電子情報科 Q&A
電子情報科では、どんなことを学ぶのですか?
電子情報科では、コンピュータやネットワークの仕組みや技術を学び、実際に活用する能力と態度を身につけます。
「仕組みや技術を学ぶ」とはどういうことか、次のような例を考えてみてください。
※ 「自動車について学ぶ」場合に、次の2種類の学校があります。
1) 自動車の操作や運転方法などを学ぶ、自動車学校・教習所
2) 自動車の仕組みや技術を学ぶ、自動車整備に関する学校
多くの方は、1) の自動車学校で学び免許を取得します。
自動車整備などの職業に就く場合には、2) の学校で学び、整備士の資格を取得します。
工業高校の他の学科では、コンピュータを使って、それぞれの専門分野のことを学ぶのに対し、
電子情報科では、コンピュータやネットワークの仕組みや技術を学びます。
電子情報科では、具体的に何を勉強するんですか?
・電子の分野では、電気の流れを信号としてとらえ、
電気の流れる仕組み、通信の原理・仕組みを勉強し、コンピュータの中の電子回路について学びます。
・情報の分野では、
コンピュータがどのように記憶するのか、どのように計算するのかなど基本的な仕組みや
コンピュータを使うときに欠かせないプログラムの作り方、考え方、
ネットワークの仕組みについて学びます。
・2年生から2種類のコースに分かれて学びます
・専門科目選択コース・・・電子情報の分野をしっかり勉強する
・普通科目選択コース・・・専門の勉強をしつつ、数学・英語を多く勉強する
1年生でこれらのベースとなる知識を学んだ後、どのコースに進むかを決め、
2年生からコースに分かれて勉強します。
3年間でどの程度の知識が身に付きますか?
電気系、電子系、通信系、情報系の会社で必要な基本的専門知識です。
電気科との違いは、何ですか?
「電気」の流れのとらえ方が違います。
電子情報科・・電気の流れを「信号」としてとらえます。
ネットワークなどの通信、コンピュータ内部の仕組み、プログラムなど
電気科・・・・電気の流れを「エネルギー」としてとらえます。
発電所、送電線、電気機器、電気配線、屋内配線(コンセント)など
就職先はどの分野ですか?
さまざまな企業から求人をいただいています。
その中でも、電子情報科の卒業生は、
・通信関係(IT設備会社)
・情報関係(サービスエンジニア、システムエンジニア)
・電気系(電気工事、電気設備)
・機械系(機械オペレータ)
などに就職しています。
詳細は、進路状況のページで I科(電子情報科の略記号)の部分をご覧ください。