校長室より
クリスマスコンサート ~校長室より㉗~
12月25日(木)、本校の吹奏楽部が、認定こども園だいいちでクリスマスコンサートを行いました。
まずは、クリスマスメドレー。
おなじみの曲が続き、いっしょに歌ってくれるこどもたちも。
続いて、1つ1つの楽器の紹介。
こどもたちから、「クラリネット」や「トランペット」の声が。よく知っています。
オーボエやユーフォニウムを知っているこどももいて、びっくり。
最後のジャンボリミッキーでは、たくさんのこどもたちがいっしょに踊ってくれ、盛り上がりました。
生徒たちは、こどもたちを相手にすると、とっても優しい表情に。
身振り手振りを交え、いつもよりゆっくり話したりと、こどもたちを思う気持ちが伝わってきました。
こどもたちに喜んでもらい、生徒たちも優しい気持ちになる、とってもいい時間だったと思います。
貴重な機会を作っていただいた、認定こども園だいいちのみなさん、ありがとうございました。
サッカー野球教室 ~校長室より㉖~
12月23日(火)の午後、本校のサッカー部と野球部が、舟見が丘保幼園のこどもたちに、サッカー野球教室を開催しました。
企画や運営は生徒たち。
まずは、こどもたち約40人と、本校の生徒約25人が5つの班に分かれます。
そしてサッカーボールでウォーミングアップ。
こどもたちの笑顔がはじけます。
よく見るとこどもたちは裸足!冬の体育館で、こどもたちは元気いっぱい。
その後、5つのゲームアトラクション。
見事なドリブルや、バッティングで強い打球を飛ばすこどももいて、高校生もびっくり。
いつも思うのは、こどもたちを相手にする高校生が大人びて見えること。
校内ではそれほどでもないので、不思議です。
こどもたちの無邪気な笑顔と、大人びた高校生の表情に、こちらが癒やされた時間でした。
このような機会を作っていただいた舟見が丘保幼園のみなさま、ありがとうございました。
ミューズコンサート ~校長室より㉕~
12月13日(土)に、本校芸術コース音楽専攻の3年生による、卒業演奏会「ミューズコンサート」が行われました。
たくさんの方にご来場いただき、大変感謝しています。
・レベルが高い ・生徒の一生懸命な気持ちが伝わってくる ・お金を払ってもいいくらい(もちろん無料でした)
私の正直な感想です。(私の立場からすると、もう少し謙遜すべき表現にすべきかもしれませんがお許しください)
一人ずつ演奏する前の、ピーンと張り詰めた雰囲気。
演奏は、自然に引き込まれる。
そして演奏後、生徒のほっとした表情。
保護者のみなさんをはじめ、生徒たちの成長を感じた方も多かったと思います。後輩たちにとっても、最高のお手本になったことと思います。まさに、3年間の集大成を感じるコンサートでした。
これまでご指導、ご支援いただいた先生方や関係者のみなさん、ありがとうございました。そして身近で支えていただいたご家族のみなさん、本当にありがとうございました。
ともとするにわろきもの ~校長室より㉔~
私事になりますが、10月下旬に体調を崩してしまいました。
頭痛がして、市販の薬を飲むと楽になるものの、時間がたつとまた頭痛。これが数日。普段は体調が悪くなってもすぐ回復するのに、今回は長引きました。このままではダメと医者に行き、処方された薬を飲むと見事に復活。もう少し早く医者に診てもらえばよかったとも。
体調を崩しているときに思ったのが、欠席の生徒について。日頃は、「もっと体調管理できるようになってほしい」と思うことが多いけれど、今回、「体調を崩すこともある。欠席の生徒には、できるだけ配慮してあげなくては」と。
徒然草の「ともとするにわろきもの」に、「病をしない身体が強い人」とあるのを思い出します。
病のつらさや、弱い人の気持ちを忘れてはいけないと、改めて思わされました。
面接練習 ~校長室より㉓~
生徒がコンコンと校長室をノックし、「面接受けてきました」との報告に。
就職や進学で面接が必要な生徒は、数名の先生と面接練習をしており、私もその一員。
面接練習では、生徒は一生懸命。
でも、想定された質問には答えられるけど、ちょっと深掘りすると、しどろもどろに。
もっと具体的に説明したらいいとか、理由は2つ言うと説得力が増すよなどのアドバイス。
「そのエピソードは面白いね」と言うと、にっこりして「突っ込まれてもいいように、もっと深く調べてきます」と。
