学校日誌

2022年3月の記事一覧

錦高日記3月22日(火)~教科書購入・写真撮影~

 今日の午前中、授業の実施と平行して来年度の教科書購入と写真撮影が行われました。写真撮影では、髪やネクタイを整え、きりっとした表情でカメラマンの前に座るみんなの姿がありました。この1年で外見も内面も成長したと感じます。4月からは新しい学年です。新学期を迎える前に、ぜひこれまでを振り返ってほしいです。自分が成長したことや課題を考える中で、今、自分がしなければいけないことが見えてきます。みなさんの「なりたい自分」近づくことができるはずです。

 

錦高日記3月18日(金)~2年生球技大会~

待ちに待った2年生の球技大会が行われました!!

競技は男子はバレーボール・卓球・バドミントン、女子はソフトバレーボール・卓球・バドミントンです。感染対策のため、声援はできませんでしたが、大きな拍手と身振り手振り、身体全体を使った応援は、クラスの仲間たちに気持ちがよく伝わって、パワーとなっていました!クラスの絆が一層深まったことでしょう。

閉会式では、Silent Partners(準備や運営に携わった方々)に惜しみない感謝の拍手を送る2年生の姿がありました。とても爽やかで心が温まりました。

ほりほりの部屋Vol.99.5「ちょっとほっこりするハナシ~卒業生から・保護者から~」

 皆さん、こんにちは。堀です。最終回を予告したもんだから・・・スミマセン・・・「Vol.0.5」追加で挟みこませていただきます・・・今日は2年生の球技大会!各クラス、最後の思い出作りですね。めっちゃさぶいけども~~怪我しんように~~GAT!

 昨日、昨年度の卒業生が事務室にこれを預けていった、との連絡あり。堀が錦丘中の卒業式に参列していた時間帯だったため、会えず・・・ザンネン!封筒を開けてみて・・・ビックリ!堀が18才の頃、大学受験に備え、実際に共に戦った「戦友」「トモダチ」であるエンピツを、昨年度も今年度同様、「お守り代わりに諸君の筆箱に忍ばせて連れて行ってもいいよ~。」と、35H前に置いておいたのです。「受験が終わったら、返してね。」と事前に伝えてあったのですが、昨年度末になっても、数本(人?)と(エンピツ)補助器が未返却のまま・・・ま、いっか。だれか記念にでも持って行っているんなら・・・と思ってました。戻っては来ない、と思ってました。ところが・・・きのう・・・とつとつとしたコトバですが、「感謝」の気持ちがよく伝わってきました。こちらこそ、ありがとう!頼ってくれて。少しでも力になれたのなら、こんなうれしいことはありません!!!「忘れた頃に・・・」教員をやっててヨカッタ!と思える瞬間のひとつです。1年間の浪人生活が実りましたね!おめでとう!!この場を借りて~~~祝!合格!!!

 今、少しづつですが、校長室内を「次の主」のために、整理整頓し始めています。机の中から、「学校評価に関する保護者アンケートのお願い」の回答用紙が出てきました。グーグルフォームではなく、直接、紙媒体で提出いただいた回答の1枚です。欄外に記入されていたコメントが、堀の心に刺さり、この1枚だけ、集計後に担当者からもらって取っておいたもの。こんな風なコトバをいただけただけで、「よしっ!やっぱ、まちごーとらん!」って、自信が湧いてくるのです。たとえ、たった1枚でも・・・お書きいただいた保護者の方、ありがとうございました。心折れずに、ここまでやってこれました。感謝いたします。生徒および保護者の方々には、もう、以前のような思いはさせてはいけない、と思います。願っています。「錦」の先生方、あとは頼んだよ。

 赴任した3年前、「こどもたちの心を、内側から元気にする方法は?」「やらされ感がなく、満足感いっぱいの高校生活を送らせるには?」様々な観点から、自問自答していました。結局、「なりたい自分」を前面に押し出した、キャリア教育に軸を置いた指導、というところに落ち着きました。当時、教職員の反対ももちろんありました。特に、全員出席を要求する土曜補習や平日8限目補習の撤廃、週末課題の精選などは、「進学実績が下がったらどうするんですか??」とも言われました。そもそも、堀は進学実績など、「学校全体の成果」など求めてはいません、今も昔も。求め続けたのは、ただ「生徒1人1人個人の成長」のみ。その集合体として、結果として、周囲が褒めてくれるなら、それはそれでうれしい、その程度なのです。しかし、その結果は・・・この3年間の進学実績をどのように捉えるか、それは皆さんの判断にゆだねます。生徒1人1人は「よくやった!」その一言です。

