校長室より

校長室より

稲刈りの季節

朝夕の風に秋を感じる季節です。

学校の周りでは、所々で稲刈りが始まっています。今年の夏は天候不順で、農家の方は、ずいぶんやきもきしたのではないでしょうか。我が家も小さいながら農家ですが、親父は「今年の夏はどんならん。」と多少のいら立ちを見せていました。最近は暑い日差しも戻り、何とか稲刈りができそうです。

学校は、充実の2学期を迎えます。学習活動や行事において、生徒を主役にしながら、我々はしっかりと支えていきたいと思います

「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」という言葉があります。

2学期も、おごることなく誠実に教育活動を実践してまいります。

コロナ禍で、先行きの見通せない日々が続き、授業や行事に変更が出てくるかもしれません。まだまだ不安と制限の中の生活が続きますが、よろしくお願いします。

 

生徒玄関前の花壇のマリーゴールドが、天候不順や雑草との戦いに耐え、ずいぶん大きくなってきました。オレンジと黄色の花が、生徒たちを迎えてくれます。

夏の終わり

夏が終盤を迎えています。夕暮れ時のヒグラシの声を聞くと、なんだか寂しい気持ちになるのは私だけでしょうか‥。

 

学校では、本格的に2学期に向けた準備が進められています。新型コロナウイルスの感染状況が厳しくなる中、どのように授業を進めるか、どのように行事を運営するか、模索が続いています。全教職員で知恵を出し合い、前向きな気持ちで2学期が迎えられるよう頑張ります。

先週金曜日の夕方、夕日がとてもきれいでした。夕日がきれいなのは、大気中に適度に水分などが含まれているときのようです。雨上がりの夕焼けがきれいなのは、その条件に合うからですね。

 

原爆の日と新しいオリンピック

今日8月6日は、全校登校日でした。以下に、私の話の内容を掲載します。

 

おはようございます。夏休みも半分程度過ぎましたが、どんな風に過ごしていますか。

今日は8月6日です。76年前の今日、広島に原爆が投下されました。3年生は、平和学習で多くのことを学んだかと思います。原爆投下により、一瞬に何万人という人が亡くなり、さらには、後遺症によってずっと苦しんでいる人がいます。また、当時の戦争では、日本全体で何百万人という人が亡くなりました。

人は、なぜ愚かな戦争を繰り返してしまうのでしょう。戦争の悲惨さを知っているはずなのに、今でも、世界のどこかで争いが続いています。この後、平和学習がありますが、この機会に再度原爆や戦争について考え、平和の尊さを感じてほしいと思います。

 

東京オリンピックが続いています。一昨日見た女子スケートボード・パークで素敵な瞬間があったので紹介します。そこまでの演技で4位につけていた岡本選手が最終滑走者でした。世界ランキング1位の岡本選手は、ミスさえなければ逆転してメダルが取れそうでした。45秒間の最終演技が始まり、40秒ぐらいまでは順調に進みました。そして最後の瞬間、無難な技にしておけばたぶんメダルは取れたと思うのですが、岡本選手は大技に挑戦しました(挑戦というより、ルーティンの一部だったそうです)。そして着地に失敗、残念ながらメダルは取れませんでした。

しかし、演技が終わった後、多くの選手が集まってきて岡本選手を抱きかかえました。その選手たちに国境はありません。ただただ、最高の演技をしようとチャレンジした岡本選手をたたえていました。最初は泣いていた岡本選手も、仲間に担がれ笑顔になりました。

オリンピックはスポーツを通した国と国との闘いだと思っていたのですが、国を超えて、勝負を超えて、お互いをリスペクトする、こんな素敵な姿があるのかと感動しました。しかも、それを示してくれたのが、10代の若者達でした。

 

原爆の日とオリンピックから、私たちは、きっと多くのことを学べるのではないでしょうか。

 

最後に、新型コロナウイルスについて。現在、全国各地において、感染が急拡大しています。石川県においても連日、70名から100名程度の感染者が報告されています。今や、いつ誰がどこで感染してもおかしくない状況です。だからこそ、一層の感染症対策の徹底を図らなければなりません。手洗いの徹底・3密を避けるなど、夏休みにおいても気を抜かずにお願いします。

また残念ながら、医療従事者や感染者に対する差別や偏見の報道が後を絶ちません。医療従事者や感染者は、必死に病気と闘っています。私たちは応援するべき立場だと思っています。我々は病気との戦いとともに、差別や偏見、誹謗・中傷とも戦っていかなければなりません。

コロナが身近に迫っています。今こそ、感染症対策wを徹底し、差別や偏見をなくし、安全で温かい社会をつくっていきましょう。

 

最近、メダカ倶楽部にカエル倶楽部が仲間入りしました。

加賀市を学ぶ

先日、研修で橋立地区に行きました。

ガイドさんの話を聞きながら、街を散策したり北前船資料館を見学したりしました。

坂を巧みに利用した笏谷石の石垣、赤瓦や船板塀など趣のある船主屋敷に囲まれた街を散策していると、北前船で栄えた当時にタイムスリップしたような感覚になりました。街のはずれからは、夏の日差しに碧く輝く日本海が見え、心地よい潮風を感じることができました。

 

何より、2人のガイドさんのお話が大変わかりやすく、かつユーモアもあり、暑さを忘れるくらい引き込まれました。伝統文化が建物や街並みなど形として残されることも重要ですが、それを守り伝えようとする人々の思いが、よりいっそう大切であると感じました。

 

縁あって加賀市に勤務することになり、加賀市について詳しく知りたいと考えていたので、今回は大変良い機会でした。これからも加賀市について学び、生徒たちに伝えていきたいと思っています。

ここは行ったほうがいいよ、という所がありましたら、ぜひ教えてください。

1学期間 ありがとうございます

保護者の皆様、昨日・一昨日の懇談会(通知簿渡し)、ありがとうございました。コロナ禍が続き、授業参観が中止になるなど、来校していただく機会がない1学期でした。大変申し訳なく思っています。学級担任との話の中で、少しでも学校の様子を感じていただけたでしょうか。

 

保護者の皆様に、改めて1学期間のお礼を申し上げます。本校の教育活動にご理解をいただき、ありがとうございました。先日お答えいただいた保護者アンケートでは、家庭や地域での生徒の様子や、学校への期待や要望などが書かれているものがありました。本当にありがとうございました。内容を真摯に受け止め、これからの教育活動に生かしてまいります。

学校での元気な姿は、ご家庭での支えがあってこそだと思っています。これからもよろしくお願いします。