2021年5月の記事一覧
錦高日記5月12日(水)~サッカー部、人工芝のグラウンドで練習!~
昨日の放課後、本校のサッカー部が金沢市営球技場で練習していました。学校を離れて練習する理由を顧問の西田先生が教えてくださいました。「6月初旬に行われる県総体は人工芝のグラウンドでの試合が多いです。土のグラウンドと人工芝ではボールの跳ね方など違うので、人工芝に慣れるために、学校を離れて練習します。」
総体の対戦相手は5月13日に決まります。サッカー部の総体での活躍が楽しみです。
教職員と児童生徒間のSNS等による連絡について
【保護者の皆様】
昨年度より、Google Classroomによるインターネットを活用した教育活動を部分的にではありますが実施しております。教科の課題の提示や提出のほか、教職員から生徒への諸連絡にも使用しており、今後、その活用が一層拡大していくと考えています。
他方、近年、全国的に教職員と児童生徒とのソーシャルネットワーキングサービスや電子メール、ショートメール等(以下「SNS等」という。)を用いた私的なやりとりから、わいせつ行為等の不祥事に至る事例が発生しています。
こうしたことから、教職員による児童生徒に対するわいせつ行為等の防止の予防的な取組について、本年4月、文部科学省から全都道府県に対して通知があり、これを踏まえ、県教育委員会において、県立学校教職員から児童生徒へのSNS等を用いた連絡に関して以下のとおりルールを定めました。
これまで本校では、部活動における顧問と部員間の連絡にLINEを使用しているケースもありましたが、今後は、部活動やクラス活動における教職員から生徒への連絡は、LINEなどの私的アカウントを使用した連絡を禁止し、以下のとおり、学校が管理しているGoogle Classroomを使用した連絡とします。
つきましては、保護者の皆様には、ルール策定の趣旨をご理解いただくとともに、本校の教育活動に今後ともご協力いただきますようお願いいたします。
記
1.教職員は、いかなる場合であっても、児童生徒との間でSNS等で私的なやりと
りを行ってはならない。
2. 教職員は、児童生徒との間でSNS等を使用して連絡を行う場合は、部活動やク
ラス単位の活動等に関するものに限る。
3. 2の際、教職員が使用できるSNS等は、県教育委員会が既に全教職員及び児童
生徒にアカウントを付与したGoogle Classroomに限るものとし、管理職(校長、
副校長、教頭)が常にGoogle Classroomでのやりとりを確認できるようシステム
設定した場合に限る。
※なお、学校行事等の連絡のため、学校から保護者の皆様に行っている一斉メールの
送信につきましては、引き続きこれまで通り行います。
石川県立金沢錦丘高等学校
校 長 堀 義 明
錦高日記5月11日(火)~2年探究・テーマに対する小課題を設定しよう~
今日の7限、総合的な探究の時間で2年生は、自分たちのテーマに対する小課題の設定に取り組みました。課題設定のポイントはいくつかあります。自分たちの目線で設定されているか。テーマとどうつながっているか。具体的に焦点がしぼられているか。いつまでに解決すべきか。誰が担当するか。
生徒はスマートフォン等を活用して、考えを深めます。担任の先生から、論文の検索サイト「CiNii」を教えてもらっていたクラスもありました。コロナ禍の中できることは限られていますが、「できない!」とあきらめるのではなく、できることやできる方法を、ぜひ探しだしてほしいです。
錦高日記5月10日(月)~今日の授業から~
今日の授業の様子です。コロナウイルス感染防止対策のため、グループワークやペアワークなどはありませんが、それぞれのクラスで工夫された授業が行われていました。
日本の人口が過去からどう推移しているかについて、年齢別人口ピラミッドの動画から実感する授業。生徒が解いた問題をプロジェクタで映し、生徒自身が説明している数学の授業。本校の学校設定科目のLC探究では、ALTの先生と英語の先生の2人が少人数のクラスを担当していました。
