校長室より

校長室より

ほぼ皆既月食

先週の金曜日は、ほぼ皆既月食の日でした。

学校から、東の空に昇ってくる月を見ていると、徐々に欠け始めました。

理科教師の血が騒ぎ、ワクワクしながら天体ショーを見ていました。

近くにいたスタッフと話をすると、「今見える欠けた月と三日月はどう違うの?」など、楽しい「問い」が生まれていました。

自分で「問い」を見つけ、それについて調べたり考えたりすることで、学びが深まっていくと思います。

「どうして月食が起きるの?」

「月食が起きるときの月は満月なの?」

「月食と三日月は何が違うの?」

「皆既月食と、ほぼ皆既月食は何が違うの?」

皆さんは、ほぼ皆既月食から何を考えますか?

2年生国語 激論

2年生の国語の授業で、足れメロスを題材にしてディベートが行われました。ディベートのやり取りだけでは物足らず、延長して議論を交わしていました。かなりの激論の場面があり、司会が仲裁に入ることもありました。

中学校時代は、遠慮して自分の考えを発言しない生徒も多い中、バンバン発言していた生徒がいてびっくりしました。適切な問いと場を設定すれば、中学生も発言するんですね。これからの授業改善のヒントを見た気がしました。

今朝の虹も奇麗だった

今朝の出勤時の虹も、とても素敵でした。しかも2重に見えました。主虹と副虹というそうです(7色のグラデーションが逆になっています)。

分校あたりで思わず車を降りてパチリ。虹に向かって出勤する感じでしたが、いつまでたってもその下をくぐれませんでした。おもしろいですね。

2時に虹

今日の午後、1年生の教室前の廊下を歩いていると、北北東の空に虹が見えました。思わずパチリ。それを見ていた1年4組の生徒が、「2時に虹や!」と声をかけてくれました。時計を見ると本当に2時。「おもしろい!」と思い、時計もパチリ。

1年4組の生徒はさらに、「今日の東和中ブログはこれや!」と付け加えてくれました。

ホームページのネタのことまで気にしてくれて、本当に感謝しています。1年4組の皆さん、ありがとう。

心がホッとする午後のひと時でした。

オリオン座の季節

昨日の晩、寝る前に東の空を見ると、とんでもなく美しい星空が見えました。オリオン座のベテルギウス、おうし座のアルデバランやすばるが、澄んだ空気を通して夜空に瞬いていました。昨晩は三日月であり、早々に月が西の地平線に沈んだので、夜空の星の美しさが際立っていました。(最近は、スマホのアプリを使えば、星座や星の名前が簡単にわかります。)

夜空の星を見ながら宇宙に思いを馳せていると、自分がいかに小さな存在であるかを考えてしまいます。広い宇宙で、ほんの一瞬だけ地球に現れた自分という存在はいったい何だろう・・、自分は宇宙の一部なのか・・、などと考えているうちに、眠気に襲われました。

冬は、空気が澄んで夜空の星がより美しく見えます。皆様もぜひ、寒さ対策をして夜空を見上げてみてください。

難しいことは考えず、美しい夜空に浸りましょう。

 

オリオン座をスマホで撮ったのですが・・・(-_-;)

自分の花を咲かせよう!

文化祭の企画でつくった桜のモニュメントです。一つ一つの花びらに、未来に向けた自分へのメッセージが書かれています。学年ごとに、3本の夢の桜の木ができました。このモニュメントのように、一人一人が自分の花を咲かせることができるといいですね。

「自分の花を咲かせよう!」私の好きな言葉の一つです。

加賀市一望

休日に鞍掛山に上ってきました。

途中、かなりの急斜面があり、足がパンパンになりながら登りました。へとへとになりながらも、ふと見上げると、所々紅葉した美しい山が見えました。

頂上では、「この辺が東和中校下かなぁ・・」と思いながら、白山から日本海までの眺望を堪能しました。

鞍掛山は、二こぶが特徴的な山で、馬の鞍に似ていることからこの名がついたようです。本校からは、北陸新幹線の高架越しに二つの頂が見えます。

加賀市は、日本百名山で有名な深田久弥を生んだ街です。加賀市を知るうえでも、近隣の山に登るのは大切なことかなと思っています。ほかにもいい山があったら教えてください。今度は、富士写ヶ岳に登ってみようかな。

中間テスト みんなできたかな?

