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校長日誌

R7.1.7 3学期始業式 校長挨拶

 

 令和7年の羽咋工業高校が始まりました。休む生徒が少なくて、殆どの生徒が元気に登校してきました。こんな嬉しいことはありません。本当に素晴らしい若者達です。今日は第53回カルタ大会で一日が終わります。外は大嵐で寒い中、会場は大いに盛り上がりました。(^_^)

 校長訓話として、どうしても昨年の正月のことを話さずにはいられませんでした。昨年は能登の私達 誰にとっても絶対に忘れられない一年でした。皆で元気に過ごそうと、助け合ってここまできました。そして将来のある若者に託すべきことは何だろうと自問する日々、そして学校でした。

校長訓話

「みんな、明けましておめでとう。みんな良く来たね。本当に良く来ました。みんながこのように学校に来れたことを本当に嬉しく思います。

 昨年は、3学期始業式がいつものようにできませんでした。みんな今年の正月は平穏に過ごせましたか?それぞれが、それぞれの思いで正月を迎えたと思います。

 昨年、大変な災難を経験しました。その時わかったことがみんなあると思います。それは何ですか?「当たり前」が実は大切であった。ということです。普段当たり前に使っていた 「水」がない、「電気」がない、「トイレ」がつかえない。今は当たり前にありますが、1年前はそれらが、どれほど大切なものなのかわかったはずです。そして、一番わかった大切なことは、「命」があるということです。

 命と志さえあれば、何でもできます。これさえあれば何でもできます。皆さん、あなた方の未来はこれからです。

 あれから1年経って、慣れてきていませんか。何が大切か。自分に志を立てて、眠っている自分を奮い立たせて、一歩ずつ前に進みなさい。挑戦しなさい。能登の人同士優しい気持ちで、助け合いなさい。 おわり。」

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12/23 2学期終業式

12/23(月)2学期終業式を行いました。

 この冬初めて朝から雪が積もり、やっと本来の北陸の冬と感じましたが、さすがに冷えて、骨身に堪えます。女子生徒はこんな中でも、タイツを履いていないので「大丈夫?」と出会う生徒全員に声をかけていました。

 インフルエンザが全国や県内に猛威を振るい、我が校でも先週金曜日に1クラスと1部活動を閉鎖しました。本日心配されましたが、感染対策を万全にし、無事2学期が終わる行事を開催でき、生徒は冬休みに向けて心を整えていました。

 こんな風邪が流行している状況でも、32Hは全員出席で遅刻も0でした。すごいクラスですし、学校のことが大好きなのだろうと嬉しく思いました。

 激・激動の令和6年も終わろうとしています。生徒や職員には、震災からよくここまで生活し、学校に来ることができたと大いに褒めました。本当にいろいろな出来事がありました。ひとつひとつがあまりにも大きすぎました。人間というもの、人生というものを改めて深く深く考えました。生徒に「何が大切なのか」を訴え続けた令和6年でした。

 それでは恒例の校長訓話の内容を載せます。私の話の筋は一貫しています。「人生二度無し」です。萬燈行も加えています。本校生徒には、何が大切かをしっかり理解し、社会に貢献できる人間として卒業してもらいたいと、本気で思っています。未来ある若者に託すのみです。(^_^)

2学期校長訓話

「いよいよ令和6年も学校は今日が最後です。インフルエンザにかかった人は非常に残念ですが、皆でここまで生活できたことを、互いに喜ぼうね。

今から皆に質問するので反応してください。〇、✖で。まず練習。

第一問.

皆、この2学期、「人生二度無し」一生に一度しかない今、高校時代と思って生活しましたか。⇒半分以上〇

第二問

今年の本校のスローガンは知っていますか。⇒ほとんどが✖

正解「地域の未来を拓くために、教師と生徒が共に学び続け挑戦する学校」

 

3年生。この2学期は、就職試験、進学試験がありました。就職希望者、全員合格おめでとう。進学者で合格した生徒おめでとう。内定がまだの者は合格するまで頑張れ!

合格者は、内定取り消しにならないよう生活しなさい。

それでは、二学期の最後は、皆さんに今渡した萬燈行を読んで終わりにしましょう。

『萬(まん)燈(とう)行(ぎょう)

内外の状況を深く思いなさい。

このままで行けば、日本は、この地域は、自滅するほかありません。

我々はこれをどうすることもできないのでしょうか。

我々が何もしなければ、誰がどうしてくれましょうか。

我々が何とかするほかないのです。

我々は能登を・日本をかえることができます。

暗黒を嘆くより、一(いっ)燈(とう)をつけましょう。

我々はまず我々の周囲の暗闇(くらやみ)を照らす一燈になりましょう。

手の届く限り、至る所に燈(とう)明(みょう)を供えましょう。

一人一燈なれば、萬人(まんにん)萬(まん)燈(とう)です。

能登・日本はたちまち明るくなるでしょう。

これ我々の萬(まん)燈(とう)行(ぎょう)であります。

互いに真剣にこの行に励もうではありませんか。』

おわり

 

ー追記ー いつも本校のホームページを見ていただいている貴方へ。皆様に平穏な日々が訪れ、皆様の周りが笑顔あふれることを、心より祈念しております。どうか、良いお年をお迎えください。笑

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12/10 ふと空を見上げると(^_^)

12/10(火)、最近天候は曇りや雨、そして急激に寒くなってきています。

朝、出勤して空を見上げると、ご覧のような綺麗な虹が浮かんでいました。

若竹の像と本校校舎、そのバックに虹の大円。本校は絵になりますね!

