日誌

2025年度

ペッパーくんがやってきた!

人型ロボット「Pepper」が町野小学校にやってきました。輪島市教育委員会がソフトバンクと契約し、市内の小中学校に貸し出してくれたものです。町野小・東陽中には10月31日までいます。

ソフトバンク株式会社の松本さんに来ていただいて、子どもたちが自分で作ったプログラムでペッパーくんを動かす方法を教えていただきました。

子どもたちも使ったことのある「Scratch」を使い、用意されたたくさんの動きや音を組み合わせてプログラミングします。自分で考えたセリフを言わせることもできます。

プログラムができたら、ペッパーくんに送って、思い通りに動くかどうか試します。

友達のプログラムを見て、また自分も工夫します。トライアンドエラー、何度も試してプログラムをよりよくしていくのも楽しいです。他にもいろいろな活用の仕方があるとのことで、これからもっとペッパーくんと仲良くなって、プログラミングやAI、情報について学んでいけるといいですね。

中学生と一緒に

隣の東陽中の復旧工事が始まるとのことで、東陽中の生徒8人が9月1日から町野小校舎で学習をしています。

校舎1階は小学生、2階は中学生の教室となっています。

昨年度と同様に、昼休みにはドッジボールで一緒に遊んでくれる優しい東陽中の生徒たち。

今日はALTのトラビス先生も3年生に誘われて一緒に遊んでくださっています。

 

休み時間の遊びだけではありません。9月28日の合同体育祭に向けて生徒会・児童会も協力して活動しています。

今日は体育祭のスローガンについての話し合いが行われています。体育祭の目標と児童生徒の思いをどうやってスローガンにまとめていけばいいでしょうか。

これから、合同練習も行われる予定です。心ひとつに、思い出に残る体育祭にしてほしいですね。

人形芝居 燕屋さん、再び!

人形芝居 燕屋さんが来てくださいました。実は、昨年度柳田小で過ごしていた時に、能登町を訪問された燕屋さんのステージを見せていただいたことがあったのです。

今回は輪島市への訪問、町野っ子にとってはまさかの2度目のご縁です。子どもたちはよく覚えていて、「めっちゃ楽しかった!」「カンクロ―おもしろかった」と言って待っていました。

燕屋さんも、「そういうことでしたか」とびっくりしておられました。柳田では『3まいのおふだ』の人形劇でしたが、今回は『ねずみのすもう』を準備してくださっていました。

腹話術『ハロー、カンクロ―』

まるで本当に生きてしゃべっているようなカンクロ―と演者のくすのきさんとの掛け合いがおもしろい!始まりから終わりまで、みんな大笑いで楽しみました。

 

次は人形劇、『ねずみのすもう』。

よく知られている昔話とは一味違ったおもしろさ。一人芝居での声色の使い分けや、投げ飛ばされたねずみを小さな人形に代えて遠近感を出すなどの凝った演出などに、大人も子どもも感心させられながら大笑いして楽しみました。

鑑賞後は、たくさんの児童から感想発表の手が上がりました。

お礼を言って教室へ帰る子どもたち一人一人にカンクロ―の絵はがきをいただきました。

人形芝居 燕屋さん、この後は九州にまで遠征して公演を行う予定になっているとのことです。

これからのご活躍を応援しています。燕屋さん、楽しいステージをありがとうございました。

みんなそろって2学期スタート!

9月1日、2学期のスタートです。輪島市は管理規則により8月30日から2学期ですが、今年度は8月末が土日なので今日から2学期です。21人全員の元気な顔がそろいました。

旅行やキャンプ、イベントなどおでかけを楽しんだり、家でゆっくり過したり、どのクラスもそんな夏休みの思い出話に花が咲いたようです。

 

中には、「宿題全部終わらんかった…」と話してくれた人もいます。うまくいかないことがあっても、何度でもやり直せるのが学校のいいところ。大丈夫、大丈夫。気持ちを切り替えて、2学期も「笑顔満開!なりたい自分になろう!」です。

 

玄関ホールには、夏休みに取り組んだ工作・手芸・自由研究などの作品が並んでいます。

親子で楽しんで作っている光景が目に浮かぶような作品もありほほえましいです。

東陽中学校の復旧工事が始まる予定のため、2学期から東陽中生徒もこの校舎で学習します。9月末には合同体育祭を予定しています。中学生の学習する姿と温かい交流から多くのことを学んでほしいと思います。

