自彊日新

自彊日新

学校保健委員会

 今朝は雪まじりの雨。こんな中でも合羽を着て、自転車で通ってくる生徒がいます。たくましいです。

 いよいよ雪が里にも降ってきました。自宅の庭は、所々白く染まっています。鞍掛山もうっすらと雪景色。今年はもう登れないのかな?

  今日も一日いい日でありますように。

 さあ、顔晴りましょう。

 昨日、学校保健委員会が開催されました。生徒会保健委員会により、「ネットに奪われないで!心と身体」と題して、保健委員が片山津中学校生徒のインターネットの利用状況を調べ、データを示しながら、ネット依存症のことから、使い過ぎによる視力低下、学習面への影響、様々なネットトラブル、事件について調べたことをプレゼンテーションしてくれました。発表してくれた内容はとても分かりやすく、生徒一人一人にしっかりと伝わったと思います。

 インターネットという言葉が広く一般的に知られてきたのは、ちょうど私が大学3年から4年のころ(昭和から平成にかけてのころ)ではなかったかと思います。当時研究室で「パソコン通信」の実験をしたことがあります。1階の研究室から2階の研究室に電話(ダイヤル式)をかけ、パソコンにある文章を送りました。やけに時間がかかって送られたことが、今でも記憶に残っています。大学を卒業する際にNECのデスクトップパソコンとプリンターを30万(ローン)で買ってこちらへ戻ってきました。あれから34年余り、GIGA、大容量の光通信、そして様々なトラブル。あの頃には想像しなかったことが起こっています。便利になった半面、解決困難な問題。ネットトラブル、ネットいじめなど、大学を卒業したころには想像もできなかったことが起こっています。この30数年でデジタル機器は素晴らしい発展を遂げていますが、それを使う人間は追いつけてはいない、ネット、SNSに振り回されている感じがします。

 このようなDXが進んだ社会の中でも、私たちはまだ、こころや情で動かされていると思っています。血の通った人間は、電気やデジタル回路で動かされているのではありません。SNSのトラブル、ネットいじめなど様々な問題を制止できるのは、私たちの心であり、情だと思っています。それを学ぶ場所の一つが「学校」であり、「クラス」であると思っています。「学校」ができること、「クラス」ができる事、この学校保健委員会の取組みを通して生徒は勿論、教師も考えていかねばならないと思っています。

 保健委員会の皆さん、担当の教職員。お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

 今日も生徒の笑顔と夢の実現のために、教職員一同太陽作戦で顔晴ります。

 

 「夢なき者に理想なし」

 「理想なき者に計画なし」

 「計画なき者に実行なし」

 「実行なき者に成功なし」

  故に

 『夢なき者に成功なし』