校長室より

本校ホームページについて

 本校ホームページ(WEBページ)をご覧いただきありがとうございます。先日8月26日までにアクセス数が累計2,000,000(二百万)を超えました。情報がないのでいつから何年かけて達成されたものかわかりませんが、多くの方々に見ていただいているということは間違いありません。アクセス数がWEBページの善し悪しに単純につながる訳でもありませんが、一つの指標となると思っています。

 さて今から16~7年前に石川県教育センターで情報教育リーダー研修という研修があり、その中で「WEBページがないということは、学校が存在しないに等しい時代である(が来る)」といった主旨の話がありました。例えば県外から転校先を探すため保護者の方が検索をして学校WEBページがなければ、転校先の候補にもあがらないということです。また、WEBページがあっても、そこに必要な情報がなかったり、あっても探しにくかったりすると、候補として検討してもらえないとも言えます。以前は「学校のWEBページだから(こんなものでいいだろう)」という甘えがありましたが、現在はそうは言っていられません。必要な情報が、見つけやすく、分かり易く存在している必要があるのです。

 本校としては、本校の良さ、工業高校の良さなどの魅力発信をより充実させていきます。

 他にもSNSを含め展開していくことでより広がりがあるとは思いますが、まずはWEBページに必要十分な情報が存在していることが最優先と考えています。今後は見ていただいている皆様のご意見も参考に不断の見直しを進め、より一層充実させていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。

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SNSについて

 先日ある新聞に、金沢市の小中高生からと思われるSNSへの投稿の中に問題行動に関するものが多く見られた、という記事がありました。問題行動は「飲酒・喫煙」「バイクでの危険走行」「線路に寝そべる」「パパ活」など多岐に渡るそうです。

 若者の悪ふざけは昔からありますが、人の噂も七十五日と言われるように良くも悪くもいつの間にか消えて行くものでした。しかし、現代はネットにより想像を超えた広範囲に、想像を超えた速さで、しかもデジタルなので劣化せず、回収もできず、永遠にさまようことになるのです。場合によっては社会から必要以上に叩かれて再起不能に追い込まれる恐れもあります。醬油さしぺろぺろ事件がそうです。

 問題行動はもちろんよくありませんが、一番懸念されるのは、大きなトラブルに巻き込まれる恐れがあるということです。

 些細な動画の問題行動から、本人が特定され、それを使って大きな取り返しのつかない犯罪(いわゆる闇バイト)に加担することになる事例もあります。問題行動の様子の写真をSNSにアップした場合、公開範囲を限定していてもアクセス権を持った人がスクリーンショットを撮り、それが拡散していき、拡散した先で写真に写っている情報、例えば制服などから学校が特定され、顔が映っていたら本人が特定されていくことがあります。そしてそれが犯罪者集団だったら、住所や家族を特定され、動画の問題行動をネタに犯罪に加担することを強要されることも考えられます。最初にスクリーンショットを撮った人に悪意がなくても同じことです。

 SNSを利用する上で注意すべきことは、「ネット空間は悪意を持った人がたくさんいる」、「ネット空間は無法地帯ではなく、何をやっても許される訳ではない」、「公的機関が監視をしているから匿名でも容易に特定される」といったことです。もちろん、このようなことに関わらないことが一番なのは言うまでもないことです。

 一方、子供は守られる存在であり、学校・教師は困ったことがあったら相談してもらえる存在であるよう努力を続ける必要があります。

  生徒には、ネット上での行動に、どのような意味があるのか、どのような影響があるのか、どのようなリスクがあるのか、などを考えられる人になって欲しい、一歩立ち止まり家族をはじめとする大切な人の顔を思い浮かべて行動できる大人になって欲しいと思っています。

 保護者の皆様、地域の皆様におかれましては一緒に生徒を育てていくという視点からご理解ご協力をいただきますようお願いいたします。

 

警視庁 闇バイトに関するページ

警視庁事例集「犯罪実行者募集の実態 ~少年を『使い捨て』にする『闇バイト』の現実~」

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甲子園大会が終わりました

 「野球を変える、エンジョイ・ベースボール」を掲げ快進撃を続けた慶応義塾高校が優勝して、今年の夏の甲子園大会が終わりました。髪型自由や107年ぶりの優勝なるかなどの話題が先行していたような印象でしたが、中身は考える野球でした。キャプテンがインタビューで「野球っていいなと思ってもらえたら」と答えていましたが、その満足そうな表情を見て本当に野球っていいなと感じました。またいつか小松工業高等学校も3回目の甲子園大会出場を果たしてもらえるとうれしいです。因みに研修のため出張に出ていて、試合そのものは全く見ることができませんでした。残念!!

 ところで、考える野球ですが、1週間くらい前にネットの記事で「ベー革」という漫画(コミックと表現した方がいいのでしょうか?)が紹介されていました。テーマは超合理的野球のようです。記事に触発され近くの本屋に行きましたが、売り切れでした。こちらも残念!!今までの野球の練習を否定するつもりは毛頭ありませんが、野球に限らずなにか今後の高校の部活動のあり方のヒントにならないかと考えている次第です。取り寄せるか、ネットで買うか、それとも電子書籍を購入するか、非常に悩みます。自宅は私の本があふれて困っているので、電子書籍がいいのはわかっているのですが、昭和の男は紙の本にも惹かれます。それに他の人にも読んで欲しいときに貸すことも簡単です。一方で電子書籍はスペースがいらないのはもちろん、拡大縮小自由自在なので老眼に優しいというメリットもあります。デジタルネイティブの高校生の皆さんはどんな読書環境なのか聞いてみたいですね。

 そんな訳でとうとう夏も終わろうとしています。生徒のみんなは夏休みをエンジョイしてくれているか、それが気掛かりです。

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第22回 高校生ものづくりコンテスト全国大会 北信越大会 化学分析部門

 第22回 高校生ものづくりコンテスト全国大会 北信越大会 化学分析部門が福井県立敦賀工業高校において、今日・明日の2日間開催されます。先日校長室で激励費を渡し、選手からは力強い決意の言葉をもらいました。昨年度は全国大会の出場権を獲得できましたが、今年も期待したいと思います。

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台風7号の接近について

台風7号が8月15日~16日にかけて石川県に最接近する予報が出ています。川や海に様子を見に行くことはもちろん、不要不急の外出を避けてできるだけ自宅で待機をしたいものです。他の方に直接何かをしてあげることは難しいかもしれませんが、一人ひとりが社会的なインフラに負担をかけないよう備える、慎重に行動する、我慢するといったことは間接的ではありますが、社会に貢献することになるからです。もちろん興味本位で外の様子を見に行ったり、普段混んでいるところに行ったりということはいけませんね。

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