生徒には、結果が分かったら教えてねとは言ったけど、面接の報告に来るとは思っていなくてびっくり。
どんな質問されたか聞くと、一人は「予想通り、突っ込まれた質問されました」、もう一人は「練習とは違った視点で聞かれました」とのこと。
「面接練習ありがとうございました」と言う生徒の表情には、緊張からの解放感が。
そしてなんとなく、本番の面接を経験したせいか、一回り成長したようにも感じます。
私はというと、「どういたしまして」と答えながら、もっといいアドバイスができたのではとの思いも。
生徒とともに、よい知らせを待っています。
カジュマル ~校長室より㉒~
校長室にある小さなカジュマルのプランター。
葉が次々と黄色くなって落ち、残り数枚に。見るからに元気がない。
このままでは弱っていく一方と思い、ダメ元で土の入れ替えを決意。
YouTubeで土の入れ替え方法を予習して、まずはホームセンターへ。
とは言っても、「土を買う」なんて初めて。
「長持ちする肥料入り」と書いてある一番小さな袋を購入。
恐る恐る、YouTube通りに、土の入れ替えを決行。
しっかりと根付くことを祈りながら、水やりを。
3週間ほど過ぎると、小さな新しい葉が。そして、次々と新しい葉が。
「長持ちする肥料入り」の効果か。
今では、濃い緑色の葉で、とってもにぎやかに。
あきらめかけていたカジュマルが、こんなに元気になりびっくり。
同時に、今、元気のない生徒も、土を替え、肥料を与えれば、元気を取り戻すかもとの思いが。
あきらめてはいけない。
台湾修学旅行の交流行事 ~校長室より㉑~
10/14~17の日程で、2年生が修学旅行で台湾へ。
2日目の午後は、彰化市という小松市の友好都市にある彰化女子高級中学校と交流行事。
初めの1時間は、本校生徒約5人ずつが相手校の1、2年30クラスに入ってクラス行事。
生徒達は初めは緊張していましたが、少しずつ慣れ、クイズやゲームを楽しんでいました。
クイズやゲームは、30クラスすべて違っていてびっくり。
それぞれのクラスで、台湾の生徒が自主的に考えたようで、バラエティに富む内容でした。
後半1時間は、本校生徒150人と相手校1、2年生1000人が講堂に入って全体での交流セレモニー。
台湾の高校生による学校紹介に続き、ハーモニカのグループ演奏とダンス。
学校紹介はクイズ形式で工夫されていて、ハーモニカやダンスはレベルが高い。
そして本校生徒による学校紹介、そしてピアノ連弾と合唱。
こちらの学校紹介にもクイズがあり、飽きさせない工夫が。そして芸術コースらしいピアノと合唱。
交流会が盛り上がるか心配もしましたが、すべて杞憂に。
台湾の高校生の歓迎の気持ちがよく伝わってきて、本校生徒もよくそれに応えていました。
台湾の高校生と直接交流することができ、生徒の満足度も高かったようです。
交流会を設定していただいたみなさんに感謝。謝謝。
バトンの引き継ぎ ~校長室より⑳~
9月に入り、2週間が経ちました。
ニュースでは、連日のように最高気温や大雨が報道され、夏が続いているかのよう。
けれども、2学期に入り学校は着実に動いています。
部活動は3年生が引退し、様々な部で1、2年生の新チームで秋の大会が行われています。
先日行われた後期生徒会役員選挙の演説会では、2年生が熱弁をふるっていました。
そして3年生は、共通テストの出願や就職試験の準備。卒業までの第3コーナーを回ったところでしょうか。
いろいろなところで、3年生から1,2年生にバトンが引き継がれています。
先生方は、生徒に寄り添いながら、ときにはぐいと引っ張り、ときにはそっと見守っています。
このような生徒の頑張る様子を見て、引き続き、生徒にとって安心安全そして信頼される学校を目指そうと思っています。
市高祭(体育祭)~校長室より⑲~
8/30(土)に、市高祭の体育祭が行われました。
熱中症対策として、午前中30分のクーリングタイムや午後の時間短縮。そして生徒には、水分補給に加え、決して無理をしないよう繰り返し指導した上での実施となりました。
今年の体育祭の特徴は、「雰囲気がよかった」
開会式では、前に出て生徒会長が話をしたり保健委員長が注意事項を話すと、3年生からは掛け合いのような反応が。こんな反応があると話しやすい!
競技が始まる前には、自然と円陣ができて「オー」とのかけ声。団の一体感が伝わってきます!
