日誌
【総探】野々市市高校生議会
令和7年7月23日(水) 野々市市高校生議会に2年生希望者
15名で参加してきました。
「野々市市高校生議会」とは、生徒が議長や議員となり、
議場で野々市市の議員さんに対し、質問や提言を行うとい
う野々市市議会の企画です。
6月頃から生徒ひとり一人が野々市市の学習環境や通学の
利便性向上、交通渋滞の解消、介護実施の増設など、まち
づくりの幅広いテーマについて質問を考えてきました。
例
生徒「学校や塾以外で勉強をできる場所が少ないと感じ
ます。家庭の事情で塾になかなか通えない子もいると思い
ます。図書館で勉強をするときも席が少なく、来たもの順
で席が埋まっていくため、以前私はせっかく勉強しに来た
のに勉強をできないということもありました。しかし学生
が誰でも気軽に利用できるような勉強スペースがあれば、
学生の勉強に対する向上心も上がると思いますし、場所に
困ることなく勉強に集中できる環境をつくることができる
と思います。勉強スペースの設置についてのお考えをお聞
きします。」
⇩
議員さん「学びの杜ののいちカレードの学習室が満席の場
合、市民学習センターの創作スタジオを予約のない時に開
放したい」
実際に主張を受け入れてもらえた質問もあれば、様々な
理由で受けていれてもらえなかった主張もありました。
最後に、粟市長から今回の質問を市政に反映したいとい
う言葉をいただくことができた。
生徒の感想(抜粋)
・色々大事なことを緊張で忘れてしまったので、事前に完璧なぐらい練習しないといけないと思った。貴重な機会をもらえてよかった。
・こんな貴重な機会二度とないと思って興味本位で参加したが参加してよかった。緊張するかと思ったけど楽しさが上回っていた。思っていたより、厳かな雰囲気ではなくやりやすかった。終わってから質問にもっと追記すればよかったかなーとも思ったけどもう無理なのでまた別の機会があればその時に推敲するための参考にしたいと思う。
・人生でまたと無い貴重な機会を頂いてとても嬉しい。
・日常をただ過ごすだけでは感じることができない市の行政現場というものを知ることができて良かった。
・主張が通って嬉しかったです。いい経験になりました!
【進路学習】大学出張講義&校内学校説明会
7月11日(金)の午後、2年生を対象とした大学出張講義が行われました。県内外から延べ16名もの大学の先生方をお迎えし、多様な研究分野の講義をしていただきました。
生徒は自分の進路志望や学びへの関心に基づき二つの講座を受講しました。事後の感想からは、「将来自分も講義してくれたお二人のように専門分野を詳しく語れるようになりたいと思った」「大学での講義がどんなふうに行われているか知るきっかけになったし、時間があっという間に過ぎて楽しかった」「今後の進路について考えるいい機会になった」など、前向きな言葉が多く聞かれました。
当日の講義テーマ一覧です。
・世界の地下水問題(富山県立大学)
・洗剤だけじゃない。界面活性剤の話。(金沢大学)
・熱の科学(金沢工業大学)
・南極の自然、その地球環境との関わり(富山大学)
・SNSデータから読み解く現代社会とこころの科学(北陸大学)
・友人関係をよりよくするために「聞く力」を身に付けよう(金沢学院大学)
・運動療法による身体の変化をみてみよう(金城大学)
・楽しく「法」を学び未来へ-「法学部」での学びについて(同志社大学)
・経済学へのいざない(金沢星稜大学)
・英語を認知言語学から観る(金沢大学)
・あなたのダイエット間違っていませんか?(北陸学院大学)
・高齢者への看護 -皮膚を守ろう-(石川県立看護大学)
・公共事業と環境への配慮(石川県立大学)
・キッチンの電磁気学(金沢工業大学)
・英語圏言語文化論 ~オーストラリアの場合~(公立小松大学)
・身近なタンパク質の話(石川県立大学)
講義終了後の放課後、場所をAL(アクティブラーニング)教室・視聴覚室に移し、全校生徒を対象とした学校説明会を行いました。講義に来ていただいた大学だけではなく、専門学校等の先生方も加わり、生徒の多様な進学ニーズに応じた個別相談会を開催しました。各ブースに多くの生徒が列をなし、真剣な面持ちで学校スタッフと対談していました。
【進路学習】3年生を対象とした入試制度説明会を行いました
7月10日(木)7限、ロングホームの時間に「様々な入試について」と題して、進路課主任から説明がありました。気温が高いこともあり、各教室でリモート配信されたスライドを見ながら、様々な進路希望について丁寧な説明を聞きました。生徒達は、自分の関係する入試について、熱心に耳を傾けメモを取っていました。説明を聞いた後、共通テストのマイページを作成しました。
【進路学習】第2回看護・医療系セミナーを実施しました
7月2日(水)
公立松任石川中央病院から看護師さんを2名お招きして、看護医療系セミナーを実施しました。
第1部では、看護職の仕事はどんなものなのか。必要な素質とは。看護師になるための道にはどのようなものがあるか等に関する講義を聴きました。
第2部では、実技を行いました。息を止め、血中酸素濃度を下げて苦しい患者さんの感覚を体験したり、血圧や脈を測ったりしました。
最後には、参加者全員が今回の感想を発表したり、積極的に講師の先生に質問したり、積極的に活動する姿が見えました。
素敵な医療人になるため、頑張っている姿が見られました。
【進路学習】1年生大学見学会
6月13日(金)
1年生は7つのコースに分かれて大学見学を行い、各コースで、午前に1校、午後に1校訪れました。
大学の模擬講義を受けたり、大学の説明を聞いたり、学食で食事をとったり、キャンパスツアーで校内を歩いたりしました。
高校卒業後にどのような選択肢があるのか、様々な角度から見聞きすることができました。
今後の文理選択や進路選択の参考にできたかと思います。
暑い中、1年生の皆さんお疲れ様でした!!
