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校長室より
祝!50回
前回の投稿が50回目の投稿となりました。アクセスカウンターは約500です。あまり積極的な広報はしていないのでこのようなものかなと思っています。これからも折を見て投稿していきますので、ご覧いただけると嬉しいです。
ものづくりコンテスト旋盤作業部門優勝!
ものづくりコンテスト旋盤作業部門石川県大会において、機械システム科3年の西手秀志君見事優勝しました。
昨年度と違い、多くの選手が標準時間内に終わらない難しい課題だったようですが、その中で、着実に仕上げるとともに、失点を最小限に抑えることができたようです。
令和5年9月2日(土)~ 3日(日)に富山県魚津市の北陸職業能力開発大学校で行われる、機械系旋盤作業部門 北信越大会の出場権を得ました。
企業ガイダンス
産業展示館で高校生のための企業ガイダンスが開かれ、小松工業高校は午後の部でした。
前日から天候が危ぶまれましたが、電車の運行には支障がありませんでした。
皆真剣に企業様の説明を聞いています。
帰りに雨がひどくならないよう祈ってます。
実際には写真の数倍の規模です
ものづくりコンテスト旋盤作業部門の応援に来ました
ものづくりコンテストの最初としてポリテクセンター石川で旋盤作業部門の競技が始まり、応援に来ました。
選手の近くへ行くことも、声援を送ることも許されませんが、まずは北信越大会出場をかけて2位以内に入ることを期待しています。
壮行式を行いました
野球部・全国大会・ものづくりコンテストに出場する選手の壮行式を行いました。
当初6限後に表彰伝達式とあわせて実施予定でしたが、猛暑の予報により、暑くなる前の3限目に壮行式のみ行うよう予定変更をしました。急な変更にも関わらず、全員がきちんと対応してくれて大きな混乱はありませんでした。ただし、この時間帯でもかなり暑かったとは思います。(数人体調不良者が出ました。)
選手のみんなの健闘を祈ります。
生成AIについて その3
私としては次のように考えていますと前々回・前回お伝えしました。
・便利な面は生かし、間違っている前提で賢く・正しく使う。
・回答の真偽がわかるように経験を積む。
賢い使い方の例をまとめてみたいと思います。 重複する部分もあるかと思いますが、次のようなことが挙げられます。
・文章の書き方のコツを教えてもらう
・自分の作品を評価してもらう
・英語のスピーキングの練習をする
正しい答えをさせるのではなく、ノウハウやアイデアをもらう、評価してもらうということが得意です。さらっとアドバイスをもらうにはうってつけですね。でも、有効なアドバイスをもらうには聞き方が大切です。どのようなプロンプトを入力するのかが、使い方の優劣につながっています。そのためにはやはり経験・基礎学力が必要ですね。試されている感じがして、緊張します。言い換えると、自分の力がそのまま反映されるといったところでしょうか?
後は、プログラミングが得意だそうですが、これはプロになってからでいいと思います。でもすごいですよ。
私はかねてより21世紀は、知識の量が重要なのではなく、知識などを引き出す、そしてその精度を上げることが重要になると考えてきました。ある程度の知識を得たら、価値ある知識をいかにして効率よく引き出すかが大切になると言ってもよいかもしれません。
さて参考に「学校での活用についてのチェックリスト案(6/22公表) 」を載せておきます。
・年齢制限や保護者同意など利用規約を守っているか
・性質や限界、メリット・デメリットを事前に学んでいるか
・個人情報や機密を入力しないよう指導しているか
・著作権侵害につながらないよう指導しているか
・AIで作った読書感想文などを自分が作成したとして提出をするのは不正行為だと指導しているか
どうですか?その1で最後に書いた「美しいか、美しくないか」で判断がつくのではありませんか?
・年齢制限や保護者同意など利用規約を守っているか
→守っている姿は美しく、守っていない姿は美しくないですね
・性質や限界、メリット・デメリットを事前に学んでいるか
→相手のことをきちんと学びんで使う姿は美しく、何も学ばず適当に使う姿は美しくないですね
・個人情報や機密を入力しないよう指導しているか
→むやみに知らせてはならないものを判断している姿は美しく、そうでない姿は美しくないですね
・著作権侵害につながらないよう指導しているか
→他人の著作権を尊重している姿は美しく、著作権を侵害している姿は美しくないですね
・AIで作った読書感想文などを自分が作成したとして提出をするのは不正行為だと指導しているか
→例え不十分であっても作品や課題を自分で努力して仕上げる姿は美しく、そうでない姿は美しくないですね
上で挙げた賢い使い方の例も見てみましょう。
・文章の書き方のコツを教えてもらう
→良いものにするため真摯に学ぼうとする姿は美しく、我流をとおす姿は美しくないですね
・自分の作品を評価してもらう
→努力して作成したものをより良くしようとしている姿は美しいですね
・英語のスピーキングの練習をする
→たゆまぬ努力をする姿は美しいですね
さて、皆さんもうわかりましたね?AIとの付き合い方をどうすればいいのか?
