2024年11月の記事一覧
においの記憶
地震から323 日目
豪雨から59 日目
人の記憶の中で
最もさやかだけど
最も長く残るのは
匂いの記憶だそうです
昔の彼女と同じ香水をつけている人と
ふとすれ違った時
なんともいえない
せつない気持ちになったりします
先日奥野先生にいただいたカニを茹でた汁で
鍋をしました
今は隆起してしまって
二度と泳げない海
その匂いがしました
子供の頃の思い出が溢れてきて
鍋で泣けるなんて
地震と豪雨の被害
復旧がなかなか進まないこと
先の見通しが不明瞭な
不安の中で暮らし続けること
誰にとっても大きな負担です
スクールカウンセラーの
平野美香先生に入っていただき
生徒に寄り添っていただいています
メッセージをいただきましたので
ご紹介します
「しんどいと感じた時に
短時間でも過ごすことのできる
ホッとする居場所をつくること
これに関しては
ひとつの校舎が使用できない状況で
ますます手狭になり
物理的に場所を確保することが難しく
またやるべきことが多い日の中で
時間を取ること自体難しいことです
でも今すでに
保健室と栃木先生が
みんなをひととき休ませることのできる
場所になっています
飛び続けて疲れてしまったとき
ちょっとだけ羽を休め
また飛び続ける力を得られる場所があることは
小さなことのようでも
大きな安心につながると思います
心理職の仕事としては
「危ない状態か判断すること」
「必要な支援につなぐ」
とともに
そのホッとできる場・休める時間を提供して
エンパワーすることも大切だと考えています
お話を聴くことも
その延長線上にある行為だと思っています
(本当は先生方にあてていただいたメッセージだったので
生徒向けに一部言い回しを変えて掲載しました)
苦しいときこそ笑わなあかん!
今日の「大阪人の格言」
『無理はせなあかん
でも無茶はしたらあかん』
【意味】
頑張りすぎてはいけない