自彊日新

2022年8月の記事一覧

心からお見舞い申し上げます。

 今朝は、雨が残っていましたが、8時過ぎからは青空も見えてきました。昨日の大雨はこの南加賀地区に甚大な被害をもたらしました。小松市をはじめ、白山市、金沢市そしてここ加賀市で被害を受けられた多くの方々に、心からお見舞いを申し上げます。

 本校では総合的な学習の時間において、防災教育に力を入れております。防災というとまず頭に思いつくのは、地震。日本は地震大国でもあり、当然自分と自分の大切な人の身を守ることは大事ですし、その対処方法や避難についての知識を持つことは当然のことです。

 しかしながら、近年、毎年のように日本のどこかでこの豪雨による水害が発生し、多くの方々の命が奪われていることを考えると、地震同様、豪雨による水害についても、日頃から対処法について学んでおく必要があるのではと改めて思っています。

 ここ片山津地区は、加賀三湖の一つである柴山潟があり、この低湿地帯を干拓して出来た大田園地帯を有するところです。そこに流れ込む動橋川。この川はダムがない川で、上流で集中豪雨があれば、瞬く間に濁流となってこの柴山潟に流れ込んできます。動橋、分校の両地区は、そのためしばしば避難勧告が発令される地区でもあります。その他、八日市川という小さな河川も流れ込んでいます。満潮時が重なれば、柴山潟から市街に水が流れ込むなど、過去にも大きな被害を被っています。

 公教育が果たさねばならない役目の一つは、「自分の命を守るため、そして自分の大切な人々の命を守るため」に、どのような行動をとるべきか判断できる力を身に付けさせることではないかと考えます。学力も当然大事ですが、自分が生きていくこと、大事な人たちを生かしていくことの教育もまた大事だと思っています。

 一日も早く被害に遭われた方々の身の安全と、元気回復、復興を願っております。

 今日も一日いい日でありますように。そして、今日も生徒の笑顔と夢の実現のために、教職員一同太陽作戦で顔晴ります。

 『夢なき者に、成功なし。』