校長室より

【イチコーこどもまつり】5月4日のお知らせ

5月4日(土・祝)9:30~13:30、本校において、「イチコーこどもまつり」が予定されています。

これは、本校の約10の部活動が、近隣の子どもたちを対象に、部単位で様々な企画をするものです。

例えば、サッカー部では「サッカーボーリング」、ダンス部では「ダンスショー」などを計画しています。

   詳しくは、イチコーまつりポスター.pdf

地域に根ざしたこの行事は、本校OBでもある本校教員が、周りの教員を巻き込んで、昨年から始めたものです。

昨年は、たくさんの子どもたちに来ていただき、大好評だったと聞いています。

この若い教員の企画力とバイタリティに、とても驚くとともに敬意をはらっています。

たくさんの小どもたちに、来ていただけることを願っています!

【合唱部】ロビーコンサート

4月15日(月)の昼休み時間、美しい歌声が聞こえてきました。

玄関前ロビーで、合唱部によるロビーコンサートが行われていました。

この時期、各部は、新入生に入部してもらおうと工夫を凝らしています。

 

 

【美術部】能登半島地震チャリティー 似顔絵ボランティア

4月13日(土)に、美術部8名が、小松市の松雲堂さんで、能登半島地震チャリティー似顔絵ボランティアを行いました。

生徒たちは、緊張していたと思いますが、ペンを走らせているときの真剣な表情がとっても印象的でした。

ピカチュウを抱えた小さな子どもの似顔絵が完成すると、お母さんはとっても喜んでいました。

 

 

【吹奏楽部】朝のロビーコンサート

4月10日(水)の8:00から、本校の生徒玄関ロビーにおいて、吹奏楽部による朝のロビーコンサートが行われました。

クラリネット五重奏で、「星に願いを」などが演奏され、美しいハーモニーを新入生が堪能しました。

新入生たちの「先輩たち、すごい」という表情が印象的でした。

 

ハンドボール部 全国選抜大会へ

昨日、ハンドボール部が「全国高等学校ハンドボール選抜大会」へ向けて出発しました。

始業前という時間帯でしたので、見送れる生徒は玄関前に集合しバスで出発していく選手たちを見送りました。選手達はバスから身を乗り出すようにして、大きく手を振りながら生徒たちのエールに応えていました。

選抜大会は23日より愛知県豊田市で行われます。これまでの練習の成果を思う存分発揮し、悔いのない戦いをして欲しいです。

選手の皆さん、健闘を祈ります!

  

市高で待ってます!

3月16日(水)正午、本校の生徒玄関前等で合格発表が行われました。正午前から少しずつ受験生や保護者の方が集まって来ました。自分の受験番号を見つけると、歓声を上げて満面の笑顔で友達と抱き合う生徒や、保護者の方と喜びを分かち合う様子が見られました。皆さん、合格おめでとうございます。

この後、22日には仮入学が行われ、4月からの高校生活への準備が進んでいきます。部活動の中には春休み期間から練習に参加できるものもあります。期待に胸を大きくふくらませて、着実に準備をして欲しいと思います。

私たち職員にとっては、3月は心が揺さぶられる月です。本校を旅立つ者を見送り、そして新しい生徒を歓迎する。悲しい気持ちと嬉しい気持ちが同居する、そんな月です。ですが、子ども達の明るい笑顔を見る度に、この職業でよかったなと思います。

合格者された皆さん、本校で新しい友人と、先生と一緒になって、新しいスタートを切りましょう!

みんなで、皆さんの入学を待っています!

 

 

卒業式を終えて

 3月1日、うっすらと青く見える空。天気予報では昼頃から雨が降り出すとのこと、なんとか式が終わるまではもって欲しいと願いました。

 本光寺に車を駐車し、学校までの5分余り、歩きながら卒業していく生徒たちのことを考えました。あの学年はコロナに振り回されっぱなしの学年でした。1年生の3月頃から分散登校とかリモート学習などが始まり、年度が変わって4月から6月までの2ヶ月間は休校、総体・総文は中止となり、市高祭も大幅な縮小、修学旅行は日帰り旅行となりました。なんとか3年次は…と学校関係者なら誰しもが願ったはずですが、相変わらずのマスク生活が続きました。

 それでも彼らは立派でした。どうにもできない状況に、やり場のない怒りもあったと思いますが、節度ある生活態度で、昼食時の黙食は完璧でした。彼らが最高学年として下級生に手本を見せてくれたのではないかと思います。