今の状況が改善され、グループ活動やペアワークが以前のようにできる日が早く来ることを願っています。
にしき日和5月10日(月)~男子バレーボール部紹介~by新聞部
今年の男子バレーボール部は新たに11人のプレーヤーと女子マネージャー2人を迎え入れました。部長の竹内さんは「ボールを落とさず、繋ぐことに力を入れて練習をしている。今年の目標は総体でベスト8以上を狙うことだ。」と力強く語ってくれました。吉野先生の緩急のあるボール回しに対して、ボールを落とすまいと果敢に取り組んでいました。さらに、プレーヤー同士の声掛けをする姿も頼もしかったです。
男子バレーボール部の健闘を祈っています。
錦高日記5月7日(金)~1年探究・自分の「過去」を見つめる~
今日の7限、総合的な探究の時間で1年生は、自分の過去を見つめる活動に取り組みました。まず、小さい頃から今までを振り返り、「なりたかった職業」や「夢中になっていたこと」を思い出します。そして、その時の「なりたい度」や「夢中度」の上がり下がりをグラフで表現し、「その時の気持ち」をグラフに書き込みました。
また、グラフとは別に「なりたかった職業」や「夢中になっていたこと」について、「気持ちが高まった理由」や「気持ちが冷めた理由」について書き出します。自分を見つめ、分析することを習慣化すると、将来について主体的に考えることができるようになります。今日は、1年生それぞれが自分の内面と深く向き合っている様子が感じられました。
にしき日和5月7日(金)~野球部紹介~by新聞部
今年の野球部は新入部員4名、新マネージャー2名を迎えチーム一丸となって活動しています。監督の宮岸先生は「まず7月の3年生最後の大会で球場に校歌を響かせたい。1年生は野球を通して努力が実る瞬間を味わって欲しい。」と意気込みを語ってくれました。バッティング練習ではマネージャーの支えもあり、選手は真剣な眼差しをボールに向け、力強くスイングしていました。
次の大会での野球部の活躍に期待したいです。
錦高日記5月6日(木)~English Festivalに向けて~
今日の放課後、講義室Dをのぞくと・・・。電子辞書を片手に、英訳をしている生徒たちの姿がありました。何の勉強をしているの?と聞いてみると、英語部のみなさんがEnglish Festivalで演じる劇の台詞を英訳していたのです。「この台詞はどの表現がいい?」と相談し合う様子も・・・。劇の最後は「We're All In This Together. 」をみんなで歌って。
部員が自作した劇の詳細は秘密ですが、等身大の彼ら、彼女らの心の機微が表現されていました。6月4日(金)の発表に向けて、英語部の活動が始まっています。
ほりほりの部屋Vol.56「GWのはざまでPart 2~“I like work.”~」
皆さん、こんにちは。堀です。今年も「ゴールデン」のGじゃなくて「ガマン」のG。ガマン・ウィークのGWでしたねぇ。でも、もう1日なんとかのりきれば、週末だぁ~、ふんばろう~~~GAT!
さて、先週発表された今年のアカデミー賞。「ノマドランド」3冠取りましたね~。しかも!作品・監督・主演女優という主要部門3冠。出演しているプロの俳優は、主演女優のフランシス・マクドーマンドを始め、ほんの数名。他の大多数は実際の「ノマド(現代米語では『車上生活者』の意)」の人たち。いろいろ考えさせられる映画です。社会の第一線から退く瞬間が近づきつつある我が身と照らし合わせても、人生って?時間って?名誉って?お金って?そして、仕事って?今一度、原点に還って振り返りつつ、これからの身の振り方に思いをはせる、そんな思いにさせる、限りなく生々しい、ドキュメンタリーに近いロードムービーでした、堀にとっては。まだ、上映中かな??強くオススメ。
先週の授賞式でのフランシス・マクドーマンドのスピーチがこれまた、すごかった!インパクト強烈!彼女自身、主演女優賞は「スリー・ビルボード」(こっれもオススメ映画!)に引き続き3度目の大女優。しかし、メディア露出ほとんどゼロであるがゆえ、ひとたびコトバを発した際のメッセージはシンプルなコトバなのに、極めてパワフル!
