総合学科ニュース

【1・2年総合学科】キムチの製造を行いました

 科目「農業と環境」と「食品製造」の時間を用いてキムチ製造を行いました。例年1年生の「農業と環境」で行っていますが、昨年度は能登半島地震による休校でできなかったことから2年生も同時に行うことにしました。

本校のキムチは数年前までは販売をしており、本格的なキムチになっています。先週、極寒の加工室で白菜を流水で洗い、食塩をすり込み下漬けをしました。そして、キムチの素になる「ジャン」を作りました。「ジャン」にはイカの塩辛や事前に作った出汁、ダイコンや人参などが入っています。今週、「ジャン」を下漬けした白菜に漬け込み、4日間漬けて完成です。しっかり出来ているのか楽しみです。

【3年総合学科】「食品製造」デコレーションケーキを作りました

 農業科目「食品製造」でデコレーションケーキの製造を行いました。本校では、毎年3年生がクリスマスの時期にデコレーションケーキを作っています。

最初にスポンジ生地の製造です。家でもスポンジ生地を作ったことがある生徒もいれば全く初めての生徒もいて、生地の膨らみに若干の差はあったものの生地をうまく焼くことに成功!そして、肝心のデコレーションは学校で用意した生クリームとイチゴのほかに生徒が自ら様々なフルーツや飾りを持ち寄ったものを使い、個性豊かなデコレーションを完成させました。

うまくできた生徒もいれば少し形がいびつになったりした生徒もいましたが全員が一生懸命時間をかけて作っていたのが印象的でした。

【3年総合学科農業系列】クリスマスリース

3年総合学科農業系列9名は授業でクリスマスリースを制作しました。

①ブドウの木の長い枝数本を使って輪っか作り

 長い枝が周りの生徒にあたらないよう、間隔をとって、注意しながら、枝を折らないよう丸めていきます。枝の先が不揃いの部分は、目立たないようにひもで固定します。

②飾り付け

 ペイントしたまつぼっくり、コニファー、ゴールドクレスト、なんてんの実を使って飾り付けします。今回はセイヨウキズタの葦(放っておくと木を傷める)を有効活用します。材料はすべて学校の敷地から拾ってきました。

 

③リボンをつけて完成

 あらかじめ作っておいたリボンを最後につけて完成です。みんな上手にできました。クリスマスリースを飾るのは魔除けの意味があります。いいクリスマスが迎えられそうです。

  

 

 

【2年総合学科農業系列】「作物」

収量調査② 一穂もみ(・・)数の計測(2023/12/12  総合学科農業系列)

2年生「作物」 

 バケツで育てた稲の収量調査です。前回までに1株当たりの茎の数を計測し、今回は1本の穂についているもみの数を計測しました。

  穂の長さが長いと思われるもの3本を選び、一本ずつもみの数を数えます。まず、穂からもみを外します。飛び散らないよう慎重に扱わなければなりません。そして、外したもみを数えます。事前の予想では「30~50粒ぐらい」と答えた生徒が一番多かったですが、実際に調べてみるとほとんどが100粒を超えていました。「想像以上にたくさんあって驚いた」と感想に記していました。

 計測を終えたもみは、もみすりをします。もみの周りについている頴(えい)と呼ばれる殻を外す作業です。これはすり鉢とソフトボールを使って行いました、もみをすり鉢に入れてソフトボールで上からゴリゴリすると…あら不思議、殻が外れて玄米が出てくるのでした。その玄米を集め、玄米の重さを測って今回の実習は終わりです。

千歯こきを使った脱穀作業も体験しました。いかに効率よくたくさんもみを外すことができるか―

作業の工夫や道具の進化についても学ぶことができました。

3年総合学科農業系列「ハウス内の野菜の収穫」

3年生「野菜」 

 12月に入り寒さも増してきましたが、ハウス内のトマトやブロッコリーはまだまだ元気です。

期末考査が明け授業が再開し、早速「野菜」の実習では、出荷にむけた収穫と袋詰めを行いました。

 水耕のハウスではトマトが植わっています。大玉・中玉・ミニトマトで合計7種類。3年生は繰り返し実習をしてきたので、“大玉やミニトマトはハサミを使う”“種類ごとに分ける”など収穫にも慣れてきました。

 ブロッコリーは、側花蕾(そっからい 脇芽)を収穫します。蕾のしっかり膨らんだものを選びハサミで切り取ります。大きな葉に隠れている場合もあるので、取り残しがないように注意深く探す必要があります。

 収穫したものは規定量を測って、袋詰めをします。その際、傷や虫食い、色の薄いものなどが入らないようによく見なければなりません。

 

 
 