もちろん競技は一生懸命。玉入れの決勝では同数が続き、延長、再延長の盛り上がり。
そして、応援合戦のダンスは、みんないい表情。
見ていて、すごく心地よくなりました。
生徒も、とっても満足した1日だったと思います。
市高祭(文化祭)~校長室より⑱~
8月29日(金)、市高祭初日の文化祭が行われました。
体育館では、書道部の書道パフォーマンスを皮切りに、邦楽部、合唱部、吹奏楽部、ダンス部がステージ発表。
玄関ロビーでは、音楽専攻による優雅な演奏と茶道部の上品なお茶会。
校舎内では、美術専攻や華道部の展示や図書委員会によるPOPコンテスト。
校舎外では、2年生の模擬店や、1年生の催し物。
すべてを紹介しきれずごめんなさい。
PTAのみなさんも、模擬店で盛り上げていただきました。ありがとうございました。
改めて思ったのは、ダンス人気。
ダンス部は、曲調に合わせ、指先からつま先までキレッキレのダンス。
有志ステージでは、女子生徒のかわいらしいダンス、そして男子生徒は受けねらい?なダンスでヒートアップ。
若い先生方も、ダンスで盛り上げていました。
振り付けを考え(あるいは映像を見て覚え)、そしておそろいの衣装で息を合わせて踊るのが、かっこよくて心地いいのでしょう。
みんな、いい表情です。
明日の体育祭も、応援合戦のダンスが本校の名物となっています。
とっても楽しみにしています。
3年生学習会 ~校長室より⑰~
3年生の教室と廊下には、ピーンと張り詰めた空気が。
廊下を歩くことさえ、はばかられる気持ちに。
エアコンのゴーという音が、静寂の中に鳴り響いている。
7月24日(木)から4日間の日程で、3年生希望者による学習会が始まりました。
生徒が集中している、こんな雰囲気が大好きです。
生徒たちは、進路実現に向けて自分との戦い。
そして、周囲の頑張っている友人からも刺激を受け、まさに切磋琢磨。
私はというと「4日間でなく、10日間にしてもよかったか」「いやいや、生徒の主体性を育てることも大事」と自問自答。
生徒の皆さん、4日間、そしてそれ以降も頑張ってください!
成長 ~校長室より⑯~
7月14日(月)、野球部が夏の県大会に出場。
私は、球場に行くことができず、チラチラとネットから応援。
サイトを開くと2対3。点を取っている!
次に見たとき、4対3でリード。もしかして!
その後、4対4。ピンチをしのぐが、チャンスをものにできず、一進一退。
最後は突き放される結果に。さすがシード校。
しかしながら、冬場に打撃を強化したとの言葉通り、11安打は立派。
悔しい思いをしてきた3年生のリリーフピッチャーが、ピンチをしのいだときの表情が印象的。
頑張りが、結果となるときもあれば、結果とならないときもある。
今年の生徒たちは、勝ちという結果には届かなかったが、きっと成長を実感していることと思う。
こんな成長を身近に感じることができるのが、教員という仕事の魅力です。
「トキワ荘の夏」 ~校長室より⑮~
7月7日(月)午後、こまつ芸術劇場うららにて、文化教室が行われました。
文化教室とは、県内の高校生がプロの演劇や音楽など「本物」に触れる取り組みで、本校は「トキワ荘の夏」という演劇を鑑賞しました。
若い漫画家が、夢を追い求めて集まり住み込むトキワ荘が舞台。漫画界のそうそうたる面々のストーリーではあるものの、そこには、売れずに悩んだり、スランプに陥ったりする姿。自暴自棄になったりも。
改めて、一流となる方であっても、悩み、苦しみ、もがき、スランプがありと、そういうところは私たちと同じなんだということを感じました。
高校生のみなさんは、どう感じたことでしょう。ぜひとも、逆境にめげず、乗り越え、成長していって欲しい!
図書室 ~校長室より⑭~
本校の、自慢の図書室を紹介します。
入口には、「〇/〇は△△の日」の紹介とその関連本が。
ちなみに、7/1は山開き・海開きということで、山や海の本が。昨日6/30は、なんとアインシュタインの日ということを、私はこの展示で初めて知りました。
図書室に入ると、生徒の興味を引く様々な仕掛け。
まずは、「新着本」。見やすくディスプレイされた新着本の後ろには、図書委員の手書きの案内が。
奥に進むと、「触って見る本」。生徒に大人気とのこと。
そして「先生おすすめの本」コーナー。全先生の、手書きの推薦文とその本が展示されていて、もちろん貸し出し可能。
とっても素敵な図書室。司書の方に感謝です。
生徒のみなさん、どんどん利用してください!
期末試験1週間前 ~校長室より⑬~
6月23日(月)は、期末試験までちょうど1週間。
原則部活動は停止となり、勉強体制に。
放課後、そっと教室を覗いてみると、勉強している生徒の姿をたくさん見ることができました。
一人で黙々と、あるいは友達と切磋琢磨しながら、数学は先生に教えてもらいながら。
「写真を撮ってHPに載せていい?」と聞くと、皆さん、はにかんだ表情で快く承諾してくれました。
集中しているところを見ると、得意科目でしょうか。あるいは中間試験のリベンジでしょうか。
頑張った分、きっと結果に表れます。
みなさん、頑張ってください!