 教育の本質は、数字で明確に表れることばかりではないのです。今でも、一番怖いのは、教え子たち、生徒たちからの「評価」です。そしてそれは、教師と生徒という上下関係から解き放たれた、卒業後にこそ、明確なものとなります。もう会いたくなければ、わざわざ会いには行かなければ良いだけなのですから。卒業後に、連絡してでも会いたい、と言ってもらえるこのお仕事の素晴らしさ。教員、というキャリアもなかなかいいもんよ、諸君!錦には「教員の資質」がある生徒、たくさんいます!目指してみませんか、諸君!!!ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

P.S.例の新聞での「退職校長」報道以来、生徒・保護者の方々のみならず、かつての教え子やら先生方やら様々な方面から、お声がけ・お手紙・メール・訪問の機会が激増しています。引退間際って、こんなにも多忙だとは・・・ここでは紹介しきれませんが、感謝のお声・お手紙・メール、本当にありがとうございます!あと2週間、やりきります!!

錦高日記3月17日(木)~1人1台Chromebook~

 全国の学校に高速大容量の通信ネットワークを整備し、多様な子どもたちに最適化された創造性を育む教育を実現することを目的としたGIGAスクール構想のもと、今年度5月から、本校でもChromebookを活用した授業が展開されています。今までは、限られた台数を教員が運び使用していましたが、この3月、全校生徒分の台数が届いたおかげで、14日から、いつでも1人1台のChromebookを使うことができるようになりました。今日も、いくつかの授業でChromebookが活用されていました。移動させる時間がかからないため、活用頻度も上がることと思います。これから、どのような授業が展開されていくか楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記3月16日(水)~合格発表~

 春風が吹く中、今日は高校入試の合格発表が行われました。正午ちょうどに玄関前に合格者の番号が張り出されると、待っていた生徒から「やった!」「合格した!」と歓声があがりました。友人や保護者と抱き合ったり、掲示されている番号の写真を撮ったりする生徒もいます。涙を流している保護者の姿も見られました。

 本校にご縁があった方も、なかった方もみなさん、お疲れ様でした。本校を受けてくれたみなさんのこれからに幸多きことを願っています。

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記3月15日(火)~MP17(マジカル・フレーズ・セブンティーン)~

 昨日と今日の昼休み、堀校長先生が希望者を対象に「MP17(マジカル・フレーズ・セブンティーン)」と題したランチタイム補習を開催し、長文読解のコツを17個、伝授してくださいました。会場の31Hに集まった1,2年生は、校長先生の言葉を一言も聞き漏らすまいと真剣な表情で、校長先生を見つめます。補習終了後、次の授業ギリギリの時間まで質問している2年生もいました。

 1回20分の講座に詰め込まれたマジカルフレーズは、長文読解の際に、必ず役立つことでしょう。堀校長先生は3月31日まで校長室にいらっしゃいます。英語に関することで分からないことがあれば、校長先生の所へ!あなたの英語力向上につながるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記3月14日(月)~卒業生と語る会~

 今日の午前中、「卒業生と語る会」が開かれ、3月2日に卒業した先輩7名が、これから進路実現を目指す在校生に対して、たくさんのアドバイスをしてくれました。密を避けるため、学年を分けて行われた4回の講座で、卒業生たちはそれぞれの学年に応じた内容を伝えてくれました。1,2年生は重要なポイントをメモしたり、うなずいたりして、真剣に話を聴いていました。

