蒼頡は鳥の足跡で文字を創ったそうだ(校長日記)
本日、PBSキックオフ研修会します。
朝からバタバタしており、更新が遅れました。雨模様で気温もぐっと下がっています。くれぐれも体調には十分気を付けてください。
今日も一日いい日でありますように。
本日、15時20分から片山津中学校水口桂太教諭をお招きし「錦城中学校PBSキックオフ研修会」を実施します。
まず初めに、私がPBSの概要を説明した後、水口先生に片山津中学校におけるSWPBSの実践報告をしてもらいます。
私の前任校(片山津中学校)で始めたSWPBSですが、この考え方は現代の教職員は、必ず身に着けておかねばならない技能だと思っています。PBSはポジティブな行動支援と訳すのですが、簡単に言うと、これまでの「不適切な行動に着目し、それを出さないように押さえつけていた指導。」から視点を変え、「生徒のポジティブな(望ましい)行動に着目し、ポジティブなアプローチによって伸ばしていき、不適切な行動を減らしていく。」という指導方法です。
応用行動分析学の理論に基づいたこのPBSは、科学的根拠に基づいた人間の行動から答えを導き出すものです。私たちは不適切な行動と適切な行動を二つ同時にすることは出来ません。よって、ふさわしい行動がなされているときには、不適切な行動は表れていないのです。適切な行動を認め、促すことでふさわしくない行動を減らしていく。これがPBSなのです。
学校教育の現場は、ダイバーシティ、インクルーシブ、性的マイノリティ等様々な問題を抱えています。それを科学的根拠に基づき、データを活用しながら適切で肯定的、積極的な支援によってそれぞれの問題を解決していかねばなりません。
生徒指導は以前は、その道に長けた教員が独特の方法で行ってきました。私はそれを個人経営者と呼んでいます。ある意味特殊技能でもありました。今の若い先生方には真似しようにもできるものではないと思っています。
だからこそ、PBSを理解し、実践していくことができるよう、この技能を身に着けていってほしいと願っています。
「がんばろう のと がんばろう いしかわ」
今日も楽しく一生懸命。