Ichiko英語ワークショップ ~校長室より⑫~
本校は国際理解教育に積極的に取り組んでおり、英語によるコミュニケーション能力の育成に力を注いでいます。その1つとして、希望生徒対象に、Ichiko英語ワークショップを開催しています。
これは、令和6年度から実施しているもので、公立小松大の留学生や近隣学校のALTを招き、テーマを決めて自分の考えを発表したり、クイズや料理を楽しんだりします。もちろんコミュニケーションは英語です。
今年度、第1回を6月13日(金)の放課後に、公立小松大で実施。内容はこれまでと違って、「ツーリズムイングリッシュ」という大学の講義を体験。現地での旅行中の英会話の動画を見た後、ロールプレイングも。
「外国で英語を使う難しさを感じた。ネイティブスピーカーの人は普通に英語を話すのではなく、砕けた言い方や省略して言う場面があった。これからもっと英語を勉強していかないといけないと思った」
「講義では基本的なことから実用的なところまでやっていることや、講義でいろんな英語の意味やどういう時に使うのかが分かった」
生徒はいろんな刺激を受けたようです。今後も、Ichiko英語ワークショップでは、楽しみながら英語力を伸ばす活動をと思っています。
今回は、講義のファシリテーターが、本校OGを含む学生ということもあり、とっても和やかな雰囲気でした。ご協力いただいた公立小松大のみなさん、本当にありがとうございました。
インターハイ出場決定! ~校長室より⑪~
県総体の結果、女子ハンドボール部、そしてカヌー部がインターハイ出場を決めました。おめでとうございます!
早速、3年生3人(ハンド部部長の片山さん、カヌー部の山下君と東出君)に校長室に来てもらい、話を聞かせてもらいました。
ハンド部片山さんからは、「また強いチームと戦える」「インターハイではベスト4に挑戦したい」
カヌー部山下君からは、「出場が決まって安心した」「昨年は準決勝までだったので、今年は決勝に残りたい」
同じくカヌー部東出君からは、「うれしさと安心感」「最高の舞台で、県代表にふさわしい試合をしたい」
3人から感じたのは、自信にあふれていること。
これまで積み上げてきた努力が成果となって、満足感や充実感がそうさせているのだと思います。
同時に、高校生らしい力強さと、そして清々しさを感じました。
3年生は残り数ヶ月です。
北信越大会、そしてインターハイ頑張ってください。
総体・総文 ~校長室より⑩~
石川県では、今週木曜日から、高校総体・総文が始まります。
全国大会の予選を兼ねていることも多く、生徒たちにとって大きな目標となる大会です。
一部の競技では、既に大会が始まっており、先週末、応援に駆けつけました。
サッカー部は、土曜日に1回戦。
先制点は取られたものの、惜しいシーンもあり、前半はほぼ互角。
後半に入ると、体を張ったディフェンスもありましたが、徐々に劣勢に。
OB、保護者、そして野球部が、雨の降る中応援を続け、選手は最後まで声を出し、必死にボールを追いかけました。
また、美術部と書道部は、21世紀美術館で作品展示。
作品の優劣は私には分かりませんが、生徒の思いが詰まっていることと、時間をかけたことは、よく伝わってきました。
土曜日ということもあり、たくさんの方が作品を見に来ていました。
多くの3年生にとって、この大会で部活動は引退となります。
一生記憶に残る大会になることと思います。
生徒のみなさん、頑張ってください!
教育実習 ~校長室より⑨~
5月26日(月)から、教育実習が始まりました。
実習生は6人で、本校の学校規模としては多い人数。
23日(金)、校長室へ挨拶に来ましたが、6人とも目がキラキラ!
やる気が伝わってきました。
26日(月)の職員朝礼で自己紹介。
緊張で言葉に詰まる実習生もいましたが、みなさんとっても元気で大きな声。
「教わる立場から、教える立場に」「たくさんのことを学びたい」などの言葉が。
生徒とのコミュニケーションから多くを吸収し、また、先生方からは多くのスキルや経験を学ぶことと思います。
濃密な3週間になることでしょう。
6人の実習生、頑張ってください!
総体・総文壮行式 ~校長室より⑧~
5月16日(金)に、総体総文の壮行式が行われました。
校長からの話は、「一生懸命」がキーワード。
・残った期間一生懸命に取り組み、部の雰囲気を盛り上げること
・一生懸命な姿で、支えてくれた方に感謝を伝えること
・最後の最後まで一生懸命に、部員一丸となること
その後、各部の部長が、決意表明。
「練習してきたことを出し切ります」
「悔いのないよう全力を出してきます」
「インターハイ目指します」などなど。
野球部の見事な応援と、生徒会の熱い激励で、壮行式が締めくくられました。
多くの3年生にとってはこれが最後に。
一生の記憶に残る大会、頑張ってください!