学校日誌

2020年8月の記事一覧

錦高日記8月6日(木)Ⅰ ~挑め!マーク模試~

 本日、3年生全員がマーク模試に挑みました。8クラス全てが生徒で埋まり、問題に真剣に取り組む姿が見られました。8月の「天応山」パート2です。

 

 さて、3年生の教室前の廊下を歩いていくと、今年も本校の守護神のお地蔵様が鎮座しています。ふっと見ると、鉛筆を持っていました。それに、前にはジーンズ地の筆入れが・・・はは~ん、これが校長先生が「ほりほりの部屋」で書いていた鉛筆なんだ、と気付きました。この鉛筆を使えばハイスコアが望めるのかな~、特に英語はいけるんじゃないか、などなど思いました。

 明日のマーク模試、この鉛筆でチャレンジする生徒がいるかどうか、ちょっと気になります。がんばれ!3年生!

 

 

ほりほりの部屋Vol.22「ある日のぼっちめしin summer~意外とイケる!そうめん弁当~」

 皆さん、こんにちは。堀です。How hot it is today! 食欲落ちるけど、しっかり食べてGAT!!

 本日金沢の最高気温、何度だろう?36℃越え??体温じゃん!登校禁止体温近く??なんて言っている錦生の何と多いことか・・・そもそも「°C」のCって何?「摂氏」のことです、って答えるでしょうね。じゃあ、「摂氏」って何?日本じゃ「摂氏~度」って言うけど、他の諸外国もいっしょ??ちなみに、アメリカは「°F」、つまり、「華氏」を用います。渡米して、まず、すんなりとはイメージが湧かないものの1つがこの度量衡表記の問題です。「ヒューストンまで15マイルくらい。車で30分くらいかな?」なんて言われても、距離感が全然ぴんとこない。「明日のシアトルの予想最高気温は98°。厳しい暑さでしょう。」という天気予報を聞いても、「沸騰直前か?」なんて思ってしまう始末。ハワイのアラモアナ・ショッピングセンターでナイキのシューズ買おうとして「足のサイズ、何インチですか?」なんて店員に聞かれた日にゃあ、購買意欲げんなりだぜ~。数字とそれにともなう単位が持つ情報は、日常的な会話の場面や様々なビジネスシーンにおいて、決定的判断材料となります。数値聞き取り能力は、「使える英語」のリスニング力向上のためには致命的に重要です。「訳」ではなく、イメージで捉えることができるようになるまで、相当の訓練が必須です。が、「習うより慣れよ」の世界なので、誰でも、その環境のなかにどっぷり浸かっていれば、必ず使いこなせるようになります。だからやっぱ、近い将来、トビタテJAPAN!after/with COVID-19・・・(「°C」:「摂氏」というのは、この温度表記を考案したスウェーデンの天文学者Celsius(セルシウス)の中国音訳「摂る(変換できず)修斯」の頭文字に「さん」の意の「氏」を付けたもの。「°F」:「華氏」というのは、この温度表記を考案したドイツの物理学者Farenheit(ファーレンハイト)の中国音訳「華倫海特」の頭文字に「氏」。中国音訳というのは、「コカコーラ」を「可口可楽<かーくーかーりーのように響く>」と表記するような感じ。)

 し、白い!限りなく白いお弁当。As white as snow・・・薬味のわずかな緑がアクセント。ここにつゆをぶっかけて・・・めんが小さな一口状にくるくる幾層も丸めて重ねてあって・・・大きめの保冷剤で挟んで持参すれば、お昼頃までは十分冷たくて大丈V(古っ)!つゆをぶっかけたら、カンタンにめんはほぐれます。めん1束分でも、十分おなかいっぱい。蒸し暑く、食欲減退のお昼ごはんには意外とイケます。つゆにもちょっち(具志堅風に)一工夫。ラー油をお好みの分量、たらし込んでみて!ゴマの風味と辛みの刺激で食欲マシマシ。そうめんにラー油、合うんです!しかも、食事時間超短縮可能。本日の堀の完食までの時間、1分25秒!あっちゅうま!食後しばらくすると、ずうんとおなかに来ます。胃袋でつゆ吸って、めん膨張。おなか、ぱんぱん。お弁当作成者に負担かからず(そうめん1束ゆでて、水にさらして、水きって。ジップロック容器に一口サイズに丸めて入れていくだけ。薬味はお好みのものをラップするのみ。つゆもお好みのものを小さめのジップロック容器<パチンと閉まる容器。こぼれないように。>に注ぐだけ。ラー油もお好みでたらし込み。)、弁当箱洗いもラクラク。1度お試しあれ~。自分でも作れるよ。栄養バランスについては、その日の朝食や晩ご飯で調整してね。こればっかりはNG!ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

錦高日記8月5日(水)Ⅱ ~2年生 数学ゼミの実施~

 本日の午前中、2年生の有志が参加した『数学ゼミ』が行われました。事前課題として示されていた問題を予習してきた参加者たちは、真剣な面持ちで先生の解法を聞いていました。時折、(ソーシャルディスタンスを保ちながら)隣の人と相談をしたり、途中の計算を確認しあったりしながら、難問にも挑戦しており、充実した90分間を過ごしました。