生成AIについて その2
生成AIについて その2です。
私としては次のように考えていますと前回お伝えしました。
・便利な面は生かし、間違っている前提で賢く・正しく使う。
・回答の真偽がわかるように経験を積む。
分かり易い例を挙げてみましょう。
文章だともっともらしさがあって分かりにくいかもしれませんが、画像なら人間の得意分野ですよね。
プロンプト(AIにリクエストするときのキーワードと考えてください)を入れてイラストを画像AIに生成させてみましょう
画像生成AI→ガンダム
さて、どうですか?AIが一所懸命に作ってくれましたが、コレジャナイ感が漂ってませんか? 一目でわかりますよね。でもプロンプトが簡単すぎたのかもしれません。そもそも、そのものを生成するものでもありません。
そこでとっても複雑なプロンプトを入れてみましょう。石川の星(と勝手に私が思っている)、朝の連ドラで活躍中の浜辺美波さんを描かせてみましょう。今回はプロンプトそのものを、ChatGPTに書かせてみました。
ChatGPT→(浜辺美波に似た女性の夏らしいイラストを生成させるプロンプトを考えて)
作ってくれたプロンプトは次のとおりです。
(明るく陽気な表情をした、浜辺美波に似た女性のキャラクターが、鮮やかなビキニ姿で海辺で楽しんでいる夏のシーンを描いてください。太陽の光がキャラクターの肌にきらめき、風になびく髪が軽やかに舞っています。笑顔で海を眺める彼女は、元気で活発な印象を与えます。周囲には海や砂浜、遠くには青い空と白い雲が広がっています。)
これをそのまま、画像AIに伝えます。作ってくれた画像は次のとおりです。(因みにプロンプト内の”ビキニ姿”はAIが勝手に作ったので、誤解なきようお願いします。)
なんですかこれ?人ですらありません。 複雑すぎてもよくないようですね。またこれは”浜辺美波”を”浜辺の美しい波”と誤解しているのかもしれません。他の人名だったらどうなるか試してみてください。
絵で見るとおかしな点が一目瞭然ですね?先生から見るとAIが作った作品(皆さんが書いた作品でないもの)はこんな風に見えるのではないでしょうか?こんなことが文章を作るAIで起こっているということを、理解する必要がある訳ですね。こんな訳の分からない絵に相当する読書感想文を先生が読まされたらかわいそうだと思いませんか?前回の読書感想文を自分で書いた方が早いという意味が分かっていただけましたか?このようなことをわかって使えるようにならないと「賢く・正しく」使ったことになりません。
さて、皆さんわかってきましたか?AIとの付き合い方をどうすればいいのか?
