自彊日新

自彊日新

『勘』と『嗅覚』の話

 早朝から鳴り響くカミナリと、雨の音で目を覚ましてしまいました。ところによっては、避難勧告が出ている所もあります。急な増水と土砂崩れには気を付けてください。

 今日も一日いい日でありますように。

 さあ、顔晴りましょう。

 昨日は私用でお休みをいただきました。夏季休業中という事もあり、普段なかなか取れないお休みをちょっとばかり頂いております。

 久しぶりのまとまった雨。少しまとまりすぎですが、東北と新潟の方では、河川の氾濫が起こっています。現地の皆様の無事をお祈りしています。

 山形から新潟に抜ける道は、学生時代によく通りました。国道49号で会津を通って帰るか、国道13号で山形県米沢市へ、川西町を抜け国道113号で飯豊町、小国町、新潟県関川村の方へ抜けるかのいずれかが、帰省時のルートでした。夜中に出ると、道も随分空いていて、大型トラックと競争しながら、だいたい半日ぐらいはかかったかと思います。34、5年も前のことですから、記憶もあやふや?  

 このころはカーナビはあるわけがなく、たぶん私と同年代の方々は必ず1冊は持っていたのではと思うのですが、『全国ロードマップ』これがドライバーのバイブルでした。

 これを片手に『勘』と『嗅覚』を働かせ、道を探って帰ってきました。一度だけ、もっ早く帰れる道は無いかと、『全国ロードマップ』を頼りに会津から只見町を抜けて新潟県魚沼市へ抜けたこともあったのですが、夜中という事もあり、『勘』と『嗅覚』が狂ったのか、ちょっと脇道にそれてしまい、ものすごい山道を通る羽目に。山の中をぐるぐるとまわっていたのでしょう。ちょうど魚沼に抜けたときに朝日が眩しかったことを覚えています。このルートはそれ以降「お蔵入り」となりました。

 また、『全国ロードマップ』を片手に『勘』と『嗅覚』を頼りに、東北2周の旅に出かけたこともあります。東北1周旅行はよく聞きますが、さすが2周とは聞いたことがないだろうと思い、実行しました。

 あの頃のエネルギーと『勘』と『嗅覚』それはもうどこへ行ったのでしょうか。

「〇〇交差点を左です。」

「目的地に到着しました。ナビを終了します。」

 優しいお姉さんの声に頼りっきりで、丁寧に案内をしてくれているにもかかわらず、なぜか道を間違えている今の自分がいます。ナビに文句を言いながら、う回路を案内されている自分。

 この夏、ちょっと『勘』と『嗅覚』を取り戻してみようかな?

 今日も生徒の笑顔と夢の実現のために、教職員一同太陽作戦で顔晴ります。

 『夢なき者に、成功なし。』です。