 
 
 

 

今日袋詰めしたものは、JAの直売所に出荷しました。

【1年生総合学科】農業と環境

■ダイコンの収穫

1年生2学期の栽培課題、ダイコンが収穫の時期を迎えました。

9月4日に種を播き、発芽率を調べ、間引き・追肥・除草などを経て、11月18日は播種から76日目にあたります。前の週にお試し収穫をしたので、残りの2本を畑から引き抜きました。

 

しっかりと生育しているダイコンは収穫も一苦労。「なかなか、抜けん」と引き抜くのに苦労する生徒が見受けられました。中には「人の足みたい」に又割れしたもの(岐根 きこん)やタテに亀裂の入ったもの(裂根 れっこん)もあり、驚く生徒もいました。これらの原因についても学習するとともに、最後の生育調査として、葉の長さ、葉の枚数、全体の重量、ダイコンの重量、ダイコンの太さを1本1本計測し、お店に売っているような大根を作るには、時間と労力、技術が必要であることを学びました。

 今回、葉を付けた状態で家に持ち帰りました。調理して味わうまでが農業の学習です。「おでんにして食べた。おいしかった」「葉はお味噌汁に入れたり、浅漬けにした」「(葉は)刻んでチヂミの具にした」などと報告や感想が聞かれました。

【総合学科農業系列】3年生「野菜」

夏野菜から秋冬野菜へ、ビニールハウスの中の様子も変わってきました。ピーマンの栽培・出荷を終え、その後に葉菜類を定植し始めました。

10月中にセル箱に播種し、苗を育てていました。畝幅に合わせて15㎝間隔で印をつけた補助具を使って定植していきます。

今回植えたのは、コマツナ、チンゲンサイ、ミズナ、カブ、カツオナです。すべてアブラナ科で、小さな苗の段階では形態が似ていて見分けがつきにくいです。2~3か月後の収穫を目指します。

【2年総合学科】「食品製造」味噌の包装を行いました

 科目「食品製造」の実習で味噌の包装を行いました。昨年度の1月に仕込んだ味噌の包装も佳境を迎えてきました。

 今回は4kg樽に味噌を充填して容器を紐で縛り、ラベルを貼って完成です。今年度からは4kg樽を赤色に変えてより目立つ、高級感のあるようにしました。男子は4kg樽に200kgほど入った大きい樽から移す作業をしました。実習が終わると腕が疲れるぐらいの体力仕事です。女子は樽を紐で縛る作業をしました。お客さんが持った時にバランスを崩して不安定にならないように中心に気を配って、きつく縛ることに苦戦していました。

 今年度の味噌もJA直売所に並ぶのもあとわずかとなりました。商品を見た際は一度お試しください。

【2,3年総合学科】サトイモの収穫

2・3年生「作物」「野菜」

秋の収穫時期です。今回はサトイモを収穫しました。

 サトイモの葉は大きくて、しかも水をはじく性質があります。“となりのトトロ”に出てくるようなあれです。

まずは収穫しやすいように、この大きな葉と茎を刈り取るところから作業が始まります。

葉を取り払った後は、剣先スコップを使い畝の両側から芋を掘り上げます。抱えるほどの大きな塊になっているので、掘り上げるのも一苦労。親芋にくっついて、子芋や孫芋がびっしりとついていました。

 

芋を一つひとつばらしていくもの大変でしたが、「煮物や豚汁に入れたら、おいしいなあ」などと話しながら収穫を進めました。

【3年総合学科】「総合的な探究の時間」仮設住宅へ訪問しました。

 科目「総合的な探究の時間」に田鶴浜町の七尾市応急仮設住宅を訪問しました。

 現在、総合学科農業系列では、「能登半島地震復興応援プロジェクト」と題して支援活動を行っています。今回はその活動の一環として、11月15日に行う多肉植物の寄せ植え会のチラシの配布、クッキー・野菜・花鉢の配布、生徒が寄せ植えしたプランターの設置を行いました。チラシは本プロジェクトに合同で取り組んでいるビジネス系列の生徒が4種類作成し、クッキーと一緒に1戸ずつ直接訪問し、PRをしました。平日の昼間だったこともあり留守の方も多かったですが、30人ほどの方に直接お渡しすることができました。

 また、たくさんの方に生徒が育てた野菜や花を配布することができました。生徒も直接自分たちが育てたものを配る機会は滅多にないため一所懸命配っている様子が印象的でした。田鶴浜町の七尾市応急仮設住宅にお住いの皆さんありがとうございました。

 このあと、11月15日の多肉植物の寄せ植え会が成功するように準備をし、喜んでもらえる会にしていきたいです。