校章作成ワークショップ②

4月からスタートする新しい学校の校章を考える第2回のワークショップが29日に開かれました。

今回は、第1回に子どもたちが語った町野の思い出やイメージを基に、金沢美大の学生さんたちが考えてくれた21の校章案を聞き、意見を伝え合う会です。

21通りの校章案のコンセプトを1つ1つ説明してもらいます。

例えばこのデザイン、輪島の「ワ」を夕日に見立てた円いラインにして、下に海を表す波線を配したものだそうです、東陽の東の文字も入っています。

子どもたちも感心しながら聞き入っていました。

紹介が終わると、付箋に自分の意見を書いてそれぞれのデザインの周りに貼っていきます。ひとりひとり、気に入った理由も違います。また、「真ん中が空いているのが気になる。文字が入った方がいい」など建設的な意見もあり、美大生のみなさんもうなずきながら子どもたちの意見を聞いてくださっていました。

次回第3回は21案の中から数種類に候補を絞り込んで、話し合いの末、投票になるとのことです。自分たちの意見を取り入れて作ってもらう校章、どんなものに決まるのか楽しみですね。

色とりどりの付箋が貼られた校章案とプロジェクトメンバーのみんなで記念撮影をしました。

祭典中止で残念…

本日8月10日、市内に大雨・洪水警報が発令され、この日のために頑張って練習してきた子どもたちの歌・ダンス・太鼓・学習発表は残念ながら中止となりました。

子どもたちのデザイン画を基に作った『町野っ子Tシャツ』も、好きな色を選んで準備したバンダナも、お披露目は延期になってしまいました。

地域のみなさんに元気を届けたいという思いで、多くの方からいただいたご支援を基に準備させていただきました。ありがとうございます。

いつもご支援くださっている町野大好きさんからは、この日のためにと大きな三浦スイカが届いておりました。学習発表会のあと、子どもたちと保護者・地域のみなさんとで冷えたスイカを食べようと楽しみにしていましたがそれもかないませんでした。

冷蔵庫の中で出番を待っていたスイカたちですが…。

このあと児童たちが登校する予定はないので、届ける方法を考えます。

夜の部の『五千人の祭典』も中止です。PTAのみなさん、公民館、地域の区長会さん、自治会さん、婦人会さんもこの日のためにいろいろと準備をしてきたのですが、残念です。でも、「地域を盛り上げるためにできることがある!」と動き始めた歩みはこのあとも続いていくはずです。

子どもたちと共に、「これから自分たちにどんなことができるかな」 ということを考えていきます。

校章作成ワークショップ①

来年度、町野小と東陽中が義務教育学校として、新しい一つの学校に生まれ変わります。今までの『5つのハートの校章』も新しく作りかえることになります。

金沢美術工芸大学のみなさんが、町野小・東陽中の児童生徒の意見を聞いて校章のデザインをしてくださるということでワークショップが開かれました。

町野での楽しい思い出や校章に取り入れたいモチーフについて一人一人が語りました。

そのあと、「自然とか花」「手をつないでいる」「楽しそうな感じ」「四つ葉と笑顔」「夕日と波」など、大切にしたいイメージを言葉と絵でみんなに伝えました。

8月末に第2回のワークショップを予定しています。子どもたちの夢や希望が反映された校章ができあがるのか楽しみです。

町野大好きさんからとうもろこしのプレゼント!

震災後からずっと継続して応援してくださる町野大好きさんのみなさんたちが、もぎたてとうもろこしをたくさん送ってくださいました。

神奈川県三浦の井上農園というところの朝もぎとうもろこしとのことです。農園主の井上さんは地元の小学校で体験農業の講師もされている方とのことです。町野大好きさんのみなさん、井上農園さん、夏の味覚をありがとうございます。

 

8月6日全校登校日

久しぶりに子どもたちが登校しました。この日はもともと、土砂災害の避難訓練を行う予定にしていましたが、明け方から雷とどしゃ降りの雨で町野地区に警戒レベル4の避難指示命令が出ました。安全確保のため登校を控えてもよいことになっていましたが、スクールバスと自家用車でほとんどの児童は登校してきて、臨場感あふれる避難訓練になりました。

