大学花垣教授の講義。老いについてイメージし、高齢者と地域の関わりから健康で幸福な生き方を考える。
■ 歴史国宝コース
妙成寺の国宝認可に向けた取り組みを知り、認知度をあげるためのアイディアを考える。
■ 防災減災コース
内灘町の震災被害の見学や住民の方との交流から、今後同様の災害に対し柔軟に対応し、地域住民同士をつなぐまちづくりを考える。
地域の方との対話や現地での観察を通して、現実の地域課題はさまざまな立場や視点が絡み合っていることに気付きがあったようです。
今回のフィールドワークを通じて、生徒は地域課題に対する当事者意識を持ち、探究活動の問題解決に向けた基礎的な力を身に付けることができました。この経験をもとに、今後の本格的な探究に活かしていきたいと考えています。