校長のつぶやき
共生は可能か
近年、野生動物が山から里に下り、人間と遭遇するトラブルが多いです。
本校の近隣でも、昨年はサルや猪、そして今回は、子熊が目撃されました。
なぜ? 深い山林の中で、一体何があったのだろう?
目撃された野生動物は、人間の敵とみなされ排除(駆除)されていく。仕方ない事ですが、何か心に引っ掛かかってしまいます。
我々の安全のため、最悪の事態を想定し警戒を払うことは当たり前。ただ、なぜ、こんな事が起きているのか、野生動物と共生するために必要なことは何か。折角の機会です。皆でしっかり考えよう。将来、環境保全のアクションを起こす若者が増えてくれると本当に嬉しい。
先日、生後2週間ほどの子猫を自宅付近で保護しました。野良の母猫が交通事故に会い、たった1匹でヨチヨチと約1週間さまよっていたらしい。今、食欲旺盛、ケージの中で跳び回っています。小さい体全体を使って、「生きたい!」と叫んでいる感じがします。
大切な命を守る。命のありがたさを知る。生かされていることに感謝です。