学校日誌

証拠から導く「遺伝子の正体」【1年 生物基礎】

生物基礎の授業。
今回は、名探偵コナンの推理の仕方をヒントにしながら、「遺伝子の本体は何か?」を追う資料学習ミステリーに挑戦しました!


名探偵コナンが犯人を追いつめるように、証拠=根拠をもとに結論を導き出すという推理の流れは、実は科学的な思考とそっくり。
「教科書に答えが書いてあるから覚える」のではなく、今回はあえて教科書やクロムブックは使わず、研究者たちが実際に行った実験資料だけを使って、生徒自身が「考察」する授業スタイルに挑戦しました。


登場するのは、かつて「遺伝子の正体」を追い求めた科学者たち

①グリフィス ②エイブリー ③ハーシーとチェイス

   

それぞれの実験結果を読み取り、どんなことが言えるのかを、生徒たちはグループごとにじっくり議論。
ホワイトボードに推理(=考察)を書き出しながら、アナログな方法で共有しました。

 
最終的には、決定的な証拠をもとに、過去の科学者たちと同じように「遺伝子の本体はDNAである」という結論にたどり着くことができました!


科学とは、「答えを知ること」ではなく、「どうしてその答えになるのかを自分の頭で考えること」。
そんな探究の醍醐味を存分に味わった、1年生の名探偵たちの挑戦でした。