校長ブログ

令和5年度石川県高等学校定時制通信制教育研究会

 県内の定時制通信制高等学校教職員の学びの場である、教育研究会の総会がコスモアイル羽咋でありました。その中で、妙法寺住職の高野誠鮮さんによる講演がありました。演題は、「能登の活性化をめざして~地元を支える生徒の育成~」です。

 高野さんは、羽咋市役所勤務時代に、UFOで町おこしをしたり、ローマ法王に神子原米を献上し、「ローマ法王に米を食べさせた男」として「スーパー公務員」と言われた方です。

 そのエネルギッシュなお話に引き込まれ、あっという間に時間が過ぎました。

 印象に残った言葉

  • 成功するまで失敗すればよい
  • 知を識にする
  • できない理由を考えない
  • 考えているだけではなく、やってみる 

 また今年度の研究テーマは

個別最適な学びと協働的な学びの充実のために、生徒が1人1台端末を利用するような授業の展開」です。

 9月から12月にかけて公開授業を設けるとともに、1月の研究発表会に向けて、「学び合い」ます。

生徒の皆さんへ ~避難訓練から学んだこと~

 今日は防災・避難訓練及び起震車による地震体験がありました。消防署の方が皆さんに伝えられたとおり、どのような状況においても、「冷静に対応する」ことを忘れないでください。

 また、訓練後にお話を伺った際に言われたのは、実際に避難をする際には、「優先順位」を考えて「臨機応変に行動してください」ということでした。

 優先されるのは、「自分の身を守る」ことです。

 

企業から学ぶこと

 学校前の公園に植えてある紫陽花がとても綺麗に咲いています。季節が春から夏へと変わりつつあることを感じさせてくれます。

 さて、ここ最近、企業の方と接する機会が増えています。出前授業の打ち合わせ、定時制・通信制高校生を対象とした企業ガイダンスに関わること、そして卒業生の様子などです。卒業生については「頑張っていますよ」というお話をしていただき、ほっとしています。

 企業の方に、就職する際にどんな力が求められますかと伺うと、「コミュニケーション力」という言葉が返ってきます。

 教育課程全体を通して、「コミュニケーション力」を含め、「社会で求められる力」を育みたいと、改めて感じています。

能登の里山里海から見えてくること・気づくこと

 「地域の特色を活かしたふるさと教育推進事業」の本校のプログラムの1つとして、元金沢大学特任教授の宇野文夫先生から標記の演題で講演がありました。

 能登が「シギ、チドリ、アサギマダラといった渡りの習性のある生物」にとって大事な中継地であることや、環境や人に優しい風土であることなどについて、改めて考えさせられました。

 先日の神子原の棚田見学や千里浜の清掃ボランティアで学んだことと結びつけながら、ふるさとに関する学びを深めていきます。

第72回石川県高等学校定時制通信制総合体育大会

 標記の大会が、いしかわ総合スポーツセンターで開催され、本校からバドミントン競技に4名、卓球競技に1名が参加し、出場者全員が日頃の練習の成果を発揮しました。

 中でもバドミントン競技の竹内さんと卓球競技の山本さんは1回戦を突破し、嬉しい勝利を勝ち取りました。

 この大会に向けて積み重ねてきたことや、大会に参加して感じたことを今後の糧にして、次の目標に向けてがんばってほしいと思います。

第72回全国高等学校定時制通信制教育振興会北信越地区富山大会

 標記の大会が4年ぶりに対面で開催されました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響が、いかに大きいものであるのかについて、改めて感じました。

 研究協議会では、本校の北川先生が「生徒と就業先を丁寧につなぐ~羽松・就業支援(SCA)の取り組みについて~」と題して、発表されました。他校の先生方から質問が相次ぎ、本校の取り組みへの関心の高さが伺えました。

 他校の取り組みを知る機会となり、たいへん有意義な研究協議会となりました。

 ありがとうございました。

県高等学校定時制通信制総合体育大会壮行式

 今年度の県高等学校定時制通信制総体壮行式が行われました。本校からは卓球競技に1名、バドミントン競技に4名が出場します。壮行式には生徒を代表して生徒会副会長からだけではなく、同窓会会長の西塔正樹様からも、選手に熱いエールを送っていただきました。

