探究日誌
ユース水フォーラムアジア2025inジャカルタに参加します
9月19日(金)〜20日(土)にインドネシア・ジャカルタで開催される「ユース水フォーラムアジア2025」に本校から3年生2名が代表として参加します。
昨年度、総合的な探究の時間「自由課題探究〜Nishiki探究プロジェクト〜」において、当時2年生6名で研究していた「小水力発電」に関する研究が「NPO法人 日本水フォーラム」に評価していただき、国際的なフォーラムで発表する機会をいただくことができました。
日本から本校と北海道北見北斗高校の高校3年生がそれぞれ2名ずつ代表として参加し、当日は韓国、インドネシアの高校生との発表会や交流会、現地でのフィールドワークなどが計画されています。
来週木曜日より本校引率教諭が現地での様子を本ホームページを通じて報告しますので、どうぞ御覧ください。現在は発表スライドや原稿の準備を急ピッチで行っています。なお研究の内容などについては近日中に北國新聞・北陸中日新聞に掲載される予定です。
【2年探究】2年生探究活動が本格化!
2年生は修学旅行を前に、一時的に1か月以上授業が空く期間に入ります。9月2日の探究の授業では「秋からの探究活動の大切さ」について伝えました。授業では、壁にぶつかったときの乗り越え方、外部の方とのつながりを大切にする姿勢、そして実験や検証に挑む心の重要性を確認しました。その結果でしょうか、休み時間や放課後に積極的に仮説検証に取り組む生徒や、先生方に協力を依頼して授業中に実験を行う姿も見られるようになっています。今後も2年生の探究活動がさらに飛躍していくことが楽しみです。
生徒たちは、協力してくださる大学の先生に送る文章を作成していました。これまでの実験の成果を整理し、わかりやすくまとめることで、実際にお会いした際に具体的な議論へと発展できるよう心がけています。主体的に次のステップを見据える姿勢が感じられます。
椅子の形状や素材によって授業中の集中力がどう変わるのかを調べるため、先生方の協力を得て普段とは違う椅子を準備しました。実際に座り比べながらデータを集めるなど、身近なテーマを工夫して探究する姿が見られます。
カップの素材によって結露のしやすさが変わるのかを調べる班もありました。理科の先生に協力していただきながら「とりあえずやってみる」ことから始め、対照実験にするために水温やカップの事前状態を調整する必要があることに気づいていきました。試行錯誤を通して、実際にやってみてこそ得られる学びを重ねています。
余談ですが、マルチメディア5階のレイアウト変更から数か月が経ちました。放課後には、以前よりもかなり多くの生徒が集まり、自習スペースを活用しています。探究活動や日々の学習に意欲的に取り組む姿が見られ、環境整備の効果を感じています。今後も生徒のみなさんの学びをしっかりと支援していきたいと思います。
【1年探究】探究活動スタート講演会
9月5日(金)7限目に1年生を対象とした「探究活動スタート講演会」を実施しました。
1年生は2学期より「地域探究〜よりよいまちづくりプロジェクト」をスタートしますが、探究活動を始めるにあたり、既に地域や社会の課題に取り組まれている方のお話を聞き、その心構えを学ぶことを目的とした講演会を昨年度から実施しています。
今年度は昨年度に引き続き、能登町宇出津にある「数馬酒造株式会社」から数馬しほり氏をお招きし、「能登を醸す 能登の酒造会社の取り組み」と題して講演会を実施しました。ものづくりを通して地域の魅力を高める活動や地域の資源を最大限に活用することなど、現在取り組まれている課題の解決に向けた活動についてお話しいただきました。日本酒や能登町の伝統や文化を守りつつ、新しいことに挑戦している姿が、生徒の今後の活動の刺激になればと考えています。
以下に生徒の感想を掲載します。
●私は今まで、日本酒などの伝統的な産業は、会社の仕組みや生産体制も含め、全てを継承しなければならないという固定概念を持っていました。しかし、この講演会で数馬さんのお話を聞かせていただく中で、その考えは間違っていたんだと気付かされました。もちろん技術などを継承することは必要だけれど、雇用形態や設備などは、社員に寄り添うことが一番大切で、そのために変化を取り入れることは本当に重要なことなんだと分かりました。
●資産は「人」という言葉が一番心に残った。人と人のつながりを通して、地域の力になっていくのだと思った。仕事は地域の価値を高めるきっかけにもなると思う。自分も、理想を持って、そこに向かって挑戦できるような人になりたいと強く感じた。自分も数馬さんのように強い人になりたいです。
●私はこの講演会を通して、地域探究活動への意欲がすごく高まりました。講演前はあまり興味が無かったのですが、数馬さんがものづくりで地域の価値を高められていると実感したと言っていて、私もこの活動を通して地域の価値を高められていると実感できるように一生懸命取り組みたくなりました。また、会社にとっていちばん大切な資産は人と言っていて、私もそれは地域活性化にも大切だと思いました。班になった人や協力していただける大人の方たちを大切にして一致団決となって思考を変え、変化を歓迎し、地域活性ができるような活動をします。今から楽しみです!
