校長ブログ

生活体験発表会(青春のこだま)校内予選会

 10月12日に金沢泉丘高等学校で開催される「第72回県定通生活体験発表会(青春のこだま)」の校内予選会がありました。今年度の新しい取組として、場所を体育館ではなく、発表者のいる図書室と各教室をオンラインで繋いで実施しました。

 クラスから選ばれた代表者6名が、生活体験に基づいた「自分自身について」、飾らない自分の言葉で語ってくれました。

 来賓の本校教育振興会 会長 西塔 正樹さんからは、「緊張感がある中で、最後までやり遂げたことを自信にしてほしい」というお話がありました。西塔さんは本校の卒業生でもあり、自身の校内予選会での思い出を熱く語っていただきました。生徒にとって、とても貴重な時間にもなりました。

「自分のことを見つめて」「緊張感のあるなか」「人前で話すこと」を乗り越えた生徒達に、成長を感じると共に、この経験を将来に活かして欲しいと、心からエールを送りました。

 みんな、よく頑張った!

学び直し週間が始まりました!

 本日から『学び直し週間』が始まりました。これは、先日の到達度テストから「学び直す」ことが必要な項目を洗い出し、1人1台端末に配信された講義動画と課題を使って、「自分と向き合いながら、自らのペースで、自らの学び」を行う取組です。

 昨年度の構想から先進校の視察を経て、満を持して実施したものです。先進校では、「モジュール授業」という形態で実施しているところもありますが、本校では毎月1週間、1限目が始まる前に時間を設けることとしました。

 自分と向き合いながら、「主体的な学び」に繋がってほしいと思います。

 静かな中で、落ち着いて学んでいる姿が見られました。

個別最適な学びに向けて

 今年度の新しい取組の1つとして、全校統一の「到達度テスト」を実施しました。

 これは、学習教材である「スタディサプリ」((株)リクルート)を日々活用している中で、「個別最適な学び」をより実現するために実施したものです。

 学びの状況を客観的に把握するだけではなく、個に応じた課題を配信し、9月9日から始まる「学び直し週間」で、生徒それぞれが自分と向き合い、「主体的な学び」を行っていくことにしています。

 テスト実施の際は、1人1台端末をそれぞれが難なく活用している様子が見られました。

GIGA StuDX 推進チームによる伴走支援

 文部科学省初等中等教育局 GIGA StuDX推進チームにお願いして、校内研修を行いました。Google Classroom とChatスペースを利用しながら、同時双方向型の研修となりました。研修の進め方そのものが同時双方向での学びとなっており、『「教職員の学び」と「生徒の学び」は相似する』ということを実感することとなりました。

 今回は

  • 学びの変革(リーディングDXスクール等の事例から)
  • 時代と子供たちを取り巻く環境の変化(社会の変化と学習指導要領)
  • 学力観の転換(資質・能力の三つの柱と学び方の変革)
  • 1人1台端末環境が支える令和の日本型学校教育

 という内容で、「なぜ個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実が必要なのか」ということと、そこに「1人1台端末の活用がいかに有効なのか」ということを、改めて学ぶ有意義な時間となりました。

 次回は、より具体的な実践を学ぶ研修会を10月に実施する予定です。

 

探究フィールドリサーチ

 総合的な探究の時間の取組として、フィールドリサーチを行いました。行き先は、「国際朱鷺交流資料館」と「LAKUNAはくい」です。

 「国際朱鷺交流資料館」では、朱鷺保護に尽力されている 村本義雄 さんに、ご自身の半生と朱鷺との関わりについて伺いました。昭和27年に朱鷺が特別天然記念物になったことなど、実体験に基づく貴重なお話を聴くことができました。

 「LAKUNAはくい」では、地域活性化のための活動スペースを体験し、アートスタジオを借りて、今後の探究活動について話し合いました。

 このフィールドワークには、以前からお世話になっている、金沢大学地域創造学類の中谷陽さんにも参加していただき、新たな視点で探究活動を見つめ直しました。

 貴重なお話やアドヴァイスをありがとうございました。