【R7年度修学旅行の記録】
1.日程:6月10日(火)~6月13日(金)
2.行先:北海道方面
新千歳空港、白老町(ウポポイ民族共生象徴空間)、ニセコ町(宿泊)、洞爺湖町(洞爺湖遊覧船)、壮瞥町(サイロ展望台)、ニセコ町(自然体験・宿泊)、小樽市(班別研修)、札幌市(宿泊)、千歳市(さけのふるさと千歳水族館)、新千歳空港
※A隊・B隊で一部行程が前後します
MEX金沢2025
令和7年5月16日(金) 「MEX金沢2025」に希望者55名で参加してきました。
※MEXは「Machinery Electronics Exhibition」の略であり、「MEX金沢」とは北陸最大級の機会工業見本市のことです
生徒たちはそれぞれの目的をもって臨みました。
・工業系で自分の興味がある分野を知りたい。
・文系、理系の選択に活かしたい。
・現在の工業がどのように進化しているのかを知りたい。
・どんな会社があるのかを知りたい。
(以下の写真は企業の方に特別な許可を貰って撮影させてもらっています。)
生徒たちは様々な企業の展示に目を輝かせていました。
企業の方で明倫の卒業生の方もいました。どの企業の方も暖かく対応してくださいました。
どの生徒も積極的にインタビューや体験を行い、学びの多い充実した日になっているようでした。
以下生徒の感想(抜粋)です。
・自分は工業系の進路は考えていなかったが、今回の体験を通して、思ったよりも興味が惹かれるものが多く、進路を決める参考になった。
・工業では機械を作ることもあればその機械でものを作るものもあったりもの同士をぶつけてピカピカに磨いているとこもあり工業の会社でも色々な種類があることに気づきました。工業で人を助けたり、ものを作ったりなどとても便利で面白いものがあってもっと深く知りたいと思いました。
・AIを使った会社やSDGsに向けた会社があった。蛍光灯や金属のゴミをお金を貰って受け取りそれを99%リサイクルし、それを商品として売るのが天才!って思った。
・工業の印象とはまた違う視点があり面白かった。工業系の分野にも色々あり製造、電気、バイオもあり幅広い分野があった。今日MEXに行ってみて自分の合っていそうな職種があったり新しい発見があり、大学の進学先を考える良い経験になりました。
令和7年度1年生オリエンテーション
1年生が入学して2日目の9日(水)、学年全体でのオリエンテーションが行われました。
山元学年主任の話から始まり、教務課、生徒課、進路指導課、相談室、保健環境課それぞれの主任から、明倫で学校生活を送っていく上で知っておくべきことについて話がありました。その後には、交通安全教室・スマホ安全教室も行われました。
たくさんの話があり、1年生には長い1日だったと思います。新しい環境での生活に早く慣れて、1年生一人ひとりが自分らしく明倫で過ごしていけるよう、1年学年団全員でサポートして行きます。
日本旅行メタバース体験~観光×DX~
令和7年3月27日(木)に生徒15名で日本旅行金沢支店(勤労者プラザ)を訪問しました。
まず、講義をしてくださったのは日本旅行の紺谷さんです。
日本旅行は、コロナ禍による旅行意欲の低下に負けずに、「顧客と地域のソリューション企業グループ」として、ソリューション事業、ツーリズム事業、インバウンド事業を通じて地域課題の解決に取り組んできたことを語ってくださいました。
教育ソリューション事業としてメタバース体験をさせていただきました。
メタバース体験を担当してくださるのは、日本旅行の中村さんです。
・メタバースとは仮想空間とアバターを合わせたもの
・当初はメタバース内でいつでも旅行が行ける商品を作ろうとしていたが、全く需要がなかった。
・Life is a journey. 人生も旅行であることに気づき、人生を豊かにすること=社会課題の解決のため様々なメタバースコンテンツを制作している。
実際にメタバースを体験させてもらいました。まずはアバター作りです。
練習として二口先生を各班ごとに作りました。
その後実際にメタバース空間で動かすアバターを作りました。
(ウッディ、日本の妖精、渡邊圭祐さん、高嶋 ちさ子さんをイメージ)
1億通りのアバターを作ることが可能です。