本日、中間テストがありました。生徒たちは、5教科のテストの問題に、真剣に向き合っていました。テスト後、「あの問題どう答えた?」とか「難しかった」「だいたいできた」など、様々な声が聞こえてきました。

いくつになっても、テストを受けるのは、いい感じがしません。特に、十分に準備していないときは、そのように感じます。準備してこなかったことに対する後悔の念や、自分の力があらわになってしまうと感じるなど、負の感情が強く出ます。(この年になっても、時々、まったく準備していないテストを受けて、頭が真っ白になる夢を見ます。長年テストに悩まされてきたんだなと感じます。)

逆に、しっかりと準備して、自信を持って臨むテストは、「よーし、やってやる」という気持ちになるし、結果も楽しみになります。

生徒のみんなは、どうだったかな?

心温まるニュースを見つけました

鹿児島県の南日本新聞に心温まる記事があったので紹介します。

記事のタイトルは、『「ありがとうを伝えたい」道に迷い泣いていた90歳。案内してくれた2人の優しい女子生徒を探しています』というものです。

内容は次の通りです。

1人暮らしのAさん(90)。視力や聴力が弱く、つえをついてゆっくりとしか歩けない。残暑が厳しい9月のある日、書留を受け取るため鹿児島の郵便局にバスで向かった。

駅に着いたが、バスが止まった西口の利用は初めて。なかなか郵便局にたどり着けず、不安と疲労で涙を流しながら歩いていると、高校生とみられる2人連れの女子生徒が声を掛けてくれた。2人は「郵便局は反対方向ですよ」と、歩くのもままならないAさんを抱えるようにして駅まで案内。様子に気付いた駅員が「あなたたちは学校に行きなさい」と引き取り、車いすで郵便局まで連れて行ってくれた。駅には後日、出向いてお礼ができたが、生徒の学校が分からないという。

Aさんは南日本新聞社に相談。「心優しい2人のおかげで無事郵便局にたどり着けた。ぜひ会ってお礼を言いたい。学校にも感謝したい」と話している。

 

私は、この記事を読んで、女子高生の行動、駅員の行動、そしておばあちゃんの気持ち、どれも思いやりや愛にあふれているなと感じました。

本校生徒も、登下校の際に、たくさんの地域の方と出会うかと思います。挨拶をしたり道を譲ったりすることもあると思います。その時、どのように接しているでしょうか。もし、みんなが優しいい気持ちで接したり行動したりしていれば、みんなも地域の人も温かい気持ちになると思います。

東和中での生徒会活動や行事を通してみんなの心がますます成長し、学校においても地域においても、心優しい東和中生であることを願っています。

 

コロナ禍で、中学生が地域と関わることが少なくなっています。しかし、地域に育てられている中学生が地域に貢献することは、とても大切なことだと思っています。これからも、そのことは伝えていきたいと思います。ただ、まだまだ未熟なところもありますので、温かい目で見守ってください。

学校だより あすなろう5

2学期も中盤を迎え、体育祭や修学旅行・遠足など、大きな行事が続いています。生徒会やリーダー会が中心となって、学級や学年をリードしてくれています。また、学校全体を引っ張ってくれる3年生の力強い姿を見ると、頼もしい限りです。自律・共生・貢献というキーワードのもと教育活動を行っていますが、行事を通して、生徒一人一人がその実現に向けて取り組み充実している様子が見られます。
次の大きな行事は文化祭です。今、生徒会を中心に企画を練っています。生徒たちが夢を持てる、夢を語れる文化祭になるよう、職員一同支援してまいります。ご期待ください。

学校だより あすなろう第5号 → 東和中学校学校だより 5.pdf

見た人はいますか?

今朝、分校や動橋の地区は、霧に包まれていました。私が出勤した際も、かなり濃い霧が立ち込めていました。慎重に車を進めていると、少しずつ霧が晴れて青空が見えてきました。

その時です!! 空に白いアーチのようなものが見えてきました。

最初は「不思議な雲だな・・」と思っていましたが、雲にしては形が整いすぎている・・。

「えっ、あの形はまさか虹? でも白いけど・・」

驚きと興奮が冷めやらず、思わず車を安全な場所に止めて、写真を撮りました。

後からネットで調べると、霧が出た際に稀にみられる白い虹「霧虹」という現象だとわかりました。めったに見られない現象だそうです。なぜ白いのかというと・・・(追求してみてください きっと深い学びにつながります)。

 虹といえば七色のレインボーカラーだと思い込んでいたので、大変驚きました。

職場のスタッフに写真を見せながら伝えると、「すごい、何かいいことあるかも!」という方と、「うわっ、何かの前触れ?」という方がいて、面白いなと思いました。同じものを見ても、人によって感じ方が違うんですね。私は「なぜ白いんだろう?」と思いました。

 激レアな現象と遭遇し、朝からかなり興奮しました(理科教師の血が騒ぎました 笑)。皆さんは見ましたか?

