進路指導室から
学問・大学探究(名古屋大学編)
本日(7/15)の放課後、アプリケーションソフトZoomを使って、学問・大学探究(名古屋大学編)を行いました。協力してくださった卒業生は、小酒友毬さん(人文学部人文学科地理学専攻 4年生、70回)、山東貴光さん(大学院 工学研究科 電気工学専攻 博士前期課程1年、69回)の2名です。名古屋大学編は、昨年行っておらず、今回が初めてです。
小酒さんは、
『文学部の学生は、本や論文ばかり読んでいるのではないか?』という一般的なイメージに対し、地理学はフィルードワークが中心で、自身の長崎での実習を紹介しました。
「調査地を歩き、地域の人と話すことで新たな気づきがある。斜面市街地の空き家がどのような活用のされ方をしているのか、また、民間・行政がどのようなことをやっているのかを調査した。」
名古屋に立地する大学なのに、調査する場所が長崎というのは、生徒には驚きであったようです。今日は、なんと香川県三豊市からのオンライン参加でした。授業外では、
「海外インターンシップ受け入れをサポートする学生団体に所属し、海外を含め、多くの人とのつながっていて、留学に行かなくても自分の世界が大きく広がっている。」と、多忙ではあるものの充実した毎日のようでした。
山東さんは、
スマートフォンの充電器を取り上げ、
「充電の際、充電器が熱くなるのはなぜだろう?
コンセントから来る電気は交流だが、バッテリーは直流でしか充電できない。
交流から直流に変換する際に熱が発生する。これは、電気を無駄に消費しており、自分はこの無駄を減らす研究をしている。」とのこと。
家庭用電化製品から自動車や航空機まで、研究の幅や広がりが感じられました。
研究室作成の動画も紹介され、学生が普段どのようなことを行っているのかイメージできたと思います。
「名古屋といえば味噌!」何でも味噌に合わせた食べ物が多い…??
愛知県はカフェの数が全国2位で、大学の中にもおしゃれなカフェがある!
大学の構内に駅がある!! キャンパスの周囲に多くの大学がある。
など、名古屋大学ならではの情報も聞くことができました。
「目標・目的を明確にする。自分について考える。」
「勉強は、自分に合ったやり方を考えながら見つけながら、続けていく。」
「大学からそのまま大学院に進む人は全体の9割。大学・学部・学科選びも重要で、高校のうちから考えることも大事。」
「高校生活は一生に一度の青春の時期! 勉強も部活も遊びも恋愛も、全部楽しんでいきましょう!!!」…
身近に大学生の存在を感じることの少ない生徒にとっては、大学の学問・研究を知ることは勿論大切ですが、大学生の日常を知ることも重要だと思います。新たな視点が生徒に生まれたのではないでしょうか?