作品賞受賞の際、有色人種女性として史上初の監督賞受賞のクロエ・ジャオ監督らスタッフたちともに登壇。“We give this one・・・ to OUR WOLF!”<私たちはこれを『私たちのウルフ(オオカミ)』に捧げます!>(ここでのthis oneは目前にある作品賞のオスカー像)という前フリの直後「ワウゥゥー!アウアウアウ、アウーーーッ!!」とまさにオオカミの遠吠え炸裂!!えっ?!どうした??と驚いている間に、その様子を見守っていた背後のジャオ監督始めスタッフら登壇者は感極まりナミダナミダ。会場は拍手喝采の嵐。ますます、えーっ何?何?どーゆーこと??状態になっていた堀でした。
後の記者会見でジャオ監督がこのフランシス・マクドーマンドの言動の真意を説明。遠吠えを捧げた“WOLF”(オオカミ)とは、3月に亡くなっていた「ノマドランド」のサウンドミキサー<音響・録音担当>、マイケル・「ウルフ」・スナイダーのことだとのこと。「彼は私たちファミリーの一員。あの遠吠えはマイケルへの追悼なのです。」それは・・・泣ける・・・そして、その裏話を知っていれば、拍手喝采になるよね。「ウルフ」はdouble meaningってこと。個人名とオオカミと。スタッフからは「ウルフ」と呼ばれ、長年うつ病と闘っており、この度のコロナ禍で仕事も激減。こもりきりの孤独な生活から自死に至ったらしい・・・天国の仲間に捧げた遠吠え・・・か。
授賞式の最後、フランシス・マクドーマンドは全世界のmovie freakに向けて、大きく手を広げ訴えかけました。「どうかみなさん、私たちの映画をできるだけ大きなスクリーンで観てください。そしていつか、きっともうすぐ、知り合いみんなを連れて劇場へ行き、あの暗闇で肩を並べて、今夜紹介された全ての作品を観てください。」
キャストのみならず、スタッフ陣の仕事まで奪われ、映画界全体が経済的にかつてないほどの苦境に立たされています。昨年公開予定の作品がいまだに公開に至っていないものが無数に存在します。飲食店を存続させるためには、その店で飲食あるいはテイクアウトすることで「お金」を落とすことが、回すことが、その店で働く人たちに「仕事」を発生させ、それに伴う報酬が生じることになるわけです。映画を存続させるためには、適切な料金で、劇場に足を向けることこそが、「お金」を回し、映画業界で働く人たちに報酬をもたらすことになるわけです。これは、今、全ての芸術関係、エンタメ業界等で起こっていることです。自分たちのできる範囲で、無理せずに、彼らに「仕事」を与えましょう。そして、しかるべき報酬を得てもらいましょう。コロナ禍における、経済的な悲劇は至る所で起きています。「ウルフ」さんのような二次被害者も生まれているのが実情です。
それにしても、今回のように、極めてシンプルなコトバしか使ってないのに、様々なことを考えさせられたアカデミー賞受賞スピーチは初めてです。今回の「ほり部屋」のサブタイトルを“I like work.”としました。このコトバも、シンプルでしょ?「私は仕事が好きです。」今時、日本の小学生でもわかるこの3単語。でも、このコトバは「ノマドランド」の後半、フランシス・マクドーマンド演じる主人公「ファーン」がつぶやくように、なかば憂い(あきらめ?)のある口調で吐いた、とても短いセリフなのです。この極めてシンプルなコトバは、映画全体の流れの中、超弩級のインパクトで堀の胸に突き刺さりました。ダブルいやトリプル?いろんな意味が重ね合わされたコトバです。ネタバレ厳禁なのでこれ以上は控えます。各自、それぞれに感じてくれればいいことです。
どうか諸君、映画は映画館で観てください。堀は、映画を存続させたいので、せっせと映画館に足を運びます。映画関係者に「お金」を回したいので、(微々たるものでも)仕事をあげたいので。コロナになんか負けんでくださいよ~!!!ではでは、今日はこの辺で。CU ASAP!
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