 幸いにも私は、彼らが1年生の時に授業を担当していたので、何人かの生徒たちは「教え子」と言えるのではないかと思います。あの頃はマスクもしていませんでしたから、彼らの表情は生き生きとした映像で私の脳裏に残っています。授業中の真剣な顔や明るい笑顔、むくれた顔や居眠りの顔。楽しい思い出の数々、ありがとう。

 コロナ禍ということもあって、この数年間で世の中は大きく変わり、現在では国際状況も落ち着きをみせていません。卒業生の歩んでいく先にはどのようなことが待ち受けているのか分かりませんが、とにかく、幸せになって欲しい、夢を持って歩み続けて欲しいと願うばかりです。

 卒業生の皆さん、卒業おめでとう。

 The sky is the limit. 君たちの可能性は無限大です。

  

 

推薦入試を終えて

 2月8日(火)に推薦入試を実施しました。

 心配された新型コロナ感染症による別室受験者は一人もおらず、予定通りに全ての検査を終了できました。受験生とその家族の皆様には健康管理をはじめ、たくさんのご配慮をいただいた結果だと思っています。ありがとうございます。

 直前の週末にはたくさんの雪が降りました。生徒玄関前には20㎝ほどの積雪だったと思います。月曜日の朝早くには除雪車が入り、瞬く間に大きな雪の山ができました。あの作業をマンパワーでやるとしたら・・大変な作業でした。本当にありがとうございました。

 翌日火曜日には全ての受検生が作文や実技試験、面接試験に臨みました。どの受験生も背筋をピンと伸ばし、真剣に課題に取り組んでいました。この中から4月以降この校舎で一緒に過ごす生徒が出るのだと思うと、月日の流れを感じるとともに、新たな出会いにワクワクしました。次は3月8,9日に一般入試が行われます。

 

 

ちょっとしたこと ~生徒のみなさんへ~

 朝、本校の前の通りは、本校への送迎の車で交通量がグンと増えます。

 よく見ていると、本校にお子さんを送った方が、バス通学や自転車通学で道路を横断しようとする生徒のために車を止めてくれています。本当にありがたいことで、それがなければ生徒たちは渡れないことにイライラとし、ついには無理に渡ろうとして飛び出すこととなり、大きな人身事故につながっていくのではないかと、いつも思っています。

 保護者のみなさま、本当にありがとうございます。

 もう一つ気づいたこと、気になることがあります。それは本校生徒の態度です。

 車を止めてくれたドライバーにペコッと頭を下げて渡る生徒がいるなか、多くの者が何もせず渡っていきます。バス通学者の中には、小走りに横断歩道を渡ったり、ドライバーに向かって頭を下げて渡る者がいる一方、悲しいかな、やはり多くの者は歩くペースも上げず、友達と話しをしながら悠々と渡っていきます。まるで「車が歩行者のために止まるのは当たり前でしょ」と言っているかのように私の目に映ることもあり、とても悲しくなりました。

 確かに車の運転者から見れば歩行者は交通弱者であり、事故が起きれば多くの責任を負わされます。ですが、忙しい朝の時間、少しでも早く職場へ行こうとしている人たちが、自分のために車を止めてくれていると思ったとき、人は何か態度で示すべきだと思うのです。ちょっと頭を下げる、ちょっと歩く速さを早めてみる。そうした「ちょっとしたこと」が相手の心を和ませ、優しさを沸き起こしてくれるのではないかと思うのです。ぜひ、本校生徒には、そうした人の立場に立って感じられる、考えられる人になって欲しいし、特に「ありがとう」という気持ちに関しては、それを動作や言葉で表すことのできる人になって欲しいと思います。

 「ちょっとしたこと」の連鎖でこの世界は少しあたたかくなる。あなたの気持ちも「ほっこり」しますよ。

 明日の朝、「ちょっとしたこと」を実行してみませんか。

「ありがとう」~ある生徒の心温まる行い~

 11月下旬、学校に一通の葉書が届きました。今回はこの葉書にまつわるお話しをしたくてペンを取りました。

 11月18日朝の登校時間に、ある先生から「本校の生徒がおばあちゃんを抱きかかえていた」という報告をもらい、自転車で登校途中に接触したのかもしれないと思い、大急ぎで現場に向かいました。すると、向こうの方から本校生徒と小松商業高校の生徒に両脇を抱えられ歩いてくるおばあちゃんの姿を見つけました。聞くと、歩道を歩いていたおばあちゃんが転んでしまい、ふらつきがあったので、心配したその二人の生徒が自分の自転車をその場に置いて、自宅までおばあちゃんを送り届けようとしている、というのです。おばあちゃんの額には大きなコブができていて、意識ははっきりしているものの、足下はおぼつきませんでした。程なく、心配して探していた家族の方が見つけてくださり、おばあちゃんは無事に車で帰っていきました。

