学校日誌

名札が動く「学びの共同体」【1年 生物基礎】

生物基礎では、期末試験を前に、問題演習を行いました。
教室の前方に貼られたのは、生徒一人ひとりの「名札」。

そして机の上には6枚の問題プリント。


これが、この日の授業のスタートです。

 ルールは簡単。
1枚の問題を解いたら、教員に見せに来る。
正解すれば、自分の名札を1つ前へ進め、次の問題を取りに行く。
これを繰り返すことで、各自の進み具合が一目でわかるようになります。

 

黒板の名札を見れば、どの生徒が順調に進んでいるのか、どの生徒がつまずいているのか、教員だけでなく生徒同士も把握することができます。
また、あえてICTではなく「名札を自分で動かす」というアナログ方式により、生徒は席を立ってリフレッシュし、眠気防止にもなるという一石二鳥のメリットがあります。

 この取り組みでは基本はグループごとに取り組みますが、移動も相談も自由なルール。
すると自然と、「できた人が、困っている人に教える」という学び合いの姿が生まれました。

 

教室内では、次第に生徒同士のやりとりが活発になり、クラス全体が「学びの共同体」として動き始めました。
1人で黙々と取り組む学習は家でもできますが、仲間と一緒に学び合うことは教室でしかできません。