 今まで指導を受けた先生方に感謝しながら、自分の目標に向かって精一杯試合に臨み、勝利はもちろんのこと、得るものが多い大会になってほしいと思います。

体育祭

 生徒会が企画し、みんなが楽しみにしていた体育祭が行われました。競技は玉入れ、ジェスチャーゲーム、ボッチャ、借り物競争、フリスビー的当ての5種目で、学年対抗で行われました。

 中でもボッチャは特に盛り上がり、作戦を考えながらそれぞれが奮闘し、勝利を目指して歓声が沸き上がっていました。生徒間はもちろん、教職員との距離も一気に縮まった感じです。

 総合優勝は1年次生でした。とても楽しい日となりました。企画と準備を担当した生徒会のみなさんに感謝です。

GIGA校内研修

 「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実のための、1人1台端末の活用に向けて、校内研修が行われました。GIGA校内研修リーダーからは、今年度の校内研修のアイディアと実践例の説明がありました。アイディアの1つは観点別評価に繋げる活用、もう1つは協働的な学びに繋げる活用です。実践例は、「ロイロノート」での共有ノートの作成についてでした。

 また、ICT支援員さんからは、Chromebookのフィルタリング・ウイルス対策等についてと、Chromebookのホームページ画面について提案等がありました。

 今後、実践を共有しながら、お互い学び合い、主体的・対話的で深い学びに繋げていきます。

セルフエンパワメント

 周囲の水田に植えられた稲の緑が映えるようになり、晴天での暑さと共に6月に入ったことを実感しています。

 今日は本校では「セルフエンパワメント」という科目として開講している通級の開講式がありました。初日ということで生徒たちは緊張していましたが、本人の意思を大切にし、また保護者の皆様との連携を密にして進めて参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

読書のすすめ

 中間考査が始まりました。青空が広がる爽やかな天気に気持ちを整えてもらいながら、試験に一生懸命取り組んでいる姿が見られました。6月2日(金)まで続きますが、頑張ってほしいと思います。

 放課後、教室を回っていると、置かれている4冊の本に目がとまりました。授業に関係する本を、図書委員の生徒が選んでくれたそうです。

 ある本のあとがきの「人生には、何気なく手に取った一冊の本が、翌朝からの景色を一変させてしまうような出逢いがあります」ということばに、心が揺さぶられたことがあります。人との出逢いもそれと良く似ています。本との素敵な出逢いがありますように!

学び合う

 今日は金沢星稜大学教授の新谷洋介先生に来ていただき、職員研修を行いました。この研修には、①事例検討、②1人1台端末の効果的な活用(「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実)、という2つの軸がありました。

 個別の事例についての検討を、Chromebookを使い、ロイロノートで意見を共有しながら、担当者がファシリテーターを務めました。

 「チーム羽松」として学び合う有意義な時間となりました。

清掃をとおして学ぶこと

   今日は月1回のクリーンデイでした。クリーンデイとは、毎日の清掃時間で掃除をしていない場所を掃除し、自主的に学校の美化に努める態度を育成するための取組です。

 本校は校舎内がとても綺麗です。これは、学務員さんが環境整備に尽力されているからですが、生徒達も負けずに学び舎を綺麗にしています。

 世界一清潔な空港を支える新津春子さんのドキュメントを視聴して、仕事に対する思いに感銘を受けたことを思い出しました。

 学ぶ場は何も教室だけではありません。清掃をとおして、様々なことを感じて、人として成長してほしいと思います。

まず身近なルールを守ることから

 羽咋警察署生活安全課の山田さんと交通課の木下さんに来ていただき、薬物乱用防止教室と交通安全教室を実施しました。

 印象に残ったのは…。

 ・まず身近なルールを守ることから初めてください

  という言葉でした。

 自分とは関係のないことではなく、伝えられた内容を自分事として受け止めて自己指導能力を高め、命を大切にしてほしいと思います。

 