 この二人の男子生徒。なんと優しい、勇気のある行動でしょうか。自転車を置いて家まで連れて行こうとすれば、確実に自分は学校に遅刻してしまいます。それでも、全てを承知して、困っている人を助けようと決断し行動する、なかなかできることではありません。人と人とのつながりが薄らいでいると言われている今日において、この男子生徒の行動は「人とはどうあるべきか」を改めて考えさせてくれた出来事でした。勉強ができる、運動ができる、テストの点数が良い、賞を受賞する、大きな大会で勝利したり有名大学へ進学したりするなど、高校生に関わる「良い点」はたくさんありますが、ひょっとしたら特記事項にも書く機会が与えられないようなこのような善行は、人としては「最高賞」に値すると思うのです。

 せめてこの葉書を渡したいと思い、該当の生徒は名乗り出て欲しいと伝えましたが、とうとう名乗り出ませんでした。この場をお借りして葉書の内容を伝えたいと思います。(一部省略します)

 「小松市立高校 男子生徒様 11月18日の朝、八幡付近で転んで立ち上がれなくなった母を助けて頂きました。生徒様のお名前も分からず、別の方から教えて頂いたのでお顔もちらっとしか見られず、御礼も言えなかったので、このような形をとらせて頂きました。母は認知症で朝一人で出掛けてしまい、心配して捜しておりました。事故にも遭わず無事だったのも生徒様皆様のお陰です。本当にありがとうございました。私の長女の後輩の生徒様に親切にして頂いて、大変うれしく思いました。ありがとうございました。」

 私からも敬意を込めて、「ありがとう」を伝えたいと思います。

6月4日(金)校長室からお便りします。

 もうカレンダーは6月。今日は総体・総文の2日目です。先程まで激しく降っていた雨も今は止んで、西の空はうっすらと青空になっています。大会期間、ソフトテニス部は能登方面へ出かけますので、よい天気になりそうなのでホッとしています。それぞれの場所で生徒達は全力を尽くし、忘れられない瞬間を体験していることでしょう。最後までDo Your Best!

校長室窓から8号線を望む

 さて、「校長室より」初めての投稿は、本校芸術コースの作品のご紹介です。校長室には川を描いた本校卒業生の絵が長い間かかっていましたが、今年は美術コースのプロジェクトとして、一月ごとに替えて行くことになりました。数百枚という卒業生作品の中から、在校生が「これだ!」と選んだ作品を、職員玄関をはじめ、校長室や本校のあちこちに展示していきます。

 4月のある日、美術コースの生徒が届けてくれたのは、春にふさわしい作品でした。題名は「菜の花」、日本画です。芸術コース15期生の吉田和可菜さんの作品です。咲き誇る菜の花の上には蝶が飛び、葉の上にはてんとう虫がいます。画像ではお伝えできないのですが、日本画独特の透明感もあり、微笑みたくなる作品です。

 校長室に掲げられたもう一つの作品のタイトルは「静物」。11期生の竹田愛理さんの作品です。こちらは油絵なのですが、顔を近づけてじっくり見ると、絵の具を塗った筆使いがわかります。どう重ねていったらこの色になるのか、と思いながら眺めていました。

 現在は2番目の作品達がかかっていますので、それらは次回にお伝えしたいと思います。これから1年間、生徒達の作品を見るのがとても楽しみです。

 

 

7月1日(木)

 本校正面の掲示板に「祝 東京五輪日本代表 ハンドボール女子 石立 真悠子選手」と書かれた横断幕が掲げられました。石立選手は、平成16年度に卒業された本校のOGです。

 平成16年というと本校ハンドボール部が3冠(選手権大会、インターハイ、国体)を達成した年ですが、石立さんはその前年の選手権大会優勝でも立役者であったので、在校中に「4冠を達成」した偉大な先輩となります。

 本校正面玄関前には「汗と涙と感激」と書かれた石碑がありますが、これは昭和61年度に3冠を達成した記念に建てられたものです。本校ハンドボール部の輝かしい歴史を改めて見直すと、これまでの部員達の熱い思いが伝わってきます。

 現在のハンドボール部は25回連続してインターハイへの切符を手に入れました。この夏は、まずは大先輩の石立選手の活躍を、そして8月には現部員達の活躍を見られるものと、大いに期待をしています。

 みなさん、応援よろしくお願いします!!