日誌

2025年度

PTAレクリエーション

今月も、石川県シェアリングネイチャー協会のみなさんがご協力くださって、町野公民館で楽しいレクリエーション活動が行われました。

「町野で活動するよ」と全国のメンバーに発信したことで、日本各地のメンバーの方々からお菓子が送られてきたとのことです。

地図を広げて、お手紙やお菓子を送ってくださったのはどこの方なのか、荷札の差出人の住所で確認します。

岩手県、神奈川県、群馬県、兵庫県、奈良県、島根県、山口県…

こんなに遠いところから!とびっくりです。震災からやがて2年になりますが、こうして応援してくださる方がたくさんいらっしゃることに感謝の気持ちでいっぱいです。

ご当地ならではのお菓子もありみんな大喜びです。

今回はクリスマスらしいクラフト活動を準備してくださいました。

空き瓶をつかってのスノードームづくり。

保冷材の中のジェルを利用して使ってゆっくりと雪が降るように落ちてくるようになっています。

もう一つは、きれいなコードでつくるクリスマスカードです。

いただいたメッセージ・お手紙は学校に掲示してあります。あたたかい思いやりをありがとうございます。

そして、シェアリングネイチャー協会のみなさん、たくさんの準備をして遠いところを来てくださりありがとうございました。

応援メッセージありがとう!

12月14日(日)、町野第2仮設団地集会所で富山昭和ライオンズクラブさん主催の『のとスマイルフェスタ』が行われました。その際に、町野小学校へあてたメッセージを届けてくださいました。

メッセージを書いてくれたのは、富山市立芝園小学校のみなさんです。壁いっぱいになる数です。

丁寧な字で、復興を願っていますという言葉、がんばってねと励ましてくれる言葉が並んでいます。

折り紙を得意とする子どもたちもいるのでしょうか、いろいろな作品がメッセージと共にちりばめられています。

震災から2年、豪雨から1年数か月が経とうとしていますが、今もこうして能登の情報に触れ、応援してくれる子どもたちがいると思うと本当にうれしくなります。

感謝と共に、私たちも支えられるばかりでなく、「ありがとう、頑張っています!」というメッセージを発信したり、他の被災地への応援をしたりと、縁をつなげていけるようにしなければなりません。

芝園小学校の児童のみなさん、職員のみなさん、そしてメッセージを届けてくださった富山昭和ライオンズクラブのみなさん、ありがとうございました。

心のサポート授業

スクールカウンセラーの藤田実千代先生が、ゲストティーチャーとして、低・中・高に分けて、心のサポート授業を実施してくださいました。

子どもたちを、自分の心と静かに向き合わせながら、無理をしていないか、心と体の不調はないか、つらい気持ちを話せる人はいるかな、などと丁寧に語りかけてくださいました。

子どもたちが書いた『心のアンケート』を元に、一人一人の心の寄り添って、必要なケアをしていきます。

 

ごちそう給食、6年生に香箱ガニ!

知る人ぞ知る、6年生だけのカニ給食。今年も給食に香箱ガニを提供していただきました!

市の農林水産課 新甫さんが香箱ガニについて説明してくださいました。

資源としての、オスの加能ガニ・メスの香箱ガニを守るために、漁期以外にカニが入らないように網を改良したり、小型のカニや脱皮後間もないカニは逃がすなど、大切にしながら漁をしているのだそうです。

今日は輪島の海が時化ていたので、金沢から運んでくださったそうで、サイズも大きいものが届きました。

買えば高い高級食材の香箱ガニを給食で食べられるとは夢のようですね!

 

『香箱ガニのさばき方』の説明書や、チラシで作った殻入れも栄養教諭の飯田先生が準備してくださいました。

いざ実食!

 

自分でさばいて食べるのは初めての児童も美味しくいただきました。

新甫さん、準備してくださった多くのみなさん、ありがとうございました。

笑顔満開!なりたい自分になろう!

全校児童で、後期の『なりたい自分』のふりかえりをしました。

ひとりひとり、なりたい自分の姿は違うのですが、他の誰かのためにという、思いやりを大切する姿が多いように感じます。

みんなが笑顔になることをしたい

いろいろな人の手助けをしたい

笑顔でいられる自分、気配りを忘れない自分、ありがとうをもっと言える自分…

この2年間、たくさんの人から支えられてきた子どもたちです。その気持ちを忘れずに、今度は自分も誰かのためになりたい、支えたいという気持ちがそだっているのかなと思います。

