総合学科ニュース

葉菜類の収穫と袋詰め(農業系列)

2年生「野菜」

 葉菜類の収穫が始まりました。今回は評価授業として、コマツナとカツオナを対象に収穫・袋詰めを行いました。

 

 収穫の仕方、外葉や傷んだ葉の始末、計量、袋への入れ方、袋の口の留め方などのポイントを確認した上で、制限時間内に作業をし終えることが大切です。

 

 出荷し店頭に並ぶことを想定しながら、収穫した野菜の状態を確かめたり、計量間違いがないか、見映えよく袋に詰められたかを意識して取り組んでいました。

 

 

総合的な探究の時間「子どもたちを喜ばせよう」グループ  手作り絵本バックと絵本の寄付活動

 総合学科ビジネス系列の5名が、「子どもたちを喜ばせよう」という探究テーマをもとに、ご家庭で読み終えた絵本を集める取組を実施しました。皆様からご協力をいただき、130冊の絵本が集まりました。

 併せて、生徒たちは農業系列生徒が育てた玉ねぎの皮を活用した草木染めによる「オリジナル絵本バッグづくり」に取り組みました。染色から模様付け、シルクスクリーンのデザイン加工まで、一つひとつ丁寧に作り上げたバッグには、生徒たちの思いが込められています。

 12月2日、集まった絵本は『いしかわ子ども交流センター七尾館』へ、草木染めの絵本バッグは『七尾市立図書館』へ寄付いたしました。受け入れてくださった両施設からは、「子どもたちがとても喜んでくれると思います」と温かいお言葉を頂戴しました。

 今回の取り組みを通して、生徒たちは「自分たちの行動が地域社会と繋がる大切さ」を実感することができました。1月の学習成果発表会にて探究活動の成果をご報告します。

 

ダイコンの収穫と収量調査

 総合学科1年「農業と環境」

 11月20・25日、いよいよダイコンの収穫です。9月2日と4日に播種し、80日近くがたちました。その間に間引きや施肥・除草を行い、ダイコンは順調に成長してきました。

 最初にダイコンの収穫の仕方やその後の調整の仕方、さらに収量調査の内容について説明を受け、早速畑に向かいます。遠目に見てもダイコンが地上にせり上がっているのがわかり、その大きさが想像できます。

 

 いざ抜こうと思うと重くてなかなか抜けず、「重くて、とれん」「誰か手伝って!」という声が飛び交います。そして、「おっきい~」「重い、重い」「人間の足みたいやぁ」など歓声が上がりました。

 

 

 収量調査では長さが50㎝を超え、重さも4kg以上のものがありました。一方で20㎝程度のものやいくつも枝分かれしたようなダイコンも見受けられました。どうしてこのような差ができたのか…この後の振り返りで考察してほしいです。

 

 どのようにして食べるのかを聞いたところ「お味噌汁で食べたい」「家の人におでんを作ってもらう」などの返事が返ってきました。食べて消費するまでが学習です。それぞれの家庭で味わってほしいと思います。

 

タマネギ苗の定植(農業系列)

 11月初旬までに注文をいただいた分の出荷を全て終え、13日の実習では学校でタマネギの定植を行いました。鉛筆の太さぐらいに成長した苗を一本一本畑に丁寧に植えていきました。

 

 しかし、そもそもこの“ひょろひょろのネギ”がタマネギになるのか、生徒にはどうも実感がないようです。根本の部分が肥大してタマネギになるのですが、それは来年の6月のことです。

 

サツマイモ収穫体験(農業系列)

 10月1日から始まったサツマイモの収穫体験。11月5日までに近隣のこども園・幼稚園・小学校の6団体から参加の申し込みをいただきました。夏にはイノシシに荒らされる被害があり十分な収穫が得られるのか不安でしたが、何とか支障なく体験を行うことができています。

 

 まずは生徒が子どもたちに紙芝居を見てもらい、サツマイモのレクチャーをします。「サツマイモについてわかりましたかぁ~?」と尋ねると「は~い」と大きな返事が返ってきました。その後は生徒とペアになってサツマイモ畑へ向かいます。畑を目の前にやり方を示すと、早速掘り始めました。

 

 サツマイモの姿が見えると「あったー」と大きな声が上がります。「こんなに大きいよ」「たくさんあるー」「先生、見て見て」「ミミズおったー」など至る所で歓声がわきました。