全校集会では、平和について考える話を聞きました。

そして、たくさんの方からいただいた支援で、五千人の祭典参加のためのTシャツを作らせていただきました。今日はそのお披露目でした。

子どもたちが考えてくれたデザイン画を基に作られました。胸にはアート田のデザインとシンクロする四つ葉のクローバー、袖には校章、背中には五千人の祭典の象徴でもある花火と、小学校の校舎が配されています。来年度から義務教育学校となり、町野小学校は今年で閉校となります。最後の年の記念をこうして形にすることができ、ご支援いただいたたくさんの皆様には心から感謝申し上げます。

五千人の祭典では、このTシャツを着て、地域のみなさん・保護者のみなさんに感謝を伝え、元気と笑顔を届けられるよう精いっぱい頑張ります。

 

 

踊ろう、ちょんがり

8月10日の五千人の祭典で踊る地域の盆踊り『ちょんがり』と、定番の『炭坑節』を教えていただきました。

中学生や高学年は踊るうちに少しずつ思い出したようです。

 

 

教えてくださった地域の先生方も、「子どもたちと踊ったら元気が出たわ」と笑顔で帰られました。地域の文化をこれからも大切に守り伝えていきたいものです。先生方、東陽中のみなさん、ありがとうございました。

祭り当日の夜、みんなで楽しんで踊りたいですね。婦人会のみなさんも浴衣姿で参加されるそうです。

薬物乱用防止教室

7月15日(火)、5・6年生を対象に薬物乱用防止教室がを行いました。

能登北部保健所の方に来ていただいて、お酒・たばこ・薬物の害や心と体に与える影響などを教えていただきました。

お酒、たばこ、違法薬物に加えて、『オーバードーズ』についても学びました。病気を治す薬も、量を守って正しい飲み方をしないと害になるということを知り、みんな驚いていました。

「私のお父さんもタバコを吸うけれど…」と』感想を述べる児童もいました。家族や身の回りにタバコやお酒をたしなむ方は多いですが、薬物と違って「絶対ダメ」ではなく周りに迷惑をかけないように場所や量を考えて付き合うことが大切ということを学んでいました。

ハーダー先生、お元気で

外国語の授業で、外国語の発音や外国の文化を教えてくださったALTのハーダー先生がオーストラリアに帰られることになりました。

ハーダー先生は、日本語で書いたお手紙を読んでくれました。

「もし誰かに、”58さいの時に町野小学校のALTになっているよ”と言われてもきっと信じられなかったと思います。将来のことは本当にわからないものですね」

「英語では、一期一会の気持ちでコミュニケーションできたらいいんじゃないかと思います。かんばってね。」

日本語が上手で、子どもたちとも先生方ともコミュニケーションをはかることができた先生でした。

子どもたちからは、メッセージと花束をお渡ししました。

「オーストラリアからオンラインで会うことができたらいいですね!」と話しておられました。

さようならじゃなくてSee you later!ハーダー先生、たくさんたくさんありがとうございました。 

ブックトーク6年生

国語の授業で、学校図書館司書の方にご協力いただき、ブックトークを行いました。

 

『経済』『悩みや励まし』『動物の本音』『哲学』など自分で決めたテーマに沿って本を紹介していきます。

さすが6年生、経済や哲学など、物語だけではない読書の広がりに驚きをもって聞きました。

「読書は、たくさんの考えを与えてくれる大切なもの」という言葉が印象的でした。

 

不思議びっくりサイエンスショー

プランインターナショナル様のご支援で、輪島市内全小中学校に『サイエンスショー』を実施していただくことになりました。町野小学校は7月10日(木)に実施されました。

タイトルは、『サイエンス実験教室 南極ブリザード 色と光の魔法』です。

初めにプランインターナショナルの山形さんよりお話がありました。これまでにも震災後の遠足・修学旅行バス代などのご支援をいただいていました。

 

『理科実験教室 アインシュタインラボ』からお二人の先生が来校され、いろいろな不思議実験の体験をさせてくださいました。

液体窒素-196℃のブリザードで南極の気分を味わいます。

 

ふーっと吹くだけでひんやりした冷気が上がります。

もう一つは、白く見える太陽の光は実は七色だとわかる実験です。

学校ではできない不思議実験、子どもたちは、「理科っておもしろいな!」と思ってくれたのではないでしょうか。プランインターナショナル様、アインシュタインラボ様、ありがとうございました。

 

なりたい自分はどんな自分?

