日誌

心のおはなし

節分 と オニ

 「節分」の「節」は,季節の「節」。「分」は「分ける」。「季節を分ける」という意味で,暦の上で季節が変わる「立春」,「立夏」,「立秋」,「立冬」の前日をそれぞれ「節分」といい,年に4回あります。 春の節分である2月3日がよく話題になりますが,夏・秋・冬の節分もあるわけです。
 さて,2月3日には,オニを退治するために豆まきをします。 子どもたちに,「自分の中にいる追い出したいオニは?」と聞いてみたところ,
 1位・・・怒りんぼオニ
 2位・・・泣き虫オニ
 3位・・・忘れんぼオニ
ほかには,めんどくさがりオニ,ゲームやりすぎオニ,食べすぎオニ,ねぼすけオニ・・・などなど。
 「気づく」ことは,「変わる」ことへの第一歩です。 気づかなければ,それまでです。 そのようなオニたちが自分の中にいることにせっかく気づいたわけですから,気づいたままで終わらせるのではなく,追い出す努力をすることが,よりよい自分になるためにも大切なのです。
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(2月の全校集会 校長先生のお話より)
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目標に向かってはばたけ!向洋っ子


新しい1年が始まりました。
今年は,酉年(とりどし)です。

鳥は羽を大きく羽ばたかせて,空を飛んでいます。
ただ飛んでいるだけでは,おなかも減るし疲れてしまいます。
どこへ飛ぶか,何のために飛ぶのか,どのように飛ぶか,
目標を持たなければ,体力や時間の無駄遣いになってしまいます。

みなさんには,目標を持って,鳥のように大きく羽ばたく年に
してほしいです。
  

(3学期 始業式 校長先生のお話より)      
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人権週間

 12月10日は,『世界人権デー』です。それに合わせ,日本では12月4日から10日までを人権週間としています。
 これを機に改めて人権のことを考えてみますと,「いじめ」は人権侵害以外の何者でもないことがよくわかります。

「自分の命」,「人の命」,「自分の気持ち」,「人の気持ち」・・・それらを大切にする,とはどういうことでしょう。
「大切にする」という動作はどんな感じかなと考えたとき,私は,両手でやさしく包み込むような動作をイメージしました。 大切なものは,こわれないように,やさしく,思いやりをもって扱うと思います。 どの人も,ひとりひとり,大切な命,大切な気持ちをもっています。 両手でやさしく包み込むような心は,ひとりひとりが安心して過ごせる場を創ります。 学校も,世の中も,そのような場でなければなりません。
 



 
 「ありがとう」や「どうぞ」の言葉には,やさしい気持ちが込められています。
後ろの席の子にプリントを配るとき,「どうぞ」と言えば,自然と「ありがとう」という言葉が出てきます。 きっと,ニコニコも加わるでしょう。 

人権は,私たちの心がけ,言葉かけひとつで守られていく権利です。 だれもが安心して過ごせる学校を,これからもみんなで創っていきましょう。
 
 

(12月の全校朝礼 校長先生のお話より)
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読書の力(読書週間)

文化の日(11月3日)を中心とした前後1週間,つまり10月27日から11月9日までの2週間は,『読書週間』です。読書週間が始まったのは昭和22年からで,今年で70回目になり,全国で取り組まれています。「読書の力によって,平和な文化国家を作ろう」という理由から始まったそうです(読書推進協議会Webサイトより)。
読書のいいところを挙げてみます。
①知識や言葉が増えて賢くなれる。
②想像力が豊かになるので相手の気持ちがわかるようになり,優しくなれる。
③集中力がアップする。
みなさんは,体を成長させるためにご飯を食べますね。食事は体の栄養です。同じように,本は心の栄養となります。本は,みなさんの心を大きく成長させるのです。
向洋小学校では,「朝読書」,「週末ファミリー読書」,「全校本を借りるデー」で続けるための取り組みをしています。続けることで,みなさんの心はどんどん成長していくのです。


(11月の全校集会 校長先生のお話より)
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協力しながら思いやる(『ナイル川を渡るアリ』より)

「エジプトのアリはナイル川を渡る」と聞いて,みなさんは「えぇ!?どうやってわたるんだろう?」と思うでしょうね。

長い長い日照りが続いたある夏のことでした。
大地は乾いて食べるものも飲むものもなくなりました。
生きるため,仲間を守るため・・・
アリのリーダーが決心しました。「巣を変えよう!」
そして「よし,川を渡ろう」と決心しました。

アリたちはからみ合って鞠(まり)のようになりました。鞠(まり)はコロコロと転がってポチャンと川の中に落ちました。水につかるアリと空気にふれるアリが交互になりながら・・・。

水の中で苦しんでいるとき,反対側のアリたちは新鮮な空気を吸えます。逆に,新鮮な空気を吸っている時間,反対側のアリたちは水の中で苦しんでいます。


自分さえ呼吸できれば・・・その考えは,反対側にいるアリたちの死を意味します。

私たち人間も,一人では生きてはいけません。
ときには,仲間のために苦労したり,おたがい助け合い,はげまし合ったりして,乗り越えられる苦難もあります。
大自然の生き物は,私たちが忘れかけている何か大切なものを教えてくれているようです。