そして、全校のみんなから励ましやアドバイスのメッセージが貼られています。大人が読んでも「なるほどな」と思わされるものもあり感心します。

こんな自分になりたい!という目標は子どもだけでなく、大人も持っていたいものです。

みんな、励まし合ってがんばろうね。

地面をしっかりつかむ足袋シューズ

校医でもある、地元 粟倉医院の大石先生とのご縁で、プロビーチバレーアスリートの小島利治選手が、株式会社丸五(MARUGO マルゴ)さんの足袋シューズをプレゼントしてくださいました。

子どもたちの足のサイズに合わせて全員の分のシューズを用意してくださいました。また、提供してくださった丸五さんも、「足袋シューズの協賛のことはアピールしなくていい、被災地の力になれたらそれでいい」と言ってくださったとのことです。本当にありがたいことです。

小島選手は、「しっかりと指で地面をつかむ新しい感覚、楽しんでください!」と言っておられました。ふつう歩きにくい砂のビーチでは、このシューズの方がしっかり歩けるのだそうです。そして、陸上競技、ランニングをするアスリートにも愛好者は多いのだそうです。

自分で買ってはくチャンスはなかなかない、足袋シューズ。靴下もセットでいただきました。

ちょっぴり早いクリスマスプレゼント、暖かくなって、この靴でグラウンドを思い切り走る日が待ち遠しいですね。

午後には輪島を出発しなければならないと、風のように去って行かれました。小島選手、大石先生、お忙しい中、ありがとうございました!

 

卒業の記念に~沈金パネル制作~

輪島市の小学6年生全員が卒業制作として取り組む沈金パネル。今年もその時期がやってきました。

輪島市6小学校の図工室をお借りして、沈金職人の方に指導していただきました。

のみの持ち方、彫る角度、力の入れ方などを教えていただきます。

 一人一人手を取って教えてくださいます。彫刻刀で彫る版画とは全然違ってむずかしい! 

直線、曲線、長い線、短い線。学校で描いた図案通りに彫れるように練習します。

慣れてきたらいよいよ本番。下絵を写して彫り始めます。

     
     

 金箔を入れてもらって完成です。2月に漆芸美術館に展示されたあと、卒業式には学校で展示します。

クリスマスまでの日々を楽しく!

震災後からずっと継続して応援してくださっている『町野大好きさん』のみなさんから、今年もアドベントカレンダーをいただきました。

 

 

 

今年はツリー型で、1日ひとつずつボックスの窓からオーナメントを取り出し、ツリーに飾るという楽しいものです。

職員室にもひとついただいています。

温かいご支援をいつもありがとうございます。今日は何が出るか、大人も楽しみにクリスマスを待ちます。

人権について考える

12月4日から12月10日までは人権について考える『人権週間』です。今年は、絵本の読み聞かせを行うことにしました。

人権ってなんだろう?先生のお話を聴きます。

生まれながらすべての人がもっているもの、人種・性別・国・信条に関わらずすべての人が大切にされ、差別されない権利です。でも残念ながら実際には、すべての人に保障されていないのでは?みんなで考えます。

放送・図書委員がしっかり練習をして読み聞かせをしてくれました。

友だち、きょうだい、自分の周りの人、町の中の名前も知らない人…

私たちはひとりひとりを同じように大切にしてあげられているでしょうか。

そして自分は大切にされているでしょうか。

絵本を聞き終わって、一人一人が自分の考える『人権』について、そして今までの自分についてふりかえり、感想を伝え合いました。

一人一人の心の中に響くものがあったようです。人権、大切にできる人になりたいですね。

全校集会

今日の全校集会は、保健給食委員会の発表です。県内でもインフルエンザの感染が拡大し、学級閉鎖・学年閉鎖の記事が新聞に載るようになってきました。タイムリーな発表です。

こまめな換気やバランスのとれた食事など、気をつけることについて説明してくれました。

感染症・病原体といった少し難しい話も丁寧に説明してくれました。

そのあとは、〇Xクイズで大切なことを確認しました。

説明をよく聞いていたつもりでも、回答が分かれる問題もあります。

終わった後は感想タイム。ほとんどの子が手を挙げてくれます。

一人一人が自分の言葉でしっかり感想を言えるのが町野っ子の素晴らしいところです。

保健給食委員のみなさん、ありがとう。感染症に気をつけて、学期末までみんな元気で登校してほしいですね。

 

サッカー楽しい!

日本サッカー協会のみなさんが子どもたちに楽しいレクリエーションを準備して来校してくださいました。被災直後から、学校・地域へ何度も支援に来てくださっています。豪雨の後は自家用車でスタッフの方が水を届けに来てくださっていました。

背の高い選手は日本代表の経験もあるハーフナー・マイク選手。オランダ出身で英語・オランダ語・日本語を話せるトリリンガルです。母語は日本語とのことで、楽しいジョークに子どもたちも大笑いです。

 

初めはコーンを置いてのドリブル練習やシュート練習。だんだん上手になります。

 

力いっぱいのシュート、気持ちいいですね。

慣れてきたら大人の選手3人とボール3個でのゲームです。

シュートが決まって喜んでいたら、背後で別のボールでゴールを決められていて、油断できません。

最後は子ども同士で真剣勝負。楽しい!

