2020年5月の記事一覧
ほりほりの部屋Vol.9 つかの間の「*タメイキ*」
皆さん、こんにちは。堀です。GATやってる?
さて、今日のお題は、「*タメイキ*」です。このセリフ、ある漫画の登場人物たちが頻繁に使うんです。*マークとカタカナ表記が特徴です。堀は、名訳だっと思っています。英語から翻訳すると、そうそう、こんな感じ、って思うんです。写真の見開き2ページの左側の1番下、チャーリー・ブラウンの妹サリー・ブラウンがスヌーピーに気持ちよくもたれかかって"Z"と寝息を立てている場面で、スヌーピーが"Oh, good grief!"と嘆いています。右ページの1番下、オチのところで、スヌーピーが"Sigh"と言ってます。Good grief!もSigh.も、「やれやれ。」とか「なんてこと!」と訳されているものがありますが、堀は「*タメイキ*」のほうが好きです。
今を去ること、53年前、1967年にアメリカの漫画「ピーナッツ」が初めて日本語に訳されて出版されました。翻訳したのは、あの詩人、谷川俊太郎氏です。<詩人であると同時に、児童絵本を中心とした翻訳家としてもその優れた能力は発揮されています。諸君たちが小学生低学年の頃、「スイミー」を国語の教科書で習ったよね?あれも谷川氏の翻訳作品です。ご確認あれ。>griefという単語はふつう「悲しみ」「嘆き」「悲哀」といった意味で使います。ところが、Good grief!という言葉は、驚いた時や呆れた時に使うのです。単語の意味がわからなくても、どんな場面で、いかなる文脈で使われているのかを想像することが英語学習の肝だと思います。そんな予習(プレリーディング)で鍛錬してくださいね。未知の言葉との出会いを楽しめる学習者であってほしいと願っています。
(Selected Cartoons from PEANUTS EVERY SUNDAY Vol.1 1958 より引用)
写真の本は、今から45年前、中学1年生の頃、地元の本屋さんの洋書・輸入書コーナーで見つけて買った2冊のPeanutsのうちの1冊。英語に興味を持ち始めて、いきがって買ったけど、どの回も、さっぱりオチが理解できず、自分にがっかりした、と言う代物です。でも、初めて買った記念の洋書・輸入書なので、45年間、アパートなり、職場なりに持ち歩いています。今の今まで、英語で飯を食ってきた、そのきっかけになった漫画なので。校長室に2冊ともおいてあるので、興味があれば、いつでもどうぞ、お貸しします。
この3ヶ月間ほど、コロナに振り回されっぱなしで、ほんとに"Good grief!"と"Sigh."の連発状態です。「はあ~」ってカンジなんですが、「*タメイキ*」のほうがなんか軽やかに乗り越えられそうな気がしません?来週から、段階的に、学校再開へと進んでいきます。今後、どんなことが起ころうとも、「*タメイキ*」でやり過ごしましょう!ではでは。今日はこの辺で。 CU next week!
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