学習活動・行事【1年生】
「北海道大学 伊藤肇教授 講演会」を開催しました
2月8日(金)、県教育委員会の外部専門家等を活用した最先端分野を学ぶ授業推進事業を受け、「北海道大学大学院工学研究院 伊藤肇教授 講演会」を開催しました。1年生115名が参加しました。
講師の伊藤先生は、2010年にノーベル化学賞を受賞した鈴木章北海道大学名誉教授のクロスカップリング反応の研究を継承されています。
講演会では、高血圧治療薬や抗がん剤などの医薬品、農薬、液晶や有機ELディスプレイなどの製造に鈴木クロスカップリング反応が使われていることを紹介するとともに、実際に有機ELに電圧を掛けて発光を演示したり、ELワイヤーを手にとって発光を確かめました。
また、伊藤先生は研究者と学生を指導する教員のそれぞれの立場として、高校生に大学の魅力や学ぶことの大切さをお話しされました。
参加者は、最先端科学を身近に感じ研究成果が私たちの生活にどのように役立っているかを知ることができただけでなく、学習に対する興味関心意欲を深め、自ら学ぶことや進路決定について多くのアドバイスをいただきました。
【生徒の感想より】
・鈴木カップリングのおかげで私たちの生活が便利になっていることを改めて実感しました。
・この講演会をきっけに、今後の理科の授業の見方や考え方が変わってくると思う。
・化学は頭の良い人しか楽しめないものと思っていたが、伊藤先生の話を聞いて、すごいという尊敬と化学へのあこがれを持ちました。大学に進学して新しい発見をしたいと思うので、今の勉強をしっかり頑張りたいです。
・学者も面白そうだと、進路選択が増えました。
・途中で分からなくなったらどうしようと思っていたが、90分間、目ぱっちりで興味津々で聞きました。英語を勉強して留学したくなったし、ノーベル賞の先生と話をしてみたくなりました。
・化学が苦手で不安だったけど、分かりやすい説明で、もっと深く知りたいと思いました。また、大学進学についてする思いが強まりました。伊藤先生の勉強や研究に対する熱心な姿を見習ってこれがも有意義な高校生活を送りたい。
・生徒と先生が一緒に研究するのはとても楽しそうだと思いました。研究とは、小さな発見が大きな結果として世の中に役に立つことだと思いました。
・見せていただいた写真や映像の先生や大学生の姿はどれも真剣に、でも楽しんでいるように見受けられました。それを見たとき、大学への希望期待が大きくなりました。大学受験に向けて勉強や情報収集をもっとやる気になりました。
・大学や学部選びのポイントは、知名度で選ぶのではなく、やりたいことを決めてから、優れた学校の中から選んで勉強する方が幸せだと感じました。
・勉強には今すぐ役立つものもあれは、これから役立つもので気づいていないものもあるので、人から言われて勉強するのではなく、進んで勉強しようと思いました。
・難しいことの中にも面白さや楽しさがあるので、これからの勉強もしっかり理解していきたい。
・進路を明確に定めていない私でしたが、伊藤先生は好きなことよりも得意なことを選んで進みましたと話され、私自身の中に基準のようなものができました。