 

次の日、休み時間はいつもドッジボールばかりだった子どもたちが、体育館全面を使って、男女交じってサッカーを楽しんでいました。

遊びの幅がひとつ広がりました。運動量も多く、今の季節にいいスポーツです。サッカー協会のみなさん、子どもたちに楽しい時間と体験をありがとうございました!

 

楽しかった『うんち教室』

ネピアさんと日本トイレ協会のみなさんが来校され、心と体の健康のために、『うんち教室』を開催してくださいました。

うんち王子の登場です。

みんなにわかりやすく、どんなうんちがいいのか、いいうんちを出すにはどんなことに気をつけたらいいのかを教えてくれたり、一緒に考えてくれたりしました。

お腹の中の腸はとっても長い。

低学年は、トイレをがまんしないことやきれいに使うことが大切だということを学びました。

高学年は、ウイルスや菌のこと、髪を大切に使うことは森林を守るSDG’sにつながることも学びました。

ふだん話題にはしにくいトイレの話を今日はみんなで気持ちよく考えたり話したりできました。

日本トイレ協会のみなさん、ネピアのみなさん、うんち王子、ありがとうございました!

輪島塗の職人さんから学ぶ

4年生が、町野町在住の輪島塗職人、惣田登志樹(そうだとしき)さんに伝統工芸輪島塗の仕事について教えていただきました。

2024年には黄綬褒章(業務精励)を受賞され、輪島漆芸美術研修所でも教鞭をとられた経験をお持ちです。

輪島塗にはいろいろな工程がありますが、惣田さんは「塗り」の職人さんです。今年は「輪島市市勢功労者表彰」で学術文化功労者として表彰を受けられました。

何層にも塗っては研ぐお椀や、輪島塗の特徴のひとつである地の粉、自作されるといういろいろな大きさ太さの刷毛も見せていただきました。

地震と豪雨で大きく被災され、今はコンテナの仮工房でお仕事を続けていらっしゃる惣田さん。物静かな語り口ながら、美しく丈夫な輪島塗がいかに多くの職人さんの技術に支えられているかをわかりやすい言葉で教えてくださいました。

伝統を守り伝えていくために、この地でがんばっていくというベテラン職人さんのお話は、社会の学習でもあり、自分の将来を考える人生の学習ともなりました。惣田さん、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

 

里みちこさんお話会

島根県出身の詩人・エッセイスト、里みちこさん。PTA会長さん・輪島市の読書ボランティアの西浦貴子さんがご縁をつないでくださり、お話会が実現しました。言葉や漢字のなりたちのおもしろさを語ってくださいました。

午前中は12年生、午後は3年生以上がお話を聴きました。

海岸で見つけた流木や石にも詩を綴ったり、お手紙として使ったりするそうです。

大人も子どもも里みちこさんのあたたかくて不思議な魅力に取りつかれてしまうということがよくわかる時間でした。

 

 

道路復旧工事 現場見学会

刀祢建設さんのコーディネートで、道路復旧工事の現場見学をさせていただきました。

車の中から見かけることはあっても、間近でお仕事の様子を見ることはなかなかできません。

ヘルメットもお借りして、3年生~6年生と東陽中生徒と一緒に参加させていただきました。

現場の様子や工事の内容についてお話を聴きました。

リモコンで大きな重機の操作を体験しました。

クレーンの上げ下げやショベル部分を動かす操作も手元のリモコンで操作できます。

遠い県外からもリモートで操作できるのだそうです。PCの画面を見ながらオンラインで連携して作業されています。

現場までのぼるトロッコにも乗せていただきました。

ドローンを使って上空から現場の様子を見ることができます。

貴重な体験をありがとうございました。能登の復興に尽力してくださっているみなさんのお仕事を垣間見ることができました。長い時間をかけて危険と隣り合わせの作業を続けてくださっていることがわかり、みなさんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

今後もまだまだ長い時間をかけて復旧作業が続けられるとのことです。近い将来、一緒にお仕事をさせていただく児童生徒がいるかもしれませんね。安全に気をつけられて、これからもよろしくお願いいたします。

 

セラピューティックケアを学ぶ

遠く福岡県より認定NPO法人セラピューティック・ケア協会のみなさんがボランティアとして来てくださいました。

「手のぬくもりは心のぬくもり」を合言葉に、心身のストレスを和らげ、心を落ち着かせるケアを伝える活動をしておられます。仮設住宅への訪問もされているとのことです。

友だち同士や親子・家族間で、自分の手と心だけで人を癒すことができるケアと相手を思いやることの大切さを学びました。

 

