校長室ブログ

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言葉を持つ 言葉を育てる②

 前回の続きです。
 私は国語の教員なので、正しい言葉や美しい言葉を自分の中に持つ、育てるということに、少し拘りが強いように思います。

 でも、少しでも多くの言葉とその意味が自分の中に溜まっていくと、どんなお笑いにも心から笑える人間になります。言葉をあまり知らない時というのは、ちょうど字幕のない洋画を見ているような感じで、動きや表情でしか理解できず、周りの人たちの笑い方で笑いの質を判別して、コンマ何秒か遅れて笑うような感じになりますよね。日本語を蓄えないと、なんと母国語でも同じことが起こってしまいます。お笑い番組でリズムネタや動きネタは笑えるけど、言葉と言葉が掛かっているところが面白いネタでは笑えないということが起きたりします。日常の友達との会話もそうかもしれません。

 大いに笑って人生を過ごすためには、言葉を持つ、蓄える必要があります。そして、年齢に応じて場に応じて言葉を改めていかないといけなくなります。古典では敬語を勉強しますが、敬語を正しく使えている自信があると、社会に出てから堂々と営業や接客ができます。皆さんは今まさに言葉の貯蓄時代。周りの大人の良い言葉を沢山浴びて豊かな人になっていってくださいね。

 

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