創立記念日に、北陵のルーツをたどりに県工へ?【R&D部】

今日は創立記念日。定期考査1週間前だったのですが、創立記念日らしい活動をしてみました。

金沢北陵高校←前身は「松陵工業高校」←その前身は「県立第二工業高校」というご縁で?

県立工業高校に行ってきました。

県立工業高校では、レーザ加工機で歯車を製作させていただきました。

 

 

材料はエンジニアプラスチックの「ポリアセタール1mm」

シールに「本来の用途以外使用しないでください」という但し書きがありました。「本来の用途」とは・・・?

 

googleで「歯車 dxf 生成」と検索して「歯車君dxf作成」のサイトへ行き、そこで所望の数値を入力し、dxfデータを生成。

しかし「転移係数って習ったけど何だったっけ??」という状態。インターネットの歯車メーカの技術資料で確認(係数は「0」でよかった)。

その後、フリーの「jw-cad」ソフトで、穴を追加し、CAMソフトでプログラムを自動作成。しょうとしたら、jw-cadで読み込めない。別のCADソフトで読み込ませて保存したら読めるようになりました。

 

ピアシング条件と加工条件がない。

材料のデータは鉄板とアルミ板とステンレス板とべニア板とカーボンのみが登録されている模様。

仕方がないのでカーボン板の加工条件を参考に

CW、15mA、アシストガスはエアで0.05MPa、焦点LV1.0mmスタンドオフLV1.0スピード4000mm/minピアシング時間は0.2secと適当に決めました。

加工条件の格納は、空いていた「4」(アクリル) の「4」(0.00mm)の「1」(精密)の「1」(標準)に入れておきます。

うまくいかないことが多く、かなり精神的に参ってきました。

 Zは固定で、機械座標で-89.351にしました。

 

加工はまず、四角形の形状の試加工から始める(加工後の四角形の幅を0.01mm単位で測定するため)。まず、ノズルが材料にぶつかり(壊れません)高さ調整に悩む。ほか、レーザが全く出なかったり、アシストガスのエラーや、オフセット(加工幅の分よける機能)が有効にならず苦戦。

取扱説明書と県工の授業用のマニュアルを顧問と部員で読み漁る。

部員は授業用のマニュアルで操作の誤りに気付き、「それ、もしかして違うんじゃないですか」と低姿勢で顧問に指摘。大人だ。

顧問は取扱説明書から、自動生成したプログラム中の「G41 D0」を「G41 D1」とすることで、オフセット設定1のパラメータが有効にできることに気付く。

しかし、多くの問題にぶつかって精神的に参っていたため、途中、多くの昼休みの時間をとりました。

 

オフセットなしの歯車は痩せています(噛み合いのすきまだらけ)。

オフセット(加工幅の分よける機能)調整後(噛み合いの隙間がなくなりました)。

プロが見たら「オフセットしすぎ」と言われるかもしれませんが、目視でOKしてしまい、目標の30セットを加工してしまいました。

携帯電話のカメラで拡大することに後で気づき、拡大するとオフセットし過ぎと気づく。

精神的に参っていたと終わってから自覚。

 

休憩のためにジュースを飲みに生徒玄関の方へ行くと、

ややっ!ここにも「栄光の記録」が!本校と同じ名前!!!

本校の「栄光の記録」は新聞記事中心ですが、県工さんのように賞状のコピーも加えると良いかもしれませんね。

 

楽しい一日でした。