学校日誌

2021年8月の記事一覧

錦高日記8月16日(月)~今日の3年生~

 学校閉庁日が開け、誰もいなかった学校に、部活動や勉強のために生徒が来ています。今日の午後、教室や廊下など、自分の好きなスペースで自習する3年生の姿がありました。寸暇を惜しんで勉強している、真摯な態度に心が打たれます。

 明日17日からは3年生の補習が、明後日の18日には1,2年生の補習が始まります。朝、起きたら忘れずに、検温をし、錦丘健康チェックを送信してから登校してくださいね。先生方が待っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記8月10日(火)~13日(金)~休刊日~

8月10日(火)~13日(金)

金沢錦丘高校は学校閉庁日(生徒登校禁止)のため、錦高日記もお休みします。

コロナ禍ではありますが、みなさまが健やかに過ごすことができますように!心から願っております。

【再掲】ほりほりの部屋Vol.23「『沈黙の時』って何?~日本の8月は黙祷の月~」

  昨年8月上旬に掲載した、<ほりほりの部屋Vol.23「『沈黙の時』って何?~日本の8月は黙祷の月~」>を再度、掲載いたします。教育において、「不易」(変わらないこと・変えてはいけないこと)と「流行」(社会や時代の要求に応えること)の2面のバランスは極めて大切です。堀にとっては、36年余り、様々な教育的判断の連続でしたが、<ほり部屋VOl.23>の内容は、毎年、生徒達に、(表現の形は様々でしたが、)変えずに、変わらずに伝えてきた、「不易」なことです。

 今日は長崎に原爆が投下され、76年目。今一度、諸君に伝えたく、再掲します。なお、先週末から公開されている映画「太陽の子」、是非とも、このタイミングでこそ、観て欲しいと念じています。第二次世界大戦末期の日本に「F研究」と名付けられた「原爆開発計画」が実在していたという史実を諸君は知っていますか?我々は単なる「被害者・ヒバクシャ・被爆国」なのでしょうか?柳楽優弥・有村架純・そして今は亡き、三浦春馬が演じる作品から、いろいろ想像して欲しいと思っています。以下、【再掲】です。

 

 皆さん、こんにちは。堀です。How humid it is today! なんて日だっ(小峠風に)!中途半端な雨やな~。めっちゃ蒸し暑いですぅ。でも、湿度になんか負けないっ!ちなみに堀家の今晩のおかず、もとい、おつまみは、・・・おろしニンニクたっぷり入れた特製味噌だれでいただく焼き餃子(+<安い>豚コマ&ネギたっぷりの豚汁)だお!ガーリックパワーでGATだお!!

*文末の「だお」は、1970年代の名作ギャグ漫画「すすめ!パイレーツ!」<江口寿史作・少年ジャンプより>にて、パロディで使用されていたのをいまだに記憶。もともとは「だよ」の幼児語か?

 昨日、午前8時15分、校内放送を通じ、主に模試で登校していた3年生諸君とともに、広島での75年前の悲劇でこの世を去った方々の鎮魂のため、1分間の黙祷を捧げました。NHKのテレビ放送を傍らに見ながら、放送のタイミングを計っていました。例年なら5万人(!)の参列者で埋め尽くされる平和公園も、今年はコロナ対策ということで800人のみの参列で、ソーシャルディスタンスが保たれている様子でした。外国人と思われる方々は、コロナ以前から日本に滞在している各国の大使レベルの方々とのこと。イヤホンで式典の進行内容を同時通訳で聞いておられたようです。さて、進行役の方の「黙祷!」というかけ声は、どのような英語に翻訳されていたのでしょう?

“A moment of silence, please.”あるいは、“Please take a moment of silence.”