生徒の心にしっかりと響いているようです。数馬さん、ありがとうございました。
【探究】中学校の先生方向け探究ワークショップ
本日本校体験入学と同時に、県内の中学校の先生方向けに「探究ワークショップ」を実施しました。このワークショップは、本校で実施している総合活動の実践例を通して、県内中学校の「総合的な学習の時間」などで探究的な学びを深めるきっかけづくりや、校種や市町を超えた学校同士のつながりを生むことを目的としています。
初めての開催でしたが、20名近くの先生方にご参加いただき、各学校の探究活動のリデザインや理想の姿について活発に議論するすることができました。会後も何人もの先生方に熱心にお話いただき、大変充実した時間となりました。今後も本校と県内中学校が連携しながら、生徒の探究的な学びを応援していきたいと思います。参加していただいた先生方、本当にありがとうございました。
【探究】先生のお仕事体験
本校では、スクールミッションにも掲げられている「キャリア教育」の充実に力を入れています。
その一環として、本日は本校併設中学校の協力のもと、高校生が「先生の仕事」を実際に体験するプログラムを実施しました。
高校2年生の有志は、約3週間前から教材を調べ、授業の構成を考えるなど、入念に準備を重ねてきました。
リハーサルでは思うようにいかないことも多く、悔しさを味わう場面もありましたが、仲間と協力して工夫し、本番ではその反省を活かして授業をやりきることができました。
実際に授業をしてみたことで、「教えること」の難しさとやりがいを実感するとともに、教師の仕事の表と裏の両面について深く考えるきっかけとなりました。
振り返りでは、お互いの努力や工夫を認め合い、成長を称え合う温かい時間となりました。
本日の経験が、将来「教師」という道を志すきっかけになればと願っています。
【探究】第3回四校合同探究活動交流会
本日は第3回四校合同探究活動交流会を金沢泉丘高校で実施し、本校生徒約25名が参加しました。
この交流会では3つの形式(①交流フリートーク形式、②相談ディスカッション形式、③紹介プレゼンテーション形式)に分かれ、日頃の探究活動について交流することを通して、他校の探究活動について知ったり、自校の探究活動について紹介することで、2学期からの自身の探究活動に生かすことを目的としています。
四校(金沢泉丘、金沢二水、金大附属、金沢錦丘)の生徒が交流する本会は非常に刺激的で、どの生徒にとっても非常に有益な時間となったようでした。この機会がこれからの探究活動を進めるエンジンになることを期待しています。
【探究】1年生の「学部・学科研究」のポスターが掲示されています
先日実施していた「学部・学科研究プロジェクト」で作成したポスターが5Fマルチメディアセンター前に掲示されています。今月中掲示しますので、保護者懇談にお越しいただいた際にご覧下さい。
※なお掲示は23Hの皆さんが快く手伝ってくれました。ありがとうございました。
【探究】第2回Career Well-being Forum「なりたい自分について考えよう」
本日放課後に、第2回「Career Well-being Forum」を行いました。本フォーラムは、地域のみならず世界で活躍されている方々をお招きし、生徒たちと直接対話しながら、自身のキャリア形成について考える探究未来課発の新しいイベントです。
今日のテーマは「なりたい自分について考えよう」で、ゲストスピーカーは現在インドネシアにあるグリーンスクールバリに在学中で、中学校卒業生の河上柚子さんでした。一時帰国中のタイミングで本校に来てもらい、現地での生活や現在取り組んでいる探究活動についてお話ししてもらいました。
現在取り組んでいるのは、現地で日本米を広げる活動で、この活動を通じて現地の農家が持続可能に稲作農業を続けていけるよう支援することを考えているようです。現在クラウドファンディングを通じて、活動への支援を呼びかけています。クラウドファンディングは現在も実施しています。
現地での生活の様子もお話ししていただき、海外留学や海外で働くことを考えている中高生の生徒たちにとって非常に刺激になったようで、「今日来て良かった」という言葉を何度も聞くことができました。河上さん、ありがとうございました。日本からご活躍を応援しています!
