11月24日(日)、「石川と東京の高校生が心で繋がるプロジェクト」と題して、本校演劇科1年生と東京の広尾学園高等学校の生徒有志による共同製作作品を、本校にて公演しました。
本プロジェクトは、東京の高校生たちが被災地のために何かできることはないかと思い立ち、本校演劇科にアプローチしたことから始まった企画で、株式会社タケナカ様や、湘南工科大学の堀越力教授と学生の皆さんに機材・技術協力をいただき、史上初のMixed Reality(複合現実)技術を使った共同遠隔演劇に挑戦しました。
生徒たちは、6月からオンラインでの打ち合わせを重ね、どうすれば石川と東京との物理的距離を脚本に生かすことができるか、どうすればCGやVRを自然な形で演出に織り交ぜられるかなど、思考を巡らせながら0から作品を作り上げていきました。また、離れた演者同士の演技や映像のタイミングを合わせることに苦心しながら、何度も何度もリハーサルを行い精度を上げていきました。迎えた公演本番は、本校関係者から一般の方々まで大勢のお客様にお越しいただき、史上初の試みは無事成功に終わりました。
このプロジェクトを通して、石川と東京の高校生だけではなく、多くの人が「心で繋がる」ことができたのではないかと思います。東京の高校生と協力し作品を作り上げるという経験、企業や大学の方々と協力し舞台を作り上げる経験、様々な立場の人と協力し最先端の挑戦をする経験。これらの貴重な経験を糧に、今後の学校生活でも様々なことに挑戦していってもらいたいです。「心で繋がるプロジェクト」に関わっていただいたすべての方々に心よりお礼申し上げます。