学習活動・行事【1年生】
【1年生】認知症サポーター養成講座
10月8日(火)、9日(水)、10日(木)に、認知症サポーター養成講座を1年生の家庭基礎の授業で行いました。
金沢伏見高校では初めての試みです。
目的は、認知症への理解を深めることと、認知症の方をどのように見守り、支援していけばよいのかについて知ることです。
10月8日(火)、9日(水)の講座を担当していただいたのは、一般社団法人 ケアサポートネットワーク ピーナッツ 齋田和樹 様、10月10日(木)の講座を担当していただいたのは、金沢市認知症地域支援センター 認知症の相談窓口 ちむぐくる 加納央 様です。
2040年には、10人に1人が認知機能にダメージがある人が暮らす社会になると聞き、私たちにとって避けられない問題であると感じました。
生徒たちも、それぞれにいろいろなことを感じてくれたようで、感想の一部をを紹介します。
「認知症になったら、すべてのことができなくなるわけではないので、できそうなことは任せて、苦手なところを自分たちがサポートするようにしていこうと思った。認知症の人にも心があるので、相手が忘れていたとしても、怒ったりせず、相手のことを思いやって対応することが大切だと思った。」
「電車通学なので、電車のに乗っているときや駅で困っている人を見かけたら、遠くから見守って様子を見てから助ける必要があったらすぐに声を掛けて助けてあげようと思いました。」
「認知症は自分の近い人や自分自身の未来の訪れるかもしれないと聞いて、身近なものなんだなと思いました。実際、私のおばあちゃんは認知症なんですけど、今回の授業のお陰でこれからどうせっしていくべきか理解できたし、実践しておばあちゃんの笑顔が増えたらいいなと思いました。」
講座受講後、認知症サポーターとして認定され、「認知症サポーターカード」が配られました。
認知症を抱えた人にやさしい社会にするために、みんなよろしく頼みます!!
1年「家庭基礎」親子交流授業で赤ちゃんとふれあいました♡
1年生は今「家庭基礎」で保育について学んでいます。
今日は赤ちゃんとその保護者の方10組が伏見高校に来てくださり、親子交流授業を行いました。
保護者の方には、子育ての喜びや大変さ、仕事復帰するときに心配なことなどをインタビューし、育児に対して理解を深めていました。
赤ちゃんを抱っこさせてもらった生徒もいて、そのやわらかさ、ぬくもりに、とても癒やされていました。
生徒の感想には「子供はかわいくて最高の存在だけど、その分目がはなせないとか子供の体調管理などの大変な部分がたくさんあることがわかった。」「子育てをする上で、子供が外で泣いてしまうなどのどうしようもできない場面に直面することがあると知って、もし自分がその時近くにいたら、温かい目で見て、自分にできることを探したいと思いました。」などこの貴重な体験により、さまざまなことを感じたようです。
ご来校いただいた赤ちゃん、保護者のみなさま、本当にありがとうございました!!
【1年生】フードドライブへのご協力ありがとうございました!
先日本校1学年の総合的な探究の時間において、食料問題をテーマに活動している生徒5名がフードドライブ(金沢市主催)を実施いたしました。
16日(土)には近隣の方にもご協力いただき、みなさまのご協力のもと、コンテナ5つ分ほどもお預かりすることができました!
回収後、いしかわフードバンク・ネットの方とともに仕分けをし、無事、引き渡しを終えました。
今回予想を上回るご協力をいただき、生徒も人のために何かをすることができる実感と感謝の気持ちを得られ、「また継続していきたい」との声もありました。
ご協力、本当にありがとうございました!
【1年生】海洋プラスチックに関するセミナーとワークショップ
1年生の探究活動で「海洋プラスチックごみを減らす」をテーマに活動している8名とJRC部7名で、海洋プラスチックに関する講義を受けました。
来ていただいたのは、カエルデザイン合同会社の川崎さんです。
カエルデザイン合同会社は、障害のある方たちと海洋プラスチックなどの廃棄物を材料として新たな商品に生まれ変わらせる【アップサイクル】という活動をしています。
海のごみの7~8割は街のごみが川に流されてきたもので、私たちの生活と深く関わり合っている問題であることを知りました。
セミナー後には、ペットボトルキャップを粉砕したプラスチックからキーホルダーをつくる体験もさせていただき、生徒たちはとても楽しそうでした。
生徒からは「ゴミのポイ捨てはしないという意識が高まった」「伏見高校周辺のゴミ拾いボランティアに積極的に取り組みたい」「探究活動のヒントもいただき、生かしていきたい」という声がありました。
【1年生】令和5年度 校外講師による人権教育講話”が開催されました
11月14日(火)大手町法律事務所より西野崇彦様をお迎えし、1年生対象の”校外講師による人権教育講話”が開催されました。
全ての人の人権が尊重され、安心して生活できる社会を実現するために、西野様からは特に、”インターネットの問題”や”子どもの人権”、”障がいのある人の人権”についてお話がありました。
”人権の歴史”から始まり、法律に基づいたいじめの定義では本人が心身で苦痛を感じたらイジメであるとのお話に、生徒は真剣に耳を傾けていました。
インターネットではいじめが、広範囲、学校外、流動的、多人数、半永続的、認識が希薄になっているとの指摘に、被害の広がりや深刻さが改めて感じられました。
障がいのある方に対して、私たちが”ふつう”と感じていることの押し付けになっていることを、公衆トイレの写真で具体的にご説明されました。
必要かつ合理的な配慮が求められます。
生徒からは、
「いじめはその人の幸せに生きる権利を侵害し、相手の幸せを奪ってしまうものだと思った」
「いじめがネット社会でSNSに変わったことで、関与者の認識が希薄になることが怖いと思った」
「人権侵害に加担しないために、”正しく知る”や”良く考える”、”他の人を配慮する”ことが大切だと思った」
「自分の思う”ふつう”を相手に無理やり押し付けるのは、していけないとわかりました」
などの感想がありました。
西野様には、お忙しい中貴重なご講話をいただき、誠にありがとうございました。