学校長挨拶
<夏休みを迎えるにあたって>
<夏休みを迎えるにあたって>
現在、首都圏中心にコロナ感染が拡大し、今後、今以上の規制が再び繰り返されるのではないか、今のところ見通しがきかない不安な状況が続いております。
生徒の皆さんには、今年の夏休みを迎えるにあたって、かつてないこの状況下で、一人ひとりがこの4ヶ月を総括して、「自分はなにができるようになったのか」「自分の中の何を伸ばせたのか」など、成績表や家庭学習の時間、日数、そして部活動の競技記録などの推移を自分で数値化するなどして冷静に振り返ってみていただきたいと思います。
3年生はいよいよ大学進学や就職に向けて正念場です。成績が思うように伸びない、進路に向けた不安感に耐えられないといって、希望校や目標を下げて、安易な方向に流れだしてはいませんか?
今から頑張って間に合うのかと思う不安はあるかもしれませんが、あきらめるときっと後で後悔します。
この夏は自分との戦いです。担任や進路指導と何度も相談するとともに、再度目標を明確にして、この夏に自分の勉強に集中してがんばることを期待します。
1・2年生においても、この時期は自分のペースで目標に向けた取り組みができる時期であり、それだけに自分が試される時でもあります。大きく伸びる人がいる反面、自分の甘さから伸び悩む人もいます。
君たち一人一人の資質を伸ばすも伸ばさないも君たちの気持ち次第で、これから迎える秋や冬の成績や大会などにはっきりと反映されてきます。
おわりに、例年より短い夏休みが始まりますが、コロナ感染防止を家族と家庭で心がけるとともに、交通事故や水辺の事故、熱中症、犯罪被害など、生命に関わるような事故に巻き込まれないような日常生活を送ってください。8月下旬に実施予定の鶴翔祭をはじめ、学校生活が安全に、安心して送れるよう一人ひとりが自分の行動に責任を持って充実した時間を過ごせることを願っております。
令和2年8月3日
石川県立鶴来高等学校長 北川 博勝