神子原の棚田探訪

「地域の特色を活かしたふるさと教育事業」のプログラムの1つとして、神子原の棚田を全校生徒で見学してきました。羽咋にある神子原の棚田は能登の里山を実感できるものでした。神子原に住んでいる武藤一樹さんからの説明から、この地域の良さを感じると共に、熱い想いを持って地域の活性化に尽力されているお話を、生徒達は真剣な表情で聞いていました。11月には講話というかたちで、学校でお話を聞ける予定となっています。地域の豊かさと課題、働くことの意義を考えられる日になりました。ありがとうございました。

 

千里浜清掃ボランティア

全校生徒と教職員で、千里浜清掃ボランティアを行ってきました。

朝、雨が降っており実施が危ぶまれましたが、天候は持ち直し、風はありましたが、波も穏やかで良い日となりました。

何より生徒達の生き生きとした姿が見られ、無事実施できたことに感謝しています。

最後は、一人一人砂を海岸に戻し、浸食から千里浜海岸を守るための活動「一人一砂運動」にも参加し、千里浜が抱えている問題を実感することもできました。

実施にあたり、NPO団体ソレイユ代表 松永幸則さんにご協力いただき、海岸清掃の意義と千里浜が抱えている課題等を教えていただきました。ご協力ありがとうございました。

 

相手を思いやる

晴天のもと、青空と木々の緑が映える良い日となりました。

今日は、ネットトラブル防止教室がありました。

まずは、スマホやインターネットを使う際は、リスクを考えること。

*「リスク=起こりやすさ×被害の大きさ

「SNSで気をつけたいこと」、「自分や友達の情報」、「姿の見えない人とのやりとり」、「メッセージのやりとり」の項目に分けて内容が進みました。

人によって言葉の使い方や受け取り方が違うことがある

対面ではないコミュニケーションは、相手にダイレクトに伝わりやすい

 スマホの利用にとどまらず、「相手を思いやって行動する」ことが伝わってくれたらと思います。

ふるさとの杜

 先日、宝達志水町(旧県農業短大付属農場跡地)にあるイチョウ並木を訪ねました。秋には色づいて綺麗になることが感じられ、再度訪れてみたいと思いました。

 さて、本校には「ふるさとの杜」と称する憩いの森があります。これは、昭和54年に生徒出身県の県木の寄贈の依頼をしたところ、送られてきた樹木です。本校の歴史を紐解くと、地域産業の興隆に合わせた全国区の学校であったことがわかります。遠く北海道や鹿児島出身の生徒達も本校で学びました。

 樹木は直接語りませんが、木立にいると本校の歴史と、在籍した同窓生の想いが伝わってきます。

メッセージ

 今日は学校公開日に合わせて、学校近くのコスモアイル羽咋大ホールで行われた、大阪桐蔭高等学校吹奏楽部特別公演(羽咋ロータリークラブ創立50周年記念事業)に学校全体で行ってきました。午前の部は学生限定公演でしたが満席で、圧巻のステージでした。

 指揮をされていた監督の先生が話されていましたが、音だけではなくてそこに歌詞が加わると、よりメッセージが伝わるとのことで、部員が歌ったり演じたりするミュージカル演奏が3曲あり、公演の半分を占めていました。

 本校の生徒にも演奏に込められたメッセージが伝わったてくれたらと思います。

育てる

 やすらぎ教室には、体験学習ができるように「やすらぎファーム」があります。相談員の先生が、野菜(ナス・オクラ・ピーマン・トマトなど)の苗を植えられました。

 苗を植えるにあたっては耕起、元肥、畝づくりなどの準備、収穫に至るまでには水やり、追肥、除草などの世話が必要です。

 よかれと思って水や肥料を与えすぎると、根がだめになって枯れてしまいます。根を生やすために、あえて水やりを控えることや、肥料を与える量やタイミングが、後の収穫に大きく影響してきます。

 私自身も花などを育てていますが、人を育てることにも通じていると、本当に思います。

 花が咲き、実がなり、収穫できたときの喜びはひとしおですね。