と表現します。直訳すれば、「沈黙の時を(お過ごしください)。」くらいの意味です。和英辞書を繰ると、「黙祷」は、“silent prayer<発音要注意!「プレア」くらいの響き。「プレイアー」はNG!>”、「黙祷する」は、“pray silently”あたりもヒットします。しかし、pray「祈る」という動詞、および、prayer「祈り」という名詞は、実際の使用場面は、「神に対して」という宗教色が濃い場面がとても多いのです。昨日、広島の進行役の方も、堀も、「黙祷!」と言った際、何か特定の宗教における全知全能の神への祈りを求めたわけではありません。むしろ、宗教を超えて、さらには人種をも越えて、人類普遍の感情として、死者の尊厳を慮(おもんぱか)り、その魂が安らかなることを祈って欲しかったわけです。なので、英語では“a moment of silence”と表現するのです。文字づらだけを追いかけた日本語転換・英語転換は、とても味気ない場合(「沈黙の時」って・・・)があります。言葉の習得は、その使用場面や使用している人の思いにまで想像の翼を広げると、何十倍にも楽しめるものです。曖昧さが美徳となることさえもあるのです。

(昨年8月9日、長崎にて黙祷。奥に小さく平和祈念像。)

 昨日の8時15分、明後日の11時2分、来週末15日の正午。日本の8月は“a moment of silence”の月。被爆当時、世界の研究者から、「被爆した場所には、75年間、草木も生えない」と言われた、その75年目を今年迎えています。極めて短時間で、あの焼け野原から戦後復興を成し遂げたこの国の底力(特に、人材育成力つまり教育力)はすごいのです。また、今年の8月9日は、コロナさえなければ、日本中が歓喜で盛り上がっていたはずの日、東京オリンピック閉会式の日のはずでした。8月15日は日本にとって、終戦記念日。甲子園での試合をいったん止めてでも、「黙祷」するシーンは、諸君も目の当たりにしたことがあるでしょう。それほど、大切な日。今のこの国の繁栄は、過去の多くの犠牲の上に成り立っていることを再認識する、8月ってそんな月だと思います。

 諸君が高校を卒業し、コロナが終息していれば、一刻も早く訪れて欲しい場所が本州に3カ所あります。広島、長崎、そして、鹿児島の知覧です。先の2つは、上空から一方的に爆弾を落とされた場所です。知覧は違います。特攻基地のあった場所。この地から、片道燃料のみを積み、爆弾共々、相手の戦艦めがけて体当たり。生きて還ることを想定していない、旧日本陸軍の極めて非人道的戦法。これに、形式上は「自ら志願」して、身近な愛する人々を守るべく、飛び立った若者たち。糾弾されるべきは軍の上層部であり、特攻隊の若者たちの純粋な気持ちに全く非はありません。その彼らの心情が吐露され、飛び立つ前夜に家族に宛てた膨大な数の「遺書」(最後の手紙)が、1つの例外もない見事な達筆で、毛書で書かれた実物が、「知覧特攻平和会館」には展示されています。展示場中央には、海底深くから発見され、再現された、「ファイター・ゼロ」、「零式戦闘機」通称「ゼロ戦」が鎮座しています。以前訪れたとき、ガングロ・ミニスカ・ルーズソックス(何のこと?ググってね)の高校生の一団が、遺書を読みながら、ボロボロ泣いて、メイクも崩れ、ガイドさんに「もう時間ですから~!」と手を引っ張られているのに、「もっと読みた~い!」と言って、展示場から離れようとしなかった光景は、今でも鮮明に思い出すことができます。

 3カ所とも、その当時のことを、直に教えてくれる、「語り部(かたりべ)」という方々がおられます。使命感溢れる、平和の伝道師。是非、その体験談を生で聴いて欲しいのです。戦後75年、その方々の平均年齢83才。天寿を全うされる方々は増加の一途。語れる方の数は減少の一途。あまり時間がないのです。だから、一刻も早く、早くと思っています。ちなみに、「特攻隊」の若者のことを、米軍はどのように表現していたか、知っていますか?「特別攻撃隊」の略だから、“special attckers”??戦争末期、アメリカは、日本の軍事のみならず、気候や文化・風習、思考パターンに至るまで、調べ上げていました。どういう若者が選抜されてファイター・ゼロに搭乗し、狂気の攻撃を仕掛けてくるのか、当然、熟知していました。なので、敬意を込めて、こう呼んだのです。“flying elites”「空飛ぶ、選ばれし者(空飛ぶエリート)」。旧日本軍上