道具も特別な場所も必要なく、いつでもできる心と体のケア、家庭でも実践していきたいですね。

 

学校公開3日目 学校保健委員会

学校公開3日目は、午後から学校保健委員会。学校歯科医の廣江雄幸先生に『口はいのちの入口』と題してご講演をいただきました。

地域の歯科医として検診や治療でお世話になっています ジュースには思った以上に砂糖が入っています

歯や口は心や脳の健康とも関係があります

いつもでもきれいな歯でいるためには?

子どもにとっても大人にとっても大切なお話をわかりやすく聞かせていただきました。

これからも歯と口の衛生や食習慣などを見直して生活していきたいと痛感した貴重な時間でした。

廣江先生、お忙しい中ためになるご講演をご準備いただきありがとうございました。

学校公開2日目 学習発表会

学校公開2日目は、午後から学習発表会の時間としました。

8月に予定されていた『ふるさと五千人の祭典』で発表する予定だったプログラムです。

開会の前に、遠路はるばる福井からライオンズクラブの皆さんがたくさんの支援を届けに来てくださいました。

お米やお菓子、文房具をいただき、学習発表会も観覧してたくさんの拍手をしていただきました。

 

歌「ケセラセラ」

リズムも歌詞もメロディーも難しい、でも子どもたちが大好きな歌です。一生懸命練習して覚えました。

ダンス「ダンスホール」

子どもたちのイラストを元に作った町野っ子Tシャツと、自分で選んだ色のバンダナで笑顔いっぱいに踊りました。

 34年生の調べ学習「発見!町野のみりょく」

 町野の祭りや統合前の小学校の様子について調べたことをスライドを使って紹介しました。

 

12年生 音読劇『おむすびころりん』

かわいいダンスも入れ、大きな声でセリフもゆっくりはっきり言えました。国語の学習の成果が伝わる発表でした。

 

56年生 「古代米アート田にチャレンジ!」

春から本手先生に教えていただいたアート田、季節ごとのたくさんの作業や地域の方のお手伝いをお願いするチラシ配りなどから、お米づくりの苦労と農家さんの思いを学びました。。

太鼓演奏 

キリコの行き帰りに演奏する道中太鼓と笛 郷愁をさそうメロディーです
祭り太鼓 小バイと大バイを交代しつつ演奏 低学年もうちわで祭り気分を盛り上げます

児童代表のあいさつ

「地域の皆さんに笑顔になってもらいたい、元気になってもらいたいと練習してきました」

さて、がんばってきた子どもたちの思いは届いたでしょうか。

 

学校公開1日目 楽しかった学校寄席

石川県では、11月1日を「いしかわ教育の日」とし、また、教育の日にふさわしい取組を集中的に展開する期間として11月1日から7日までを「いしかわ教育ウィーク」としています。町野小学校では、11月4日(火)から6日(木)までを学校公開として、保護者や地域のみなさまに日頃の教育活動を見ていただくとともに、子どもたちと一緒に楽しんだり学んだりする活動を準備しました。

1日目の4日(火)は、午後から『町野小学校でのと応援学校寄席』として、上方落語と太神楽曲芸を見せていただくことになりました。お囃子の豊田公美子さんが輪島市出身ということで実現したイベントです。来校してくださったのは、落語家の桂歌之助(かつら うたのすけ)さん、桂鯛蔵(かつら たいぞう)さん、太神楽曲芸師のラッキー舞さん、そしてお囃子の三味線を弾く豊田公美子さんの4人です。

 

鯛蔵さんの落語 オチのある話とは?

体験コーナー おいしそうにうどんを食べる演技のコツ

包丁の切っ先でお皿を回す大技

体験コーナー 簡単そうでむずかしい

桃太郎の話にはこんな深い意味があるとは! 子どもたちからの質問に1分で答えるコーナー
修行を積んで舞台に立つ夢を実現してきたみなさん 中学生や地域の方と一緒におおいに楽しみました

手の届くような距離で古典芸能に触れることができ、一流の方から『自分の選んだ道』についてお話を聞くことができた素晴らしい時間になりました。

 

ハロウィンによせてお菓子のプレゼント

いつも温かい応援をしてくださる町野大好きさんのみなさんから、お菓子をいただきました。

宝石のようなゼリーと名画のパッケージに入ったかわいらしいクッキー、宝物のようなお菓子です。美しい!

 

 

 いつもお心にかけていただいてありがとうございます。 みんな笑顔・元気で頑張っています!