               (10月の全校集会 校長先生のお話より)
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自分からすすんですると・・・

 以前,「サイ」と「ゾウ」のお話をしたことを覚えていますか?
(心のお話コーナーに掲載しています)
「〇〇をしなさい」「やりなさい」と,人から言われてするときの気持ちを想像してみましょう。 おそらく,ズーンと重たくて,いやな気持ちになるのではないでしょうか。 同じ「宿題をする」 ことでも,人から言われてするのと,自分から進んでするのとでは,心が感じる重さがぜんぜん違うと思います。 「しなければならないこと」 を荷物にたとえると,わかりやすいかもしれません。 同じ荷物でも,自分から背負った荷物は軽く感じます。 なぜなら,「やるぞう」と,心がプラス(たし算)のやる気エネルギーをたくさん出しているからです。 筋肉の力に心の力がたされて,出せる力がアップします。逆に,人から背負わされた荷物は重く感じます。 やりたくない気持ちは,心をマイナス(ひき算) にするので,力がそのぶん減ってしまって,荷物が重く感じるのです。
   
(9月の全校集会 校長先生のお話より)
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夏休みをどう過ごすかは,自分しだい

 学校には,チャイムや時間割があるので,毎日,計画的に過ごすことができますね。 
 
 でも,夏休み中のおうちでは,チャイムも鳴らなければ時間割もありません。
 テレビやゲーム,勉強など,自分で時間割を立てて,自分で時計を見て(チャイム),自分で行動しなければならないのです。

キーワードは,「自分で」です。
 
 なぜ,「自分で」なのでしょうか?

 理由は,人から言われてすると,イヤな気持ちになるので,やる気がなくなるからです。
 
 目標を立てるときは,「〇回」,「〇分」,「〇日まで」,などわかりやすい数字があると,やる気が出ます。
 
 テレビやゲームもときどきであれば,それも楽しい遊びです。 しかし,ゲームばかり,テレビばかり・・・となると,せっかくの大切な時間が,あっという間に過ぎてしまします。 
 どのような夏休みを過ごすか,それは自分しだいだということです。

怪我や病気,事故にはじゅうぶんに気をつけて,楽しい夏休みを過ごしてください。
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あいさつは 相手の目を見て

 あいさつするときは「目を見ましょう」と,よく言われますね。
みなさんは「目は口ほどにものを言う」ということわさを聞いたことがあると思います。 目を見ると,その人の思っていること,心の様子がだいたいわかるものです。
「あいさつ」は,漢字で「挨拶」と書きます。以前,ある方から「挨」には「心を開く」,「拶」には「相手に近づく」という意味があると,教えていただきました。
「挨拶(あいさつ)」は,心を開いて相手に近づくこと,つまり,「私はあなたの味方ですよ」という意味がこめられています。 そんなとき,目を見ずに言葉だけの挨拶(あいさつ)を交わしたら,どうでしょう。心の様子がわからず,「どうしたんだろう?」「大丈夫かな?」「何かあったのかな?」と心配になります。
目を見て挨拶をすることで心の様子がわかり,お互い安心するのです。
 
目を見て挨拶すると,心が通じ合います
 
目を合わせないと心がわからず心配します
 
「目」と「心」はつながっています

(校長先生  7月全校集会でのお話より)
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うそをついたら・・・

こんなことがありました。
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A社という車会社が,
「うちの車はガソリン1Lで,こんなにたくさん走れます。」と,うその宣伝をしました。
それを信じた人たちは,その車を買いました。

一方,B社の車会社は,1Lで走れる距離を正直に宣伝しました。
1Lのガソリンで,本当はA社よりも遠くまで走れるのに,A社がうそをついたので,A社より短い距離しか走れないと,人々は思いました。
 あるとき,A社がうその距離を宣伝していたことがわかりました。
A社の車を買った人は「だまされた!」と,とても怒りました。
A社は,今まで積み上げてきた信用も失ったのです。
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なぜ,うそはいけないのでしょう?
それは信じた人の心を怒りや悲しみでいっぱいにするからです。
その結果,人々は離れていきます。 うそつきとはつきあいたくないからです。
うそがわかったとき,信じた人は「だまされた!」「裏切られた!」と,思うでしょう。そしてもう二度と戻ってきてはくれないでしょう。

もし,うそをついてしまったら,「ごめんなさい」と素直にあやまりましょう。 そうすれば,信じた人はゆるして戻ってきてくれるかもしれません。
 

 (校長先生 6月全校集会でのお話より)
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あきらめないことの大切さ


あきらめない心と、行動力は、願いをかなえる源(みなもと)です。 生きていれば、いろいろあります。 でも、あきらめない心と、行動力で、未来は切り開かれていくのです。

<イソップ童話から>
のどがかわいたカラスがいました。   水がめを見つけたのですが、カラスのくちばしの長さでは、水まで届きません。

カラスは、考えました。 いっぱい、いっぱい考えました。  あきらめないで,考えました。  どうしても、水を飲みたかったのです。

そして、思いつきました! 「そうだ! その手がある!!」

カラスは、石を水がめの中に入れました。 水がめの中の水は、石に押されて水面近くまで上がってきました。

見事! カラスは水を飲めました。


(校長先生 5月全校集会でのお話より)
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