 本校では、例年よりも短くなっていますが、今の自分がやりたいことを行うことのできる時間を確保しています。学習でも、部活動でも、趣味などでも・・・生徒たちにとってこの時間が有意義な時間になってくれることを強く期待しています。

   

ほりほりの部屋Vol.21「『ボールはともだち こわくないよ』(「キャプテン翼」より)~エンピツはともだち~」

 皆さん、こんにちは。堀です。夏休み短っ!短いからこそ、濃「密な」時間を!部活で「密な」時間を!受験勉強で「密な」時間を!そして、趣味でも「密な」時間を!この「3密」時間をGATで!!

 今年度の錦丘高校は、夏季休暇を8月1日から8月16日までの16日間としました。臨時休校中の諸君にお願いした自学自習内容に加え、7月後半に追加実施した授業内容と8月17日以降の8月後半の追加実施内容で、今年度初めの休校分の授業進度は、ほぼほぼリカバーできる予定です。諸君に「自立した学習者」となってもらうため、ひいては、「自立のために自律できる大人」となってもらうため、平日補習を始め、土曜補習や長期休暇中の補習は、今年度より本格的に全廃しています。このコロナ禍においてこそ、「なりたい自分」を本気で目指し、内発的に学習に励んで欲しいという気持ちからです。「やらせられた学力」や「大学に入ることのみを目標とする勉強」では、大学進学後の伸びは期待できません。「伸びきったゴム」に未来はありません。また、高校生活を学習以外の面からも充実させて欲しいと、心から願ってもいます。部活動や生徒会活動、そして自分の好きなこと・趣味の世界など、我を忘れて没頭できるものや時間は、2度と戻らない、多感な高校時代において、何物にも代えがたい宝物です。どうか、悔いのない過ごし方をして下さい。Time flies like an arrow. (この英文、「時間は矢のように<速く>飛ぶものだ。」から転じて、ことわざとして「光陰矢のごとし。」と訳されています。が、ちょっと前の自動翻訳機の第1候補訳は、「時間バエ<どんなハエじゃ??>は矢を好む。」でしたぁ!各単語毎に分解して、使用頻度に応じた確率上最も可能性の高い訳を選択した結果、とのことでした。たしかに、前後の文脈がなければ、こんな意味になり得るのですね。ちなみに、今の翻訳家のお仕事は、機械が自動翻訳したものを微調整していく作業が主です。映画字幕や文学作品の翻訳ではなく、膨大な量の、一刻を争う、ビジネス上必要な書類(実際はメールやライン等)の翻訳が日々日常のお仕事なのです。)

 さて、この写真はなんでしょう?左から順に、ジーンズ生地の筆入れ(鉛筆入れ)、HB12本入りの「木物語」(トンボ鉛筆社製)<これは、ただの比較用>、H20本の「ユニ」(三菱鉛筆社製)、そして、鉛筆補助器です。右の写真のように使用します。短くなった鉛筆でもこれを使うことで適正な長さに調整でき、最後まで使い切ることができたというスグレモノ。当時の富山の高校生は皆、持っていました。(下部のメッキがはがれて錆びつつありますが、現在でも使用可能です。)「三菱のユニ」も当時は定番のブランド鉛筆の1つでした。

 ここで「当時」と言っているのは、堀が高校3年生あたり、ナント今から40年前(!)、堀が受験生だった頃を指しています。諸君が受験するのは「大学入学共通テスト」と呼ばれ、昨年までの卒業生が受験していた「大学入学センター試験」と呼ばれていたものをベースに思考力・判断力・表現力をも測る目的で改良されたものです。ただ、どちらも、正解だと思う楕円形の(4択の)マークを鉛筆で塗りつぶす形態という点はほぼ踏襲されています。この「センター試験」のさらなる前身が、堀がその第2回目(および第3回目も・・・くぅ~)を受験した「大学入学共通一次試験」というものでした。日本が国として初めて、全国立大学に一次試験として、マーク型の共通統一テストを課した、大学入試制度の大改革の2回目(と3回目・・・くぅ~)でした。つまり、マーク型入試が日本に誕生したのは今から、41年前のこと、ということなのです。当時は傾斜配点などなく、どの大学も配点は同じで、文系も理系も全教科受験で1000点満点。ちなみに堀は、国語(200点)、数学(200点:数Ⅰ・100点、数Ⅱ・100点)、英語(200点:リスニング存在せず!)、理科(200点:生物・100点、化学・100点)、社会(200点:日本史・100点、世界史・100点)という真っ向勝負の選択でした。現役合格が叶わず、金沢の予備校で浪人することになった際、母親が新品の「三菱のユニ」を2ダース手渡してくれ、こう言いました。「これで1年、がんばるこっちゃ。」泣けました、ふがいない自分が情けなくて・・・