生成AIについて その1
6/22に生成AIについて学文部科学省が作成した学校向けの指針の原案が判明し、要点をまとめたもの(暫定的なガイドライン)が7月4日に公表されました。
生成AIの扱いについては大学などから先行して方針が伝わってきていましたが、7月公表というのは夏休みの宿題などへの使用について道筋をつけたいということだと思います。
私としては以前もお伝えしたとおり次のように考えています。
・便利な面は生かし、間違っている前提で賢く・正しく使う。
・回答の真偽がわかるように経験を積む。
こまごまとあれはいけない、これもいけないというつもりはありません。なぜならキリがないからです。それよりも考え方のよりどころを持ってもらうのが一番です。そうすれば、未知の問題と出くわしたときに、自分なりの判断ができるからです。また、今後ガイドラインはアップデートされるようですが、それを毎回見ていくときも前回と何が変わったんだろうと一つ一つチェックするより、自分の芯となるよりどころを持っていればそれに照らして考えを変える必要があるのかないのか判断する方が有効だと思います。習っていないからわからないなどということを若い皆さんには言って欲しくありません。社会に出たらやったことないことだらけです。
さて例を挙げて考えてみましょう。例えば読書感想文をAIに書かせたとします。これは「賢く・正しく」使ったことになりません。誤った使い方です。実際、もっともらしい内容が書かれていても、たいてい間違っています。試してみてください。
従ってそのままでは使えません。直して使い物になるようにするには、本を全部読んで自分で正しいものに直す必要があります。それなら自分で読んで自分で書いた方が早いですよね。そして自分でやったという達成感・満足感も得られます。利用価値があるとすれば、どのように書けばいいのかの参考にはなるところで、読書感想文の書き方の本や冊子を読むようなものです。それは普通にやってきたことですよね。また、自分で作った感想文を評価してもらうのもよいでしょう。人間に読んでもらうのが一番ですが、読んでもらえそうな人がいなかったり、恥ずかしいと感じているならありです。文法はもちろん、話の持っていき方、表現の巧拙、話の深さのばらつきなどいろいろアドバイスをしてくれます。
有識者からは、問題点としてAIが書いたかどうか教師が見るために手間がかかり、多忙化が進むという指摘もあります。これには補足がいります。学校の先生なら基本、見ればわかります。現時点のAIには癖があり、また、皆さんの書く文章にも癖があります。そのままだと割と簡単に判別ができます。でも大事なことは、先生方は皆さんが「ずる」をしていないかを判別するためにいるのではないということです。皆さんが懸命に努力したかどうか、結果、読む人の心を動かす文章が書けているかどうかを評価するためにいるのです。そしてAIかどうかを判別する不毛な作業を何十人分もすることはできません。機械じゃないからです。心を込めて懸命に書いたものであれば、書いた人の顔を思い浮かべて時の経つのも忘れて読むことができるのです。人間だからです。ICTの最先端であるAIについて論じるのに、感情的な表現で申し訳ないのですが、使う姿・ことが「美しいか、美しくないか」、そのように考えることがAIを使うべきところなのか、使うべきでないところなのかのよりどころになると私は考えています。
さて、皆さんわかりましたか?AIとの付き合い方をどうすればいいのか?
自転車のイヤホンについて
7月2日の新聞に「自転車イヤホン 片耳ならOK?」という記事がありました。
結論を先に言いますと、「自転車イヤホン 片耳でもNG!」です。
詳しくは記事を読んで欲しいのですが、まとめると「明文規定はないが、片耳だけであっても、運転に必要な音が聞こえないと(判断されると)違反として指導を受けることがある。」ということです。記事を読んでも、もやっとして腑に落ちない感じが残りますが、だからと言って安全をないがしろにしてまで音楽を聴くことを正当化することはできません。また、見つからなければいいというものでもありません。
なお、許される自転車での音楽は、スピーカーを使うことのようですが、それは現実的ではありませんね。プライベートな音楽を楽しみたいのに皆さんにも聞かれてしまうのは私なら恥ずかしいです。それ以前に自分の好きな音楽を聴くということはプライベートな行動であるにもかかわらず、それをパブリックな空間で聴こうというのがそもそも間違いなのかもしれません。話がそれますが、車を除いて移動の最中に音楽を手軽に聴けるようになったのは私が高校生の頃です。それまではポータブルの音楽プレーヤーは存在しませんでした。だからそれ以前は不可能だったんです。その後プレーヤー(メディア)もカセットテープ→MD・CD→メモリー(→サーバー上)と変化・進化してきました。技術の発展によりパブリックな空間でプライベートな行動が可能になったため起こっている問題なのかもしれません。しかも音楽を聴くと気分が変わりますよね。これ実は危険です。自転車のスピードを出しすぎたり、気が大きくなったりしてしまうからです。
というわけで、違反ひいては事故につながる恐れがありますので、自転車イヤホンやめましょう。
なお、あわせて、重ねてのお願いです。ヘルメットの着用をぜひお願いします。
応援練習
7月7日に野球部および全国大会出場部活動、ものづくりコンテスト出場者の壮行式が行われます。それに先立って応援団の練習が昼休み時間に行われました。時間の都合がついたので、様子を見に行ったところ、予定時間の5分前に集合が完了し、スムーズに練習を始めることができていました。日頃から職業人としての心構えを教師から徹底されているとはいえ大したものだと思います。
本番の日は前回の壮行式同様、立派な姿を見せてくれることでしょう。応援団のみんなよろしくお願いします。生徒のみんなにも精一杯の応援を期待します。
因みに野球部の抽選結果は楽ではないが好結果を期待できるものだと感じています。(すみません、野球部ネタが多くて)
不登校児童生徒の保護者のための支援ガイドを掲載します。(令和6年6月26日)
石川県立小松工業高等学校
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