【探究】錦丘探究の日(2年生:ヘルプデスク、1年生:学問研究全体交流会)
本日午後から、錦丘探究の日として、それぞれの学年でイベントを実施しました。
<2年生:「Nishiki探究プロジェクト」第1回ヘルプデスク>
2年生は課題探究の要となる「研究計画書」の完成を目指して取り組みました。これまでの話し合いをもとに、リサーチクエスチョンや仮説、その検証方法を組み立てていく作業に、どのグループも真剣に向き合っていました。
この日は、金沢工業大学から6名の探究スペシャリストをお招きし、「ヘルプデスク」と題した特別授業も実施しました。本校では、探究活動をさらに深めるために、月に1回のペースで、外部の力を借りた学びの機会を設けています。今回のヘルプデスクも、その一環として実施されました。開始から30分足らずで予約表はすべて埋まり、各グループは大学の先生方に自分たちの探究内容を丁寧に説明し、専門的な視点からのアドバイスを受けました。
中には、問いの意図を深く問われて答えに悩む場面もありましたが、それもまた自分たちの探究を見直すきっかけになったようです。動機やテーマ設定の根拠、自分らしさとは何かを改めて考える姿が印象的でした。教室に戻る生徒たちの表情からは、学びの手応えと意欲が感じられました。
休み時間には、昨年度このヘルプデスクで大学の先生方と関わった3年生との再会もありました。彼女たちのテーマ「父子手帳」に関する探究は、その後も継続され、いまでは複数のメディアにも取り上げられるまでに成長しました。大学の先生方もその進展を喜んでおられ、継続の力の大きさを感じさせる場面となりました。
ここからの探究は、本質に迫る「アクション」が続く段階に入っていきます。なぜこのテーマに取り組むのか、自分ごととして捉えられているか、自分のキャリアとどうつながっていくのか。それぞれが、自分たちの探究をより深めながら研究計画書を仕上げ、いよいよ本当のスタートラインに立ちました。
<1年生:「学問・学科研究」 全体交流会>
5限目はこれまでの研究の成果をポスターにまとめたものを活用しながら、自分たちが研究を進めた学問についての交流会を行いました。それぞれが1学期を使って作ったポスターは非常によくできていましたし、発表の様子も自信をもった様子で、非常に成長が感じられました。今回使用したポスターは保護者懇談会の際に掲示をする予定ですので、ご来校の際はどうぞご覧下さい。
6限目は本校独自の取り組みである「相互評価ワークショップ」を行いました。本取り組みはグループ活動を通して見つけたメンバーのいいところや強みなどをお互いに言葉で評価することを通して、自己有用感を育てることを目的に実施しています。最初はやや気恥ずかしそうな様子もありましたが、それぞれの笑顔がとても素敵でした。自分では気づかなかった強みや個性を見つめる良い機会になりました。
7限目は視聴覚室で1学期のふり返りと今後のキャリアについてのワークショップを実施しました。夏休みは目の前ですが、この機会を活用して、自分の知らない世界に飛び込んだり、自分自身がこの後歩んでいくキャリアについて深く考える機会にしてほしいという思いを、1年生は真剣な様子で聞き入っていました。特に卒業生が歩んでいるユニークなキャリアについてのお話が印象に残ったようでした。最後に、2学期に実施するビブリオバトルの説明がありました。本との出合いは新しい自分や世界との出合いです。キャリアにもつながるので、良い本との出合いを期待しています。
【探究】第1回Career Well-being Forum「記者の仕事」
本日は第1回Career Well-Being Forum「記者の仕事」を実施しました。講師は北陸中日新聞で記者をされている脇阪憲さんです。
本フォーラムは、地域のみならず世界で活躍されている方々をお招きし、生徒たちと直接対話しながら、自身のキャリア形成について考える探究未来課発の新しいイベントです。
今回はメディアの仕事や災害報道に興味がある中高の生徒が参加しました。能登での震災や豪雨の際の報道から、自身のキャリアに関すること、記者の仕事についてなど、様々なお話をわかりやすく丁寧にお話ししていただきました。以下が生徒の感想です。
講師の方の「ひとりひとりと丁寧に向き合う」という取材姿勢に強く感銘を受けました。単に情報を伝えるのではなく、相手の声に真摯に耳を傾ける姿勢に、報道の本質を感じました。また、個人的な将来像として「地域の活性化に関わる公務員になりたい」という思いがあり、今回のセミナーを通して、記者として地域に寄り添う姿勢が、自分のキャリアビジョンとも重なることに気づき、大きな刺激を受けました。
次回、第2回Career Well-being Forumは「なりたい自分になるには?」をテーマに卒業生がお話をする予定です。
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