校長室より
ともとするにわろきもの ~校長室より㉔~
私事になりますが、10月下旬に体調を崩してしまいました。
頭痛がして、市販の薬を飲むと楽になるものの、時間がたつとまた頭痛。これが数日。普段は体調が悪くなってもすぐ回復するのに、今回は長引きました。このままではダメと医者に行き、処方された薬を飲むと見事に復活。もう少し早く医者に診てもらえばよかったとも。
体調を崩しているときに思ったのが、欠席の生徒について。日頃は、「もっと体調管理できるようになってほしい」と思うことが多いけれど、今回、「体調を崩すこともある。欠席の生徒には、できるだけ配慮してあげなくては」と。
徒然草の「ともとするにわろきもの」に、「病をしない身体が強い人」とあるのを思い出します。
病のつらさや、弱い人の気持ちを忘れてはいけないと、改めて思わされました。
面接練習 ~校長室より㉓~
生徒がコンコンと校長室をノックし、「面接受けてきました」との報告に。
就職や進学で面接が必要な生徒は、数名の先生と面接練習をしており、私もその一員。
面接練習では、生徒は一生懸命。
でも、想定された質問には答えられるけど、ちょっと深掘りすると、しどろもどろに。
もっと具体的に説明したらいいとか、理由は2つ言うと説得力が増すよなどのアドバイス。
「そのエピソードは面白いね」と言うと、にっこりして「突っ込まれてもいいように、もっと深く調べてきます」と。
生徒には、結果が分かったら教えてねとは言ったけど、面接の報告に来るとは思っていなくてびっくり。
どんな質問されたか聞くと、一人は「予想通り、突っ込まれた質問されました」、もう一人は「練習とは違った視点で聞かれました」とのこと。
「面接練習ありがとうございました」と言う生徒の表情には、緊張からの解放感が。
そしてなんとなく、本番の面接を経験したせいか、一回り成長したようにも感じます。
私はというと、「どういたしまして」と答えながら、もっといいアドバイスができたのではとの思いも。
生徒とともに、よい知らせを待っています。
カジュマル ~校長室より㉒~
校長室にある小さなカジュマルのプランター。
葉が次々と黄色くなって落ち、残り数枚に。見るからに元気がない。
このままでは弱っていく一方と思い、ダメ元で土の入れ替えを決意。
YouTubeで土の入れ替え方法を予習して、まずはホームセンターへ。
とは言っても、「土を買う」なんて初めて。
「長持ちする肥料入り」と書いてある一番小さな袋を購入。
恐る恐る、YouTube通りに、土の入れ替えを決行。
しっかりと根付くことを祈りながら、水やりを。
3週間ほど過ぎると、小さな新しい葉が。そして、次々と新しい葉が。
「長持ちする肥料入り」の効果か。
今では、濃い緑色の葉で、とってもにぎやかに。
あきらめかけていたカジュマルが、こんなに元気になりびっくり。
同時に、今、元気のない生徒も、土を替え、肥料を与えれば、元気を取り戻すかもとの思いが。
あきらめてはいけない。
台湾修学旅行の交流行事 ~校長室より㉑~
10/14~17の日程で、2年生が修学旅行で台湾へ。
2日目の午後は、彰化市という小松市の友好都市にある彰化女子高級中学校と交流行事。
初めの1時間は、本校生徒約5人ずつが相手校の1、2年30クラスに入ってクラス行事。
生徒達は初めは緊張していましたが、少しずつ慣れ、クイズやゲームを楽しんでいました。
クイズやゲームは、30クラスすべて違っていてびっくり。
それぞれのクラスで、台湾の生徒が自主的に考えたようで、バラエティに富む内容でした。
後半1時間は、本校生徒150人と相手校1、2年生1000人が講堂に入って全体での交流セレモニー。
台湾の高校生による学校紹介に続き、ハーモニカのグループ演奏とダンス。
学校紹介はクイズ形式で工夫されていて、ハーモニカやダンスはレベルが高い。
そして本校生徒による学校紹介、そしてピアノ連弾と合唱。
こちらの学校紹介にもクイズがあり、飽きさせない工夫が。そして芸術コースらしいピアノと合唱。
交流会が盛り上がるか心配もしましたが、すべて杞憂に。
台湾の高校生の歓迎の気持ちがよく伝わってきて、本校生徒もよくそれに応えていました。
台湾の高校生と直接交流することができ、生徒の満足度も高かったようです。
交流会を設定していただいたみなさんに感謝。謝謝。
バトンの引き継ぎ ~校長室より⑳~
9月に入り、2週間が経ちました。
ニュースでは、連日のように最高気温や大雨が報道され、夏が続いているかのよう。
けれども、2学期に入り学校は着実に動いています。
部活動は3年生が引退し、様々な部で1、2年生の新チームで秋の大会が行われています。
先日行われた後期生徒会役員選挙の演説会では、2年生が熱弁をふるっていました。
そして3年生は、共通テストの出願や就職試験の準備。卒業までの第3コーナーを回ったところでしょうか。
いろいろなところで、3年生から1,2年生にバトンが引き継がれています。
先生方は、生徒に寄り添いながら、ときにはぐいと引っ張り、ときにはそっと見守っています。
このような生徒の頑張る様子を見て、引き続き、生徒にとって安心安全そして信頼される学校を目指そうと思っています。