授業力を鍛える

本日、若プロ(人材育成)の一環として、優れた授業のDVDを視聴し、自己の授業改善につなげる取組をしました。若手教員が3つのグループに分かれ授業DVDを視聴し、授業構成や教師の声掛けなどについて議論しました。このような研修を通して、教師一人一人の授業力を、更に向上させていきたいと思います。

サッカーの授業

1年生の体育の授業は、サッカーでした。秋晴れの下、元気な声がグランドに響いていました。

私も以前、サッカーをしていました。マラドーナが全盛期のころです(かなり古い・・)。そのころJリーグはなく、日本代表チームのほとんどが、実業団の選手でした。海外のプロサッカー選手はあこがれの的でした。今は、Jリーグもありますが、日本選手がどんどん海外に進出し、日本代表のほとんどがヨーロッパのチームに所属しています。言葉も風習も体格も違う海外で活躍できてこそ、日本代表になれるんですね。時代は変わりました。

5年後10年後、東和中生徒はどんな世界で活躍しているのでしょうか。各家庭や学校・地域の中で育ち、そして、大きな世界に羽ばたいてほしいですね。可能性は無限大

月を見て思うこと

昨日は中秋の名月でした。中秋と満月が重なるのは8年ぶりだそうです。(中秋の名月が必ずしも満月ではないことを、恥ずかしながら初めて知りました。)

時々雲に隠れながらも、きれいな月でした。しばらくぼーっと眺めていました。

(ちなみに、「月が奇麗ですね」には、「I love you.」という意味があるとかないとか・・。夏目漱石が、日本人の奥ゆかしさを表現してそのように訳したとか何とか・・。)

写真を撮ろうとしましたが、月を撮るのは難しいですね。何とか、下のような写真が撮れました。

皆さんは、月を見て、何を思いますか?

変化を感じること 気にかけること

花壇のマリーゴールドの世話をして思ったことがあります。

「変化」の感じ方には、二通りの感じ方があるということです。

一つは、毎日見たり触ったりすることで感じる日々の小さな変化です。花壇の場合、毎日水をまいたり、枯れた花芽を摘み取ったり、周辺の雑草を取ったりしながら、つぼみの変化や葉の力強さを感じることができます。

もう一つは、長い期間かかって起こる変化です。毎日見ていても気づかない変化が、久しぶりに見ると感じる場合があります。久しぶりに花壇を見た人が、「いつの間にか大きくなったね」と言ってくれることがあります。

教育や子育てについても、同じことがあるように思います。日々の生活の中で感じる子供の変化もあれば、長い目でみたときに感じる変化もあります。 

花壇にしても子育てにしても、大切なことは、「気にかけること」ではないでしょうか。花壇の場合、気にかけることで変化に気づき、肥料を上げたり除草をしたりなどの対処することができます。子育ての場合、気にかけることで変化に気づき、声をかけたり、励ましたり、話を聞いたりすることができます。そうすることで、花々はより美しく咲き、子供たちは安心して成長できるのではないでしょうか。

 

毎朝、花壇のマリーゴールドを気にかけながら、生徒たちに声をかけていきます。

世間の選挙 本校の選挙 私の選挙

世間でも、いろいろな選挙の話がニュースを騒がせていますが、本校でも、来週火曜日に後期生徒会役員選挙があります。それに向けて、選挙のポスターが掲示されています。似顔絵が描かれていたり、やりたいことがかかれていたり、個性豊かなポスターになっています。

私事ですが、私が中学校時代、何度か生徒会役員選挙に立候補しました。しかし、ことごとく落選しました。今思えば、粋がっていた自分がいたような気がします。私のそんな部分を、有権者は見逃さなかったようです。何度目かの選挙の際、飾った自分を捨てて、素の自分で立会演説会に臨んだところ、その時初めて当選しました。ポスターを見ながら、そんな過去の自分の選挙を思い出しました(少し苦い思い出 (-_-;))。

立候補者の皆さん、皆さんのやる気が、東和中全体にポジティブな影響をもたらします。応援しています!!