 今日、来てくれた卒業生7名から在校生へのメッセージです。

「受験は長く、想像の何倍も辛いと思いますが、いつか必ず終わります。メンタル的に弱っている時は友だち、先生、家族と話すといいです。頑張ってください。」

「友だちと先生方を頼る。その日のことはその日のうちに。テスト前に開く講義室など上手に活用しよう。」

「高き理想とそれに潰れないだけの実力を!今日の努力はきっと未来の為となる!」

「模試の判定なんてあてにならないことが僕で証明されました。在校生も判定なんて気にせず頑張ってください。」

「受験は大変ですが、頑張っていたら急に成績が上がる時が来るので、一生懸命受験、頑張ってください!」

「頑張った分だけ、合格したときの喜びは大きいです!受験期はと~っても長いので、気負いすぎずに頑張ってくださいね!応援しています。」

「先生方をたくさん頼って頑張ってください。辛い時やしんどい時もあると思いますが、周りへの感謝をもって勉強を続けたら、きっと乗り越えられると思うので、頑張ってください。」

 

 

 

 

 

 

 

ほりほりの部屋Vol.99「退任の春~なにもかもがなつかしく・・・~」

 皆さん、こんにちは。堀です。この春、退任する県立学校長の1人として報道されました。解放されるので、うれしいような・・・若者たちと会えなくなるので、さみしいような・・・以下に本県の高校校長会の「会誌」に投稿した文章を活用し、ダイジェストで、超特急で、堀の37年間の教員生活を振り返ってみます!GAT!

思ひ出の数々

金沢錦丘高等学校長 堀 義明

 「ない!ない!どこにもな~い!」大学卒業年3月24日の北國新聞本社前に張り出された夕刊。定期人事異動ページで「新採」に自分の名前が見当たらない。「A採なんに・・・もしや、第1希望の中学校ではなく第2希望の小学校かも。」もう1度、南から小学校をくまなく探す。「あれ~、ない・・・」まさか・・・高校欄を大聖寺実業から探し始めるとほどなく・・・「あ、あった!小松商業・・・なぜに高校??」願書に希望を記載せず、面接で尋ねられもしなかった校種。定年の今になっても謎です。WHY?石川県教委殿!

 小松商での一場面。「4番サード宮窪君(現小商進路課長)、4番サード宮窪君。職員室堀まで。」とウグイス嬢ばりに校内放送。直後、教務主任の先生から「ふざけた放送するんじゃないっ!」と大目玉。思い返せば、あれが「ふざけた37年」の始まりでした。

 新設の金沢辰巳丘での一場面。3期生を3年間持ち上がった際、卒業式の日にある女子生徒2人から。「3年間、ありがとうございました。結局、堀さん(当時から「卒業したら『先生』とは呼ぶな。『さん』と呼べ。」と教え子には言い続けていました。)は、『善人ぶった悪人』なのか、『悪人ぶった善人』なのか、最後まで分かりませんでした。本当はどっちなんですか?」「ほりほり(辰巳丘赴任1年目につけられたニックネーム。)のおかげで、英語が好きなままでいられました。本当にありがとうございました!」最初のコトバは、自分の教員生活を貫く哲学となりました。次の金沢泉丘で出会い、多大な影響を受ける事になる、梶本逸子大先生のコトバ「教員は役者なのよ~ん。Teachers should be actors AND actresses!」にも通じます。見破られるようでは大根役者なのでしょう。2つ目のコトバは、「教科でも、部活でも、『好きにさせたら(好きなままでいさせたら)』、こどもは勝手に走って行く」ことに確信を与えてくれました。あの日、職員室までわざわざ伝えに来てくれたあの子たちの表情まで思い出せるくらい、鮮烈なインパクトがある、堀にとっては「褒めコトバ」でした。お2人さん、ありがとう!

 創立101年目から109年目まで勤務した金沢泉丘は、自身のキャリアとして最も長く、かつ、波瀾万丈の9年間でした。3年生の担任4回を含め、9回のホーム担任は思い出深い学年ばかりです。教員生活10年目から18年目、気力・体力・生意気MAXで、怖いもの知らず。思い出すのもハズい、9年でもあります。<男子バド部監督として、根上大会2年連続準優勝(相手はいずれも金沢市工)。団体で北信越大会にも出場しました。日々、ノックに明け暮れ、選手と野田山まで走っていたのもこの頃(含:本校おはら先生)。なつかしい・・・>