 

 収穫したサツマイモはそれぞれの家庭に持ち帰るとともに、焼き芋パーティーなどで楽しむそうです。

 

タマネギ苗の調整と葉菜類の定植(農業系列3年「野菜」)

 10月22日、9月に播種したタマネギが順調に生育し、苗として出荷が始まりました。

 セルトレイから苗を起こして土をふるい、50本を一束にする調整を行いました。発芽率が70%を下回りましたがほぼ同じような大きさに成長したので、数は数えやすく、すぐに束にすることができました。予約注文で予定数量に達するほどの人気ぶりです。この後、順次出荷していきます。

 

 

 一方葉菜類の苗も定植するのにちょうどよい大きさに成長しました。2人一組になり補助具を使いながら12~3cmの感覚で苗を植えていきます。今回は、コマツナ、ミズナ、チンゲンサイ、小カブ、カツオナを定植しました。収穫は12月に入ってからになります。

 

 

 

 

 

タマネギと葉菜類の播種(農業系列)

 ダイコンやハクサイに続いて、タマネギや葉菜類の種まき(播種)行いました。

 

 タマネギは畑に定植するための苗づくりです。9月の第2週目、ひと箱200の部屋に分かれたセルトレイに土を詰め、種を1粒ずつ播いていきます。丁寧かつ集中力が必要な活動で、なかなかに根気のいる作業になります。発芽には1週間ほどかかるのですがここまで順調に生育しており、今月下旬からの出荷を予定しています。

  

 9月25日。葉菜類は、コマツナ・チンゲンサイ・小カブ・ミズナ・カツオナの種を播きました。いずれもダイコンやハクサイと同じアブラナ科の野菜ですが、同じ科の野菜と聞いて驚いている生徒もいました。ある程度の大きさに育てた後、ハウス内で栽培しているナスやピーマンの後に定植する予定です。

 

ダイコンの間引きと追肥

 9月の2~4日かけて播種したダイコンが、順調に成長しています。

 

9月の16日から間引きをし始め、25日の今回は最終的に一本だけ残す選抜を行いました。

「(ひと穴に)3~4本生えているダイコンのうち、どのダイコンを残すのか」

 目安は生育が旺盛なものは残し、①生育が遅れていて小さいもの、②虫に葉が食べられているもの、が引き抜く対象ですが、生徒にとってはなかなか見極めが難しいようです。

 

 また抜き取ったダイコンの中には、小さいながらもすでにダイコンの形がわかるものもあり、驚いている生徒もいました。

 間引きの後は、ダイコンの周りに化成肥料を施しました。さらに生育を促しダイコンが大きくなるのを待ちます。

 

 

ハクサイの定植(農業系列)

 

2・3年生「野菜」

 2学期に入り、秋冬野菜の播種や定植を次々に行なっています。9月4日から12日にかけて、ハクサイの定植を行いました。

  

 お盆明けに播種し、苗づくりをしていました。

 畑への定植は、50cmの間隔でビニールマルチに穴を開け、殺虫剤を散布した後に苗を置き、植付け、水やりをするという一連の作業。ハクサイの葉は傷つきやすく根も細いので丁寧な扱いが求められます。また深く植えないように、植え付ける穴の大きさにも注意が必要です。

 

 1つの畝に50株以上、全部で19畝1000株近いハクサイを定植します。

 最初はぎこちなかった手つきも数をこなすうちに慣れ、要領もよくなってきました。立ったりしゃがんだりの繰り返しで作業は大変でしたが、1週間余りですべて定植することができました。

 

バケツ稲の刈り取り(農業系列)

 2年生「作物」

 1学期に植え付けたイネが、いよいよ収穫の時期を迎えました。品種は“ゆめみずほ”です。

 

 9月10~11日にかけて、最後の生育調査として「草丈」と「茎数」を測定した後、栽培していたバケツイネを鎌で刈り取りました。

 

 中には茎の数が80本を超えるものもありました。もともとは、1粒の種もみから発芽した1本の苗から大きくなったものです。「これだけ(茎が)増えるとはびっくり」と驚いている生徒もいました。

 刈り取ったイネは束ねて1週間ほど“はぞ”に干します。

  

 乾燥した後は、収量調査を行います。一株に何本の穂がついたのか、一穂に何粒のもみがついているのかを実際に調べていきます。