校長室ブログ

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本 読書週間が始まりました

 2024年の読書週間が昨日から始まっています。本校の図書室にも新刊本が続々お目見えし、皆さんんが手に取ってくれるのを待っています。スマホの中で読む人も多いかと思いますが、本の重みや、前のページの記述の確認、残り数ページになってくる感覚など、書籍でしか味わえないことがいくつもあります。読書週間の時だけでも本を手にしてみてほしいと、昭和な私は願っています(笑)

 おすすめ本ですが、「博士の愛した数式」(小川洋子著)、「夜のピクニック」(恩田陸著)、「たゆたえども沈まず」(原田マハ著)、「栗山ノート」(栗山英樹著)、「もうあかんわ日記」(岸田奈美著)…と硬軟合わせて色々とありますが、一番のお薦めは本屋大賞を受賞した宮島未奈さんの成瀬シリーズ「成瀬は天下を取りに行く」と、その続編の「成瀬は信じた道を行く」です。笑いながら読めて、でもジーンと胸が温かくなってくるそんな短編が並んでいるので、大変読みやすいです。

 読書なんて大嫌い!と思っている人がいるかもしれませんが、子供の時に食べられなかったものが年を取って久しぶりに口にしてみると食べられるようになっていることがあるように、本を読むという行為も、年齢を重ねて人生の体験が加わってくると、自分にピッタリ合うことや合う時期があります。昔、すごく嫌いだった人も久しぶりにページをめくってもらえたら嬉しいです。

 因みに、普段はゆっくりページを繰る時間がなかなか作れなくてオーディオブックで聴読していることが多い私ですが、読書週間が始まった昨日から、「いま読む『源氏物語』」(角田光代 山本淳子 著)を読み始めました。「源氏物語」に関する書籍はこれまでにもたくさん読んできましたが、このお二人が書いているとなると、読まずにはいられないということで、暇を見つけて読み進めています。

 読書週間自体は11月9日(土)までです。読書週間が読書習慣になったりするとスゴいですね。また読んで面白かった本のお話など聞かせてもらえたら最高です。