学校日誌

データでからだを読み解く【1年 生物基礎】

生物基礎の授業で、「運動で脈拍はどう変化するのか」についての実験を行いました。

バーピー、ジャンピングジャック、腕立て伏せ、足踏みの中から種目を選び、3分間チャレンジ。

その直後から1分ごとに脈拍を測定しました。

 脈拍を測る

 

測定したデータはスプレッドシートに入力し、グラフで可視化。

運動直後に脈拍が増え、安静にすると次第に戻っていく様子を見える化しました。

 生徒たちからは、
「なぜ運動してもあまり上がらない人がいるのか」
「脈拍がなかなか戻らないのはなぜか」
といった個人差に関する新たな疑問が次々に生まれました。

次の授業では、「なぜ脈拍が変化するのか」「なぜ個人差があるのか」といった課題に取り組みました。

2学期からはGoogleスライドでピラミッドチャートを作成し、グループで協議を進めていきます。

 

脈拍の変化の理由について                       脈拍の変化に個人差がある理由について

 

ピラミッドチャートを使うことで、根拠や事実を土台に置き、その上に考察や結論を積み上げていくことができ、議論の筋道が分かりやすく整理されるのがメリットです。

ICTを活用した学習を通して、生徒たちは「自分のからだを科学の目で捉える」面白さを実感しています。

 

<生徒の振り返り>

「普段から運動している人に比べて、運動していない人は脈拍が多く、個人でも違ってくるんだと思い、一番印象に残りました。」

「好きな人を見て心臓がドキドキするのと緊張して心臓がドキドキするのは同じ原理ですか。」