日常の中に・・

体育祭が終わり、学校に日常が戻ってきました。生徒たちは、少し疲れた様子を見せながらも、一生懸命に授業や部活動に取り組んでいました。

学校には、体育祭や文化祭など非日常的な行事があり、その際、学校全体が盛り上がるとともに、生徒が大きく成長します。ただ、毎日繰り返される日常の中にも、大切なことがたくさんあります。貴重な1日を大切に過ごすことで、小さな成長が積み上がり、やがて大きな成長へとつながっていきます。

私事ですが、最近、この年になってプチ日記をつけるようになりました。4行ほどですが、その日にあった出来事や感じたことなどを書いています。簡単にですが、1日を振り返ることで、何かしら自分の成長につながらないかと考えています。続くように頑張ります。皆さんは、毎日続けていることは何かありますか。

朝の玄関前広場

職員による朝の検温が続いています。また、その横で、後期生徒会立候補者が、選挙運動を兼ねて挨拶運動を行っています。花壇のマリーゴールドも、登校する生徒を迎えます。いつも以上に、朝の玄関前広場がにぎやかで、明るい感じになっています。

 

誰にも同じように朝はやってきます。気持ちよく目が覚め、元気いっぱいの朝もあれば、気にかかることが多く、足取りが重くなる朝もあります。できれば、多くの生徒や職員が前者のような気持ちで登校してほしいと願っています。そのためにも、誰もが行きたくなる学校を目指したいと思っています。どうすればそんな学校になるのか、なかなか難しい課題です。次から次へと重い荷物を背負い込まねばならず、足取り軽く・・とはいきません。しかし、時間はかかると思いますが、きっと実現するはずです。明日はどんな楽しいことがあるかな、と想像を膨らませながら、学校づくりを進めていきます。

秋の空

昨日、我が家では稲刈りをしました。晴れ間の見える曇り空で、稲刈りには絶好の日でした。夏の天候不順で土壌の状態を心配しましたが、多少のぬかるみの中、収穫作業をすることができました。

田んぼから見えた夕焼け雲が最高でした。秋らしく、空全体に様々な種類の雲を見ることができました。昔から、「秋は夕暮れ・・」といいますが、まさにその通りですね。

今年の中秋の名月は、9月21日だそうです。秋を楽しみましょう。

違いを力に

2学期の放送による始業式の際に話した内容です。

一人一人の個性が輝く、カラフルな東和中学校を目指します!

 

おはようございます。夏休みはどうでしたか。また、久しぶりの学校はどうですか。

1学期の終業式に、夏休みは新しいことに挑戦してほしいと話ましたが、何かに挑戦できましたか。1学期の終わりと少し違う自分を感じることができたなら、充実した夏を過ごせた証です。私も挑戦しようとしたことがありましたが、残念ながら途中で止まってしまいました。しかし、今のパナソニックという会社をつくった松下幸之助という方が次のように言っています。「こけたら立ちなはれ」 うまくいかなくても、また立ち上がって挑戦すればいいんです。人生は長い。私もまだまだ挑戦します。

 2学期が始まりました。2学期は、体育祭や文化祭など、生徒が主体となって活躍する行事が企画されています。自律・共生・貢献というキーワードを意識し、自分にできること、みんなのためにできることを、しっかり考え実行してほしいと思います。

今、パラリンピックが開催されていますが、それを見て思うのは、選手一人一人が抱えている困難さを、一つの個性として認識し、逆に力に変えています。よく多様性といわれますが、一人一人違うことが大きなパワーを生み出しているように思います。パラリンピアンでなくとも、東和中の生徒も先生も、一人一人個性があり違いがあります。それをお互いが認め合い、それを生かし、みんなが居心地がよく、みんなが楽しく思えるようなな学校を創っていきましょう。

さて、新型コロナウイルスの感染が広がり、身近に迫っていることを感じます。毎日、県内でも多くの感染者の発表があります。2学期が始まっても、決して気持ちを緩めることなく、感染症対策を徹底していかなければなりません。部活動中止など、制限された学校生活となりますが、元気いっぱい笑顔で頑張っていきましょう。