校長室より
ハンドボール部 全国選抜大会へ
昨日、ハンドボール部が「全国高等学校ハンドボール選抜大会」へ向けて出発しました。
始業前という時間帯でしたので、見送れる生徒は玄関前に集合しバスで出発していく選手たちを見送りました。選手達はバスから身を乗り出すようにして、大きく手を振りながら生徒たちのエールに応えていました。
選抜大会は23日より愛知県豊田市で行われます。これまでの練習の成果を思う存分発揮し、悔いのない戦いをして欲しいです。
選手の皆さん、健闘を祈ります!
市高で待ってます!
3月16日(水)正午、本校の生徒玄関前等で合格発表が行われました。正午前から少しずつ受験生や保護者の方が集まって来ました。自分の受験番号を見つけると、歓声を上げて満面の笑顔で友達と抱き合う生徒や、保護者の方と喜びを分かち合う様子が見られました。皆さん、合格おめでとうございます。
この後、22日には仮入学が行われ、4月からの高校生活への準備が進んでいきます。部活動の中には春休み期間から練習に参加できるものもあります。期待に胸を大きくふくらませて、着実に準備をして欲しいと思います。
私たち職員にとっては、3月は心が揺さぶられる月です。本校を旅立つ者を見送り、そして新しい生徒を歓迎する。悲しい気持ちと嬉しい気持ちが同居する、そんな月です。ですが、子ども達の明るい笑顔を見る度に、この職業でよかったなと思います。
合格者された皆さん、本校で新しい友人と、先生と一緒になって、新しいスタートを切りましょう!
みんなで、皆さんの入学を待っています!
卒業式を終えて
3月1日、うっすらと青く見える空。天気予報では昼頃から雨が降り出すとのこと、なんとか式が終わるまではもって欲しいと願いました。
本光寺に車を駐車し、学校までの5分余り、歩きながら卒業していく生徒たちのことを考えました。あの学年はコロナに振り回されっぱなしの学年でした。1年生の3月頃から分散登校とかリモート学習などが始まり、年度が変わって4月から6月までの2ヶ月間は休校、総体・総文は中止となり、市高祭も大幅な縮小、修学旅行は日帰り旅行となりました。なんとか3年次は…と学校関係者なら誰しもが願ったはずですが、相変わらずのマスク生活が続きました。
それでも彼らは立派でした。どうにもできない状況に、やり場のない怒りもあったと思いますが、節度ある生活態度で、昼食時の黙食は完璧でした。彼らが最高学年として下級生に手本を見せてくれたのではないかと思います。
幸いにも私は、彼らが1年生の時に授業を担当していたので、何人かの生徒たちは「教え子」と言えるのではないかと思います。あの頃はマスクもしていませんでしたから、彼らの表情は生き生きとした映像で私の脳裏に残っています。授業中の真剣な顔や明るい笑顔、むくれた顔や居眠りの顔。楽しい思い出の数々、ありがとう。
コロナ禍ということもあって、この数年間で世の中は大きく変わり、現在では国際状況も落ち着きをみせていません。卒業生の歩んでいく先にはどのようなことが待ち受けているのか分かりませんが、とにかく、幸せになって欲しい、夢を持って歩み続けて欲しいと願うばかりです。
卒業生の皆さん、卒業おめでとう。
The sky is the limit. 君たちの可能性は無限大です。
推薦入試を終えて
2月8日(火)に推薦入試を実施しました。
心配された新型コロナ感染症による別室受験者は一人もおらず、予定通りに全ての検査を終了できました。受験生とその家族の皆様には健康管理をはじめ、たくさんのご配慮をいただいた結果だと思っています。ありがとうございます。
直前の週末にはたくさんの雪が降りました。生徒玄関前には20㎝ほどの積雪だったと思います。月曜日の朝早くには除雪車が入り、瞬く間に大きな雪の山ができました。あの作業をマンパワーでやるとしたら・・大変な作業でした。本当にありがとうございました。
翌日火曜日には全ての受検生が作文や実技試験、面接試験に臨みました。どの受験生も背筋をピンと伸ばし、真剣に課題に取り組んでいました。この中から4月以降この校舎で一緒に過ごす生徒が出るのだと思うと、月日の流れを感じるとともに、新たな出会いにワクワクしました。次は3月8,9日に一般入試が行われます。
ちょっとしたこと ~生徒のみなさんへ~
朝、本校の前の通りは、本校への送迎の車で交通量がグンと増えます。
よく見ていると、本校にお子さんを送った方が、バス通学や自転車通学で道路を横断しようとする生徒のために車を止めてくれています。本当にありがたいことで、それがなければ生徒たちは渡れないことにイライラとし、ついには無理に渡ろうとして飛び出すこととなり、大きな人身事故につながっていくのではないかと、いつも思っています。
保護者のみなさま、本当にありがとうございます。
もう一つ気づいたこと、気になることがあります。それは本校生徒の態度です。
車を止めてくれたドライバーにペコッと頭を下げて渡る生徒がいるなか、多くの者が何もせず渡っていきます。バス通学者の中には、小走りに横断歩道を渡ったり、ドライバーに向かって頭を下げて渡る者がいる一方、悲しいかな、やはり多くの者は歩くペースも上げず、友達と話しをしながら悠々と渡っていきます。まるで「車が歩行者のために止まるのは当たり前でしょ」と言っているかのように私の目に映ることもあり、とても悲しくなりました。
確かに車の運転者から見れば歩行者は交通弱者であり、事故が起きれば多くの責任を負わされます。ですが、忙しい朝の時間、少しでも早く職場へ行こうとしている人たちが、自分のために車を止めてくれていると思ったとき、人は何か態度で示すべきだと思うのです。ちょっと頭を下げる、ちょっと歩く速さを早めてみる。そうした「ちょっとしたこと」が相手の心を和ませ、優しさを沸き起こしてくれるのではないかと思うのです。ぜひ、本校生徒には、そうした人の立場に立って感じられる、考えられる人になって欲しいし、特に「ありがとう」という気持ちに関しては、それを動作や言葉で表すことのできる人になって欲しいと思います。
「ちょっとしたこと」の連鎖でこの世界は少しあたたかくなる。あなたの気持ちも「ほっこり」しますよ。
明日の朝、「ちょっとしたこと」を実行してみませんか。