「なりたい自分になろう!」は昨年から町野小のスローガンとして機会あるごとに子どもたちに伝えています。誰かに言われて行動するのではなく、小さくてもいいから自分の目標を決めて、自らチャレンジ・努力してほしいとの思いからです。

今年は、なりたい自分を明確にして意識できるように、そして友だちにも応援してもらおうと目に見える形にしました。「

まわりには友達からの励ましのコメントも貼られています。

「授業でたくさん発表する自分」

「たくさんの人と積極的に話せる自分」

「花と野菜をじょうずに育てる自分」

「友達とより仲よく生活できるような自分」

などなど。

友達からは、

「もうできてるよ!」「〇〇ちゃんならできるよというほめ言葉や、

「ふわふわ言葉をつかうといいよ」というアドバイスなども届いています。

一歩一歩頑張って、お互いに励まし合っていける町野っ子でありたいですね。

ガチャガチャ楽しい!プレゼント

6月27日、震災機構様を通じて、カプセルトイ販売会社ケンエレファント様よりカプセルトイの寄付をいただきました。段ボール製のガチャ機も貸し出ししていただきました。

中身は2パターンあり、1人2個もらえます。帰りの会が終わった学年からガチャ機を回しました。

ガチャ機があると、ワクワク感も倍増ですね!

中身を見て、仲よく交換する姿も見られました。

みんな笑顔満開です。楽しいプレゼントをありがとうございました。

全校集会 56年生の発表

56年生が日ごろの学習の成果を発表してくれました。

リコーダー奏『小さなやくそく』

合唱『ペガサス』二部合唱に挑戦し、きれいなハモリを聞かせてくれました。

総合的な学習の時間に学んだ米づくりの中間発表として、種もみ撒き、アート田デザイン、田植えについて、スライドを使って説明してくれました。

写真とイラストを使ってわかりやすく仕上げ、さすが高学年という学習発表でした。

 

五千人の祭典に向けて

8月10日(日)に『第47回ふるさと五千人の祭典』が開催されると決定しました。町野っ子もこれまでの学習の成果を発表します。また、地域のみなさんを元気づけたいと、太鼓演奏や歌、ダンスなどを見てもらおうと練習を始めています。

6月17日(火)に地域の先生をお迎えして、太鼓と笛の基本的な演奏を教えていただきました。

23日(月)は、自分たちだけで練習しました。

終わったあとに「楽しかった~」という声が聞こえてきました。

楽しんで練習できるのが一番ですね。

24日(火)は34年生も合同で練習をしました。

初めて太鼓を打つ子もいましたが、教えてもらいながら繰り返し練習していました。五千人の祭典で皆さんに楽しんでもらえるようがんばります。

 

待ちに待ったプール開き

今年も柳田小学校さんがプールを使わせてくださることになり、楽しみにしていた水泳学習をスタートさせることができました。5月に56年生が柳田小のみなさんと一緒に掃除をしてきれいにしてくれました。

12年生は小プール。顔をつけたり頭まで潜ったりしながら楽しく水に慣れるいろいろな活動をしました。

 

初めて大プールに挑戦するのは3年生。

 

456年生は大プールにも慣れていて、どんどん泳ぐ距離を伸ばしていきます。

広々としたプールを貸していただけて本当に良かったですね。

1学期の間、しっかり練習して自分の目標を達成できるよう頑張りましょう。

 

 

夏の花、大きく育て!

町野公民館さんから、花のまちづくり事業として援助をいただいたので、校務士さんが選んでくれたベゴニアを3年生が植えてくれました。

正面玄関には、株式会社フマキラー様より、NPO法人東日本ネットワーク手にぎり隊様を通してご支援いただいた、『世界一大きなパンジー ボニータ』が長い間玄関を彩り、私たちを出迎えてくれていましたが、そろそろ春の花ともお別れの季節になりました。

1つのプランターに3つの苗、どんな配置にするか考えながら丁寧に植えます。

水やりもたっぷりして、震災で崩れた部分の階段を踏まないよう、安全と目隠しを兼ねて並べました。

これからの長い夏、みんなの芽と心をを楽しませてくれることでしょう。