本校生徒と教員、職員が良い年の瀬になるよう、そして良い年を迎えられるよう祈念しております。

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9/2 2学期始業式 校長訓話

 まず、台風10号で被害の遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。

 本日朝から雨が降り続きましたが、有り難いことに電車も遅れが出ず、無事始業式ができました。

 まず、校歌の大合唱から始まり、次に校長訓話。生徒・先生共に真剣に聴いて、考えていました。その内容をお読みください。

 

「生徒も先生も元気な挨拶頼みますよ。みんな、おはよう。

皆、夏休み中は元気に過ごせましたか。まず、無事にこの2学期始業式を迎えたことを心から嬉しく思っています。

 

 3年生。この2学期は、就職試験、進学試験があります。毎日、精一杯準備をして、必ず全員合格しなさい。その覚悟はできていますか。

 そして、皆、羽工祭があります。素晴らしい羽工祭にしてくださいね。そんな気持ちはありますか。

 

 いよいよ2学期です。この一生のうちで一回しかないこの大切な時間を充実させるには、どうすれば良いですか。

今、頭にしっかりありますか。

 

 今から私が言う言葉を自分に置き換えて考えてください。

 

 そう、人生二度無し。自立。卒業式にむけて。命のこと。今年は特に 先生・生徒共に挑戦。

 

 皆さんに、勉強して欲しいことは、人生の生き方の勉強です。これが本当の勉強です。学校の各教科はそのための手段です。

 

 一学期の最後に話した『萬燈行』が人生の勉強です。大切なので皆さんにもう一度伝えます。

『萬燈行

内外の状況を深く思いなさい。

このままで行けば、日本は、この地域は、自滅するほかありません。

我々はこれをどうすることもできないのでしょうか。

我々が何もしなければ、誰がどうしてくれましょうか。

我々が何とかするほかないのです。

我々は能登を・日本をかえることができます。

暗黒を嘆くより、一燈をつけましょう。

我々はまず我々の周囲の暗闇を照らす一燈になりましょう。

手の届く限り、至る所に燈明を供えましょう。

一人一燈なれば、萬人萬燈です。

能登・日本はたちまち明るくなるでしょう。

これ我々の萬燈行であります。

互いに真剣にこの行に励もうではありませんか。』

 

これは、私から皆にプリントしますから、後で担任からもらってくださいね。     おわり

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7/19(金) 1学期終業式 校長講話

 本日は、非常に暑い日で体育館は蒸し風呂状態でした。しかし、本校生徒はだらけることなく、真剣な顔つきで全員私の話を聞いてくれました。

 さすが我が誇りの生徒達です。ここまで指導していただいている先生方にも感謝です。

 さて、終業式の講話を、次のように話しました。

「この一学期、学校全体を見ていました。みんなよく頑張っていましたね。

では、一人一人はどうですか。成長できましたか。

今から私が言う言葉を、自分に置き換えて考えてください。

 

「人生二度無し」「自立」「卒業式後校門で振り返り、自分はここで成長し、社会で頑張りますと礼をしていくこと」「命」今年は特に 先生・生徒共に「挑戦」すること。

 

私の挑戦の話を聞いてください。

私は修学旅行から帰ってきた次の日、東京に行って勉強してきました。何の勉強かというと人間の勉強です。

 

そこで学んだことを皆さんに伝えます。

 

これは、安岡正篤さんが言った言葉で、安岡さんは昔の総理大臣に「人間」について教えた人です。

 

萬燈行

『内外の状況を深く思いなさい。

このままで行けば、日本は、この地域は、自滅するほかありません。

我々はこれをどうすることもできないのでしょうか。

我々が何もしなければ、誰がどうしてくれましょうか。

我々が何とかするほかないのです。

我々は日本を・地域をかえることができます。

暗黒を嘆くより、一燈をつけましょう。

我々はまず我々の周囲の暗闇を照らす一燈になりましょう。

手の届く限り、至る所に燈明を供えましょう。

一人一燈なれば、萬人萬燈です。

日本・地域はたちまち明るくなるでしょう。

これ我々の萬燈行であります。

互いに、真剣に、この行に励もうではありませんか。』 終わり。」

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