メタバース空間内でアバターを動かしました。
このソフトは同時翻訳(24か国語)がついており、メタバース空間内で出会えば会話ができます。
将来的には脳波をキャッチして動かせるようにしたいそうです。
実際の活用事例として
・メタバース婚活
・メタバース物産展
・親子で楽しめるバーチャル博物館(24時間入れる)
・不登校支援 など
メタバース体験後は地域課題の解決のためにメタバースがどう活かせるかを班で考えました。
たくさんの新しいアイディアが生まれました。
最後に日本旅行さんの会社見学をさせていただきました。
どの方も暖かく対応してくださいました。日本旅行がいろんな人に愛されている会社であることが実感できました。
以下生徒の感想(抜粋)です。
・場所にとらわれずに世界中の人とつながれて、現実ではできない体験ができるのがとても面白いと思った。障害がある方も自由に行動ができて、たくさんの人とコミュニケーションをとれるので、もっとメタバースが広まったらいいなと思った。ライブやコンサートなどのイベントを自宅にいながら楽しめるようになったらすごく良いなと思った。
・ゲーム以外で仮想空間に触れることがなかったので新鮮な体験だった。今回得た知識も今後の進路を考える上で活かしていきたい
・メタバースによって今問題とされているジェンダー差別や民種差別が今よりも解決の方向に向かうといいなと思った。家で動けない人や外に出るのがあまり好きじゃない人でも、アバターなどを使って自由に色んな場所を見ることができてすごいなと思った。
学びと気づきの多い1日になりました。
石川県立看護大学訪問~看護×DX~
令和7年3月26日(水)に生徒15名で石川県立看護大学を訪問しました。
協同研究講座ウェルビーイング看護学 松本 勝 教授に
石川県立看護大学のDXに関する取り組みについて講義をしていただきました。
現代の看護の世界では一人ひとりが多様な幸せを目指すwell-beingが求められている。
世界的にも今後はSDGsからSWGs(サステナブル・ウェルビーイング・ゴールズ)へ移行が予想されている。
社会の要請に応じて、看護の世界ではデジタル技術の研究が進んできている。
特に超音波診断装置(エコー)による可視化の実現により、訪問看護の現場でも看護師が勘や経験に頼らず、適切に処置ができる仕組みが出てきている ということを知りました。
講義の後はDX機器の体験をさせていただきました。
コミュニケーションロボットとのふれあい 体圧分布の可視化
VRゴーグル体験 MRゴーグル体験
エコーによる体内の可視化体験 無拘束バイタルサインの計測
看護のイメージが180度変わるような体験ばかりでした。
最後に本校卒業生5名に来てもらい交流会を行いました。
卒業生からは普段聞くことができない看護学生の生の声を聞くことができました。
卒業生の立派な姿に、現役生は憧れの眼差しでたくさんの質問を投げかけていました。
以下生徒の感想(抜粋)です。
・SWGsを意識した授業やVRなど最新技術を使った授業をしていることを知ることが出来ました。VRを使うことで多くの人が効率的になることが知れたので、次は実際にVRを使った授業を受けてみたいと思いました。ドラマで何度も観ていたエコーを実際に体験できてとても楽しかったです。
・看護学にもデジタル化が進んでいることを知ることが出来ました。特に印象に残っているのはVRで教科書などを見ることができたり、疑似体験などができることに驚きを感じました。AIを活用したものが普通になってきているということにも興味を持ちました。
・患者さんに寄り添うこと以外にも、超音波を使って看護師が患者さんと向き合うとこは凄い医療の進化だと実感した。自分の進路はまだ決まってないけどこの機会も参考にして考えてかいきたいです。
・現代はデジタル化が進んでいて、今ある仕事は無くなるかもしれないけど、看護は無くならないと聞いて、看護師はいい仕事だなと思いました。DXを体験したときも、VRやロボットなどを使った授業ができるのはすごいなと思いました。最後に、明倫の卒業生と交流して、いい話やためになる話などが聞けて、よかったです。
とても学びの多い良い1日になりました。