校長室より

校長室より

小鳥が集まる学校

中庭の銅像に雀が止まっていました。緑豊かな中庭は、鳥たちの絶好の遊び場です。また、体育館の軒下では、燕が子育ての真最中です。本校は、鳥のさえずりが響く、自然豊かな学校です。

 

 

我が家も山の近くにあるので、朝は鳥のさえずりが心地よく聞こえます。

ただ、サギ山もあるので、サギが集まる季節は、かなりギャーギャーと鳴きます。皆さんの近所はどんな鳥の鳴き声が聞こえますか。

緑の水田 星に願いを・・

中学校周辺の水田の稲の色が濃くなり、緑のじゅうたんを敷き詰めたようにきれいです。

農家さんは、水や肥料を入れたり止めたりしながら、あるときは成長を促したり、あるときは成長を抑え無駄な枝分かれを防いだりしています。おいしいお米を作るには、水や肥料を与え続けるだけではだめで、時期と量の調整が大切なようです。おいしいお米が食べられるのは、農家さんの丁寧な管理のおかげです。(水田は、たくさんの水を保つため、水害対策にも役立っているようです)

お米作りも、教育につながるヒントがあるかもしれませんね。

 

今日は七夕です。残念ながら曇り空で星は見えませんが、給食にたくさんの星がありました。★★★

あなたは星に何を願いますか・・?

7が揃うとなぜかうれしい

今朝、たまたま本校ホームページを見たとき、衝撃の出来事がありました。

アクセスカウンターがなんと、77777ではありませんか。きっと、何かいいことがあります!(七夕も近いことですし)

(実は最初見たとき、77776でしたが、私が更新しました・・申し訳ありません)

 見ていただいている皆さん、ありがとうございます。皆様にもよいことがありますように。

大切に思い、見守ること

玄関先のメダカ倶楽部のメダカがどんどん卵を産んでいます。

そのままにしておくと、親メダカが卵を食べてしまうかもしれないので、卵に気づいた本校スタッフが別の水槽に分けてくれています。

校長室には、卵が入った水槽がどんどん増えています。そして水槽の中では、卵がかえり針子(メダカの稚魚)がどんどん誕生しています。時々スタッフが校長室に来て、針子を見守ってくれています。

私と教頭先生とで設置したメダカ倶楽部(水槽)ですが、今では多くのスタッフが関わり、針子の成長を見守っています。多くのスタッフの優しい眼差しに見守られながら、針子はすくすく育っています。

 

学校も同じですね。学校では、多くの教職員やスタッフが、生徒たちの成長を見守り支えています。そのような環境で、生徒たちは思う存分学校生活を楽しみ、少しずつ成長していきます。勉強や部活、人間関係など、生徒たちが乗り越えなければならない壁はたくさんありますが、これからも一人一人を大切に思い、優しく見守っていきたいと思います。

教えずに教える・・

校長室前にルービックキューブを置いています。

昼休みになると、生徒たちがチャレンジしています。なかなかうまくいかないので、何度も試行錯誤を繰り返しています。試行錯誤を繰り返す中で、何らかの法則性に気づき、次のステップを目指していきます。そしてまたうまくいかず、試行錯誤を繰り返します。生徒たちは、「できないー」とか「1面できた!」とか言いながら、スローな進歩を楽しんでいます。 

 

生徒たちのルービックキューブの挑戦の中に、「学び」のヒントがあるような気がしました。試行錯誤を繰り返す中で、自分の力で新しいことに気づいたり新しいスキルを身に付けたりしていく・・。そうやって何かしらの「力」をつけていくのが、「学び」なのかな・・と思っています。

 スペインのサッカーチーム、ビジャレアルのコーチである佐伯夕利子さんが、あるインタビューでこんなことを言っていました。

「誰かに指摘されてではなく、自ら気づいて得た学びのほうが大きいのです。」

 教室の中に、「自分で気づく・・」場面をつくることが、私たち教師の役割なのかもしれません。(私を含め教師は、すぐ教えたがってしまいます・・)

『教えずに教える』禅問答のようですが、今現在の私のテーマです。