大会推進委員長より
        第51回 石川県理科教育研究大会 加賀大会 にむけて
                加賀大会 大会推進委員長 竹中 哲男
                    (加賀市立湖北小学校 校長)
   
昨年の節目ともいえる第50回の石川県理科教育研究大会が成功裏に終え、51回目の大会を加賀の地で開催できることは私たち加賀市の理科教育に携わる者として大きな喜びです。
 

この石川県理科教育研究大会はこれまで,石川県理科教育研究協議会が主催し,県教育委員会や県科学教育振興会,開催地区の市町教育委員会等の後援と,開催地区の小中高の先生方が連携し、どの大会も大成功を収めて参りました。小学校から高等学校までが一堂に会し、授業を公開し、学び合うという大会は全国的にも珍しく、その教育的価値は高いと感じております。

今回の第51回大会は、10月22日(水)に大会主題を「小・中・高をつなぐ理科教育のあり方」,副題を「実感を伴った理解を図る理科学習」と設定し、開催します。バーチャルな世界が世の中を席巻する現代に於いて、実験などを通して具体的な事象と向き合い、科学の楽しさ、有用性を感じるよう研究・実践に取り組んでおります。
 
加賀市は石川県で地理的には最も南に位置する市です。参加者の皆さんの利便性も考慮に入れ、公開授業の順番を加賀市内の北から順に作見小学校、次に大聖寺高等学校、最後に錦城中学校とすることにしました。また、最後の錦城中学校では全体会・講演も行い、できるだけ移動がないようにもしてみました。
 

今回の講演者は、東京大学大学院総合文化研究科教授 石浦 章一 氏をお迎えすることとなっています。石浦先生は金沢市のご出身で、脳科学・アルツハイマー病の研究の第一人者であると共にたくさんの著書で、難しい脳科学の世界をわかりやすく、楽しく表現していただいています。今回も「脳科学と理科教育」という演題での講演です。楽しみにしていただきたいと思います。道路状況がよくなったとはいえ、加賀市まで朝早くに来ていただくのは大変だとは思います。40名あまりのスタッフがなんとか県内外の理科教師を迎え、よい大会にしたいと準備をしております。どうぞひとりでもたくさんの方に参加していただきたいと思います。