日誌

2025年度

輪島塗の職人さんから学ぶ

4年生が、町野町在住の輪島塗職人、惣田登志樹(そうだとしき)さんに伝統工芸輪島塗の仕事について教えていただきました。

2024年には黄綬褒章(業務精励)を受賞され、輪島漆芸美術研修所でも教鞭をとられた経験をお持ちです。

輪島塗にはいろいろな工程がありますが、惣田さんは「塗り」の職人さんです。今年は「輪島市市勢功労者表彰」で学術文化功労者として表彰を受けられました。

何層にも塗っては研ぐお椀や、輪島塗の特徴のひとつである地の粉、自作されるといういろいろな大きさ太さの刷毛も見せていただきました。

地震と豪雨で大きく被災され、今はコンテナの仮工房でお仕事を続けていらっしゃる惣田さん。物静かな語り口ながら、美しく丈夫な輪島塗がいかに多くの職人さんの技術に支えられているかをわかりやすい言葉で教えてくださいました。

伝統を守り伝えていくために、この地でがんばっていくというベテラン職人さんのお話は、社会の学習でもあり、自分の将来を考える人生の学習ともなりました。惣田さん、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

 

里みちこさんお話会

島根県出身の詩人・エッセイスト、里みちこさん。PTA会長さん・輪島市の読書ボランティアの西浦貴子さんがご縁をつないでくださり、お話会が実現しました。言葉や漢字のなりたちのおもしろさを語ってくださいました。

午前中は12年生、午後は3年生以上がお話を聴きました。

海岸で見つけた流木や石にも詩を綴ったり、お手紙として使ったりするそうです。

大人も子どもも里みちこさんのあたたかくて不思議な魅力に取りつかれてしまうということがよくわかる時間でした。

 

 

道路復旧工事 現場見学会

刀祢建設さんのコーディネートで、道路復旧工事の現場見学をさせていただきました。

車の中から見かけることはあっても、間近でお仕事の様子を見ることはなかなかできません。

ヘルメットもお借りして、3年生~6年生と東陽中生徒と一緒に参加させていただきました。

現場の様子や工事の内容についてお話を聴きました。

リモコンで大きな重機の操作を体験しました。

クレーンの上げ下げやショベル部分を動かす操作も手元のリモコンで操作できます。

遠い県外からもリモートで操作できるのだそうです。PCの画面を見ながらオンラインで連携して作業されています。

現場までのぼるトロッコにも乗せていただきました。

ドローンを使って上空から現場の様子を見ることができます。

貴重な体験をありがとうございました。能登の復興に尽力してくださっているみなさんのお仕事を垣間見ることができました。長い時間をかけて危険と隣り合わせの作業を続けてくださっていることがわかり、みなさんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

今後もまだまだ長い時間をかけて復旧作業が続けられるとのことです。近い将来、一緒にお仕事をさせていただく児童生徒がいるかもしれませんね。安全に気をつけられて、これからもよろしくお願いいたします。

 

セラピューティックケアを学ぶ

遠く福岡県より認定NPO法人セラピューティック・ケア協会のみなさんがボランティアとして来てくださいました。

「手のぬくもりは心のぬくもり」を合言葉に、心身のストレスを和らげ、心を落ち着かせるケアを伝える活動をしておられます。仮設住宅への訪問もされているとのことです。

友だち同士や親子・家族間で、自分の手と心だけで人を癒すことができるケアと相手を思いやることの大切さを学びました。

 

道具も特別な場所も必要なく、いつでもできる心と体のケア、家庭でも実践していきたいですね。

 

学校公開3日目 学校保健委員会

学校公開3日目は、午後から学校保健委員会。学校歯科医の廣江雄幸先生に『口はいのちの入口』と題してご講演をいただきました。

地域の歯科医として検診や治療でお世話になっています ジュースには思った以上に砂糖が入っています

歯や口は心や脳の健康とも関係があります

いつもでもきれいな歯でいるためには?

子どもにとっても大人にとっても大切なお話をわかりやすく聞かせていただきました。

これからも歯と口の衛生や食習慣などを見直して生活していきたいと痛感した貴重な時間でした。

廣江先生、お忙しい中ためになるご講演をご準備いただきありがとうございました。