2020年10月の記事一覧
ほりほりの部屋Vol.30「3 tops & 1 bottom~the unforgettable 4 boys<my proud students>~Part2」
皆さん、こんにちは。堀です。先週今週とやたら忙しく、朝の挨拶運動やら、「ほり部屋」になかなか手が回りませんでした・・・朝晩の冷え込み、激しいけれども~GAT!
金沢のこの季節、街中で、この香りが充満!ステキな街です。うちの庭でも小さなキンモクセイですが楽しませてくれています。昔、日本史の同僚からいただいた、模型の埴輪5体(堀家の象徴?)も苔むして庭と同化してます。いいカンジ。錦の正門を出て右手に歩いてすぐ、右側の大きなお屋敷の道路に面したところにも立派なモクセイが!すっごく香ってる!ハンドボールコート横の満天星(読み方、覚えてます??「ほり部屋」Vol.7参照)も徐々に紅葉してきてますね。季節の移ろい、いとおかし。まっかかになる日が楽しみ。夜な夜な鳴く虫の声も日に日にボリュームアップ!嗅覚・視覚・聴覚総動員で秋の深まりが感じられる今日この頃です。(味覚は言うに及ばず!)
さて、今回紹介する‘my proud student’は、二水の理系の担任をしていた頃のtop。この生徒も日頃は物静かで謙虚、そしてひとかたならぬ熱いハートの持ち主、という点で前回の弁護士さんと共通してました。ただ、この生徒はものすごい努力家でした。本人曰く「僕は能力がないので、時間をかけるしかないんです。」とのこと。4月の個人面談での「なりたい自分」は「地球の砂漠化を食い止めたいです。研究者になりたいです。」「ふむ。環境保護活動ってこと?」「実は、モンゴル砂漠を緑地化したいんです。春先、金沢によく黄砂が降ってくるじゃないですか。最初、不思議だったんです。あんな砂、どっから来るんやろうって。調べたら、遠く大陸のモンゴルから、春先の強い偏西風に乗って来るんやって。もっと調べたら、砂漠はものすごいスピードで拡大してるって。人間のエゴのせいやって。で、なんとかできないかなって。」「ふむ。だからこういう第1・第2志望のセットなんやね。」「先生。砂漠化、半端なく速いんです。一刻を争うんです。少しでも早く研究チームに加わりたいです。浪人はしません。」第1志望(前期)は京都大学、第2志望(後期)は鳥取大学というセットパターンは4月から翌年3月まで微動だにしませんでした。農学分野で、いわゆる偏差値ランキング(入りにくいランキング)では、1番上と1番下・・・この時も進路課長さんや学年主任さんから「堀さーん、第2志望なんとかならんが~。せめて阪大か神戸くらいじゃないけ~。1番のオススメは第1志望を貫いて、前後期とも京大。今年ダメなら、1年浪人して再チャレンジでもいいがんないけ~。説得してま~。東大京大、最近、でとらんし~。」「ん~。でも、本人の『なりたい自分』固まってるんで。僕には説得ムリです。よろしければ、直接、説得されたらいかがです?」(いつものやりとり・・・ウンザリでしたっけ・・・)実は、日本における砂漠研究の中心地が、日本最大の砂丘、鳥取砂丘のほど近く、国立の「鳥取大学乾燥地研究センター」というところで、京大出身の研究者も、国内なら最終的に集う場所でもあるんです。本人の夢がそこでの研究者だったわけで、「踏み台」としての経由地は、京大でも鳥取大でも構わなかったのです。実際、模試結果は年間通して京大はほとんどB判定で、センター試験の自己採点結果でも十分届くところにいたのですが・・・結果は後期出願した鳥取大のみ合格でした。ボーダーラインを200点近く超えてのトップ合格。京大には届かなかったけど、ニッコニッコで合格の報告に春休み、来てくれました。今頃はきっと、砂にまみれて、研究に没頭していることでしょう。ひょっとするとモンゴル砂漠にいるのかも。彼と出会ってからは、黄砂が降ってくると、彼のことを思い出すようになりました。
生きているうちに、金沢で「黄砂でクルマが汚れること、なくなったねえ。」なんて言える日が来ればスバラシイ!ウチらの生活にとってはその程度のことだけど、本当に実現すれば、地球規模の環境保全に一役買ったってことですよね。次の世代に繋がる仕事って夢があっていいね。使命感、やりがい、てんこ盛り!応援せずにはいられません!(cannot help ~ing!)ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!
<次回、Part3へ。To be continued.>
錦高日記10月8日(木) ~3年生 「主体性」とは・・・~
昨日の放課後、3年生の教室のワックスがけが行われています。当然、本日の朝は、教室前の廊下が机やイスで山積みの状態になっていました。このようななか、黙々と友達の机やイスまで運び入れている生徒たちの姿を見ることができました。早い時間に学校に来たのだから、「受験生」なのだから、自分の机・イスをだけを室内に運び入れて、授業の予習などをしていても誰にも責められることがないのかもしれません。しかし、自分たちの貴重な時間を割いて、このような行動をとれる生徒たちが多くいることを本校は本当に誇りに思います。
今般、社会で求められる「主体性」とは、言われないことや言われたこと以上のことを自己の判断と責任をもってきちんとやれる力を身につけていることなのだと考えております。
錦高日記10月7日(水)Ⅱ ~部活動の風景 フェンシング部&剣道部~
体育館の2階には、柔道場や剣道場があります。剣道場を訪れると、フェンシング部と剣道部が練習していました。
剣道場手前のスペースを使用しているのはフェンシング部です。ウオームアップ後、フェンシング独特の防具を身につけ、剣を手に取り練習を始めました。剣道場の奥では、剣道部が顧問の原田先生に稽古をつけてもらっています。剣道の大きな「気合い」と竹刀のぶつかる音、フェンシングの静かで素早い動きと剣がの金属音、同じ剣を持ってのスポーツですが、これだけ違うのだなと思いました。どちらも、打ち込む時が美しいスポーツだと思いました。新人大会に向けて、がんばってほしいです。
錦高日記10月7日(水)Ⅰ ~生徒会 「赤い羽根」募金活動~
生徒会執行部とJRC部が錦丘中学校の生徒会とコラボして、赤い羽根共同募金の募金活動を行いました。
参加者は朝の玄関前に立ち、「おはようございます」と元気にあいさつしながら募金への協力を求め、その声に応じてカバンから財布を出し、募金箱に小銭を入れる生徒の姿も見られました。
錦高日記10月6日(火) ~2年生 対話的で深い思考力を身につける物理実験~
本日2年生の物理の授業にて実験を行いました。
テーマは、
「大きさや形がある物体がつりあうためにはどのような条件が必要だろう?」です。
この実験は今までの、「習ったことを確かめる」実験ではなく、「習っていないことを実験を行い、データを集め、そこから法則を見出す」実験です。実は新学習指導要領の内容ですが、先取りして実施しました。
生徒たちは、実験で得たただの数値のデータを元に、図をかいたり、グラフを作成したり、試行錯誤しながら、対話を通して協力して法則を見出していました。
今後は総合的な探究の活動のように、答えの分からない問題に対して、思考や対話を通して、工夫しながら解決していくような態度が各科目においても重要になります。
物理では、今後もこのような実験を行っていきたいと思います。
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