校長室より

けんせつフェア北陸2023 in 金沢

 けんせつフェア北陸2023 in 金沢に行って来ました。

 最初にオープニングセレモニーに出席をし、その後、建設科1年の生徒が会場に来るのを出迎えました。

 生徒はまずセミナー会場で地元小松の吉光組さんと江口組さんの企業説明を受けましたが、どちらの会社も大正時代に設立された歴史ある会社ということや常に新しい技術が使われていることなどに驚きながら聞いていたようです。質疑応答では、「仕事は楽しいですか?」という質問に対し、「仕事や人生は楽しいこともつらいこともあるが、楽しいと思えたり周りから見えるように頑張っている」と真摯な回答をしていただいていました。生徒にはどのように伝わったでしょうか?いずれにしても、地元の素晴らしい企業様から大切にされ、期待されていると肌で感じることができたのではないでしょうか。その後、生徒は解散し、会場を自由に見て回っていました。「楽しいか?」と聞いたら「楽しいです」と帰って来てまずは一安心。業界に関係する大人ばかりのこのようなイベントを、高校生のうちに見学できたことは、将来を考える上で大変刺激になったことと思います。

 本校では他の学科も工場見学等のイベントをとおして、職業観の育成に努めています。

※詳しくは、本校WEBページ内で写真を添えて紹介する予定です。

 

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創立記念日

今日10月1日は創立記念日です。今年で84周年となります。

 石川県立高等学校規則第七条で創立記念日は休業日となっているのですが、昨年の土曜日に続き、今年は日曜日ということで平日の休みにならず、残念です。休みを一日損したと感じる生徒もいるかもしれません。

 ところでこの創立記念日ですが、私が初任のころ、この日に合わせて教員が年休をとって(生徒は休みですが、教員は休みにならない)研修旅行をしていたりしていました。平日に普段ならできないことをやろうという感じです。他の教科はわからないのですが、私が所属する理科では、教員全員でワゴン車2台に分乗し1泊2日で近県に出かけたりしていました。天文台へ行ったり、博物館へ行ったり、植物観察したり、地層を観たりと普段あまりできないことをするのが楽しみでした。

 教育公務員特例法第21条 では「教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならない となっていて教員は研究と修養、つまり研修に励む必要があります。研修には仕事として行う研修と自主的に行う研修があり、後者を自主研修といいます。もちろん無給かつ自己負担(いわゆる自腹)であり、専門や教養を高めることと考えるといいと思います。ですから本を読むことから始まり、自主的な教員の教材研究をするサークル活動のようなもの、民間(主に受験産業を支える企業)の勉強会などへ行くこともありました。この場合、週末に交通費、参加費をかけて名古屋や大阪まで行くこともありました。

 残念ながら今は中々自主研修の余裕(時間、お金、心)があまりない時代です。それでも教員が研修に出かけようとするのは、法律に定められているからではありません。少しでも良い授業をしたいと思うからです。生徒から、今日の授業はおもしろかった、よく分かったと言って欲しいから、時間とお金をかけて忙しい中、時間を割いて直接授業に関係しないことも含め、必死に吸収しようとするのです。

 先輩教員から「若者は本代に月一万円はかけるんだぞ」と言われ10年くらい続けていました。わけのわからない本もたくさん読みました。博物館へ行きミュージアムショップで授業に活用できそうなものを買い込んだりもしたものです。テレビを観ていても授業のことばかり考えているものだから、家族から鬱陶しがられることもしばしばです。実際に授業で直接役立ったのは仕入れた知識・物の1%にも満たないかもしれません。しかし、そんなものだという割り切りもあり、そもそも自分を高めようとする気持ちと研修の過程も大切な研修成果と言えると思っています。

 氷山の一角という言葉がありますが、生徒に披露する授業は教員の研修成果の氷山の一角なのです。こんな時代ですからすぐに答えを欲しがるとよく言われますが、生徒には氷山の一角から多くを学んでもらえると嬉しいです。

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体育祭を終えて

 9月29日の体育祭は大成功だったと感じています。観戦いただいた保護者の皆様ありがとうございました。

 順延を早めに決定し、大きな混乱もなく秋空の下開催できたことに感謝です。順延のお知らせが前日となったため来れなくなった保護者の皆様には申し訳なく思います。

 さて、生徒は本当に整然・はつらつと、そして存分に楽しみながら競技、演技をしてくれました。自校体操の凛々しさは素晴らしく、日本の産業の未来は明るいと感じました。また、今年度復活となった騎馬戦における組織的な戦い、正々堂々としたクリーンな戦いは素晴らしく、騎馬戦の復活を決断してよかったと心から思えました。 他にも伝統の応援合戦は3年生のリーダーシップはもちろん、その期待に応えようとしている下級生の頑張りが素晴らしかったと思います。

 一方で私個人は失敗もありました。綱引きの優勝チーム黄団と教員・保護者合同チームのエキシビションマッチで頑張りすぎました。ウエイトリフティング顧問による的確なアドバイスに従い、盛り上げるコメントのリクエストも拒否して全力を出し切りました。人数でハンデもあったかもしれませんが、大人げなく生徒にパワーを見せつけて私たちを超えていけと言わんばかりのパフォーマンスを示したまでは良かった。しかし自分の限界を忘れていました。終わった後の全身の筋肉の痛み・倦怠感は凄まじいものでした。いや~、情けない。生徒からは「必死になってましたね、大丈夫っすか?」などと労わって貰えて幸せ?でしたが・・・・。

 来年に向けて、更に素晴らしい体育祭になるようしていくとともに、今年の次の目標、工業祭を成功に導きたいものです。生徒のみんなありがとう!!

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石川県在名企業産業交流会様より工具を寄贈いただきました

 本日、石川県在名企業産業交流会様より奥村様、浜野様が来校され、工具の贈呈式を行いました。

 寄贈いただいた工具は、熟達の過程にある生徒が使用すると、上級者に比べ消耗が激しいものです。それだけに寄贈いただけることは大変ありがたいことです。 本校では今度技能検定を20名の生徒が受験することになっており、その中の代表2名が受け取り、謝辞を述べました。検定の練習に大いに活用し、支援いただいている産業界の皆様の期待に応え上達してくれるものと思います。石川県在名企業産業交流会様のご支援、本当にありがとうございました。

※詳しくはこちらからご覧いただけます。
 

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体育祭について

 今週9月28日(木)に体育祭開催を予定しています(天候により9月29日(金)となることもあります)。そのため、本日からは体育祭に向けて終日準備をしていくことになり、校内は日ごろと違った雰囲気です。

 近隣の住民の皆様におかれましては、この期間中なにかと騒がしくなるとは思いますが、ご迷惑とならないよう日頃から指導していますので、ご理解とご協力をお願いします。もちろんお気づきの点がありましたら、遠慮なく学校までお知らせください。

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