 58年生きてきて、あれほどまでに全力で集中して1年間継続して勉強したことはありません。マーク型の問題集を解くとき、マーク型の模試を受けるとき、マークをするときはいつでも、この2ダースの、24本のかけがえのない「道具」の力を借りました。いつしか、単なる練習「道具」から、ともに人生をかけた勝負に向かう「戦友」とでも言うべき存在となっていきました。1本1本に親しみが湧き、1本1本に名前を付けるようになっていきました。24「本」ではなく、24「人」に。「道具」が「ともだち」になっていきました。模試の直前ともなると、「ジョン、今日の国語の先発はおまえだ。現代文、行けるとこまで行け!あとの古文はダグラスが引き継ぐ!万一、ポキッといっても、リリーフにはリッキーがいる!大丈夫だぁ~」などと、心で独りごちておりました。(なぜか外国人男性の名前ばかり。当時ハマッてた洋楽や洋画の影響大!)そうこうしているうち、高得点がとれる「ともだち」とそうでもない「ともだち」が出てきて、必然的に使用頻度にも差が現れ始めました。写真の右寄りの短い「ともだち」ほど、調子の良かった「戦友」、ということなのです。補助器を使ってでも、先発に起用し続けた結果なのです。(元の鉛筆の長さが、左側のトンボ鉛筆の箱の長さ。相当、酷使したこと、おわかりいただけます?)

 そうこうして迎えた第3回共通一次試験。「ともだち」とともに、すさまじい戦果をあげることになります。国語180点、数学200点(無失点、完封!)、英語186点。理科社会は省略(というか詳細は忘却の彼方・・・)。トータル1000点満点中、880点というハイスコアをマークしました。当時の予備校の校長先生は、京大受験を盛んに勧めてきました。が、当時の「なりたい自分」は小学校か中学校の教員であり、揺らぐことなく、両方の免許が取得できる、金沢大学教育学部中学校教員養成課程(英語)に二次試験願書を提出しました。(ちなみに、教員採用試験の際も、第1希望は中学校教員、第2希望は小学校教員と願書に明記しました。面接でもそう答えました。何を間違って小松商業高校が初任校となったのか?県教育委員会殿!未だに不明なりねぇ~<コロ助風に>でも、結果的には錦丘の諸君に出会えたのだから、人生これで良しとする。)

 ここまで読んできて、あれ?と思われた人、いませんか?2ダースの「ともだち」のはずなのに、写真には20本しか写ってない・・・4人はいずこ?補助器にも入れなくなるほど短くなり処分された??house house あ、いや、いえいえ。通算9回、高校3年生の担任を経験しました。その際、毎回、ホーム担任として言ってきたこと、それは、「試験本番の際、机上で唯一頼れる『道具』を大切に!そして、本番のみ使うのではなく、練習で使い慣れた、使い込んだ「道具」こそが最高の武器となる!<新庄剛という野球選手を知っているか?阪神タイガースや日本ハムファイターズで活躍した強肩豪打の外野手で、派手な演出でチームを盛り上げることでも有名な超個性的選手だった。その華麗さと裏腹に、生涯使用したグローブはたった1個。ぼろぼろになっても、修理して修理してデビューから引退まで、たった1個の「道具」で華麗な外野守備を演出した。日ハムでの引退セレモニーの際も、バットではなく、その外野手用グローブをグラウンドにそっとおいてスポットライトから消える、というラストシーンをもって、ずっと使ってきた「道具」、ともに戦ってきた「戦友」へのリスペクト・敬意を表した。どう?かっこいいと思わないか?>」というようなことでした。センター試験の直前になると、「先生。先生の「ともだち」を連れて行っても良いですか?私にも力、貸してくれますよね?」というような申し出が相次ぎ、「連れてって。必ず、助けてくれるから。」と24人の我が「戦友」は人気者でした。大切な「ともだち」だから、受験終わったら、必ず連れて帰ってきてね、とお願いはしてあったのですが・・・長年にわたり、また1人、また1人と帰らぬ人となったのでした、計4人・・・行方不明なり・・・よって、20本なのです。高得点マークの縁起物として、大明神の前に置いときます。

 3年生諸君!明日からのマーク模試、重要な練習試合です。全国につながる大切な試合です。全力で、戦ってきなさい!勝ち負けではない!ここまでの自身の学習をこのまま続けていけばいいのか?それとも、大幅な軌道修正が必要なのか?それを見極める試合と位置づけなさい。今から今から!まだ何も終わってないから。諸君も自分自身の「ともだち」を作ろう!「戦友」を持とう!エンピツはともだち。ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

錦高日記8月5日(水)Ⅰ ~錦丘ギャラリー~

 本校の中央階段2階踊り場には美術のコーナーがあり、毎日登校する生徒や教職員の目を楽しませてくれています。保護者懇談でご来校された方の中にも、足を止めていただいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 現在その場所には、美術系大学へ進学した卒業生もしくは在学生たちの作品が展示されています。中には美術作品に対する論文も掲示されており、一口に美術といっても色々な分野や側面があることが分かります。

 本日は、その作品の数々をどうぞお楽しみください。