 赴任した年、「来年の韓国修学旅行の助言もらいに、広島の盈進(えいしん)高校行くぞ。堀さん、オレと一緒に行こう。」当時の加藤1年学年主任(病に倒れ修学旅行引率できず。故人、涙。)からお声を掛けていただきました。翌年2月14日、2人で鉄路、広島に向かいました。途中、がれきの山の神戸市内を徒歩で横断し、丸1日かけて。「あなた方は何のために韓国へ行くのですか?ロッテワールドで何を学ぶというのですか?」訪問先の校長先生からのコトバは衝撃的でした。「独立記念館を訪れずして、日本の高校生が訪韓する意義はありませんよ。」金沢に戻り、取り急ぎ、旅程及び事前学習の内容を大幅修正。翌年、本県初400人規模の海外修学旅行実施へとつながります。その後しばらく、あの旅行プランが本県の韓国修学旅行のプロトタイプとして定着。次の金沢錦丘でも、初の海外(韓国)修学旅行プラン策定・実施に深く関わることになります。

 泉丘勤務最終年の1月中旬。新聞の大見出しに、「来春、初の県立中学校誕生」。教採の頃のくすぶっていた思いが、校長室へと走らせました。「〇村校長先生!私を錦丘へ異動させてください!」「はぁ?こんな素晴らしい教員、生徒に恵まれとって、何が不満なんや!」「不満はありません。ただ・・・飽きました。」「ばかもーん!」またしても、ふざけた一言・・・やっちゃった・・・で、異動。

 金沢錦丘での4年間は、「中高6年を貫く独自教科(教材)の作成」「キャリア教育をベースにした、全く新しいコンセプトの学校の創造」を前面に出し、超多忙な中ではありました。一方で、日々、「やりがい」を感じながら過ごすことができました。高校生と同時併行して中学生にも3年間教え、夢かないました。ALTも演じきりました。

 金沢二水での「オレンジパワー全開の3年生」と過ごした充実の2年間、教育センターでの「英語中核教員研修」をはじめとする、小・中・高・特支全ての校種の「先生方への種まき」に奔走した6年間、内灘での「地域からの信頼回復」に全力で取り組んだ4年間を経て今、教員生活最後の3年間を、再び、この錦丘で全うすることができ、こんな幸せなことはありません。コロナ禍で実現できずに終わった「海外修学旅行の復活」は、(今しばらく時間がかかるかも知れませんが)後任に託していきます。こどもたちが世界へ「トビタテ」るよう、サポートをよろしくお願いします。ここまで支えてくださった全ての方々に感謝申し上げ、筆を置きます。合掌。

 今となっては、いろんな教え子たちと過ごした日々、その全てが、ただひたすら、懐かしく感じられます。諸先輩方からの叱咤ですら、面白おかしく感じられる今日この頃です。

 次回いよいよ、何とビックリ!「Vol.100」!キリの良いところで、最終回とします。3月24日、夕方頃の掲載を予定しています。ではでは。今日はこの辺で。CU on THE day!

錦高日記3月11日(金) ~1年生球技大会~

 生徒たちにとっては1週間ぶりの登校となる今日、1年生の球技大会が実施されました。感染対策として競技中はマスクを着用したまま、また人との接触を避けられるように工夫して行われました。競技は男子がバレーボールと卓球、バドミントン、女子はソフトバレーボールと卓球、バドミントンです。

 各競技で白熱した戦いが行われ、生徒たちはキラキラした表情で競技に取り組んでいました。しばらく自宅学習が続いていた生徒にとって、よいリフレッシュとなったでしょう。これで1年のクラスで行う大きなクラス行事は最後になります。1年間過ごした仲間たちと素晴らしい思い出が残せたと思います。運営にあたった生徒会のメンバーや先生方、総務委員、体育委員、各競技の部員のみなさん、本当にありがとうございました。

錦高日記3月10日(木)~伏見川のカルガモ~

 校舎の裏に流れる伏見川の川縁は、散歩する人や犬を連れた人などが行き交います。午後、伏見川に2羽のカルガモがいました。ずっと一緒に行動していたので、最初は「つがい」かな?と思いましたが、どちらも雄のようです。兄弟でしょうか。羽づくろいを行ったり、川の中に首を突っ込んで植物の実や、昆虫などを食べたりしていました。

 明日、2年生は通常授業ですが、1年生は球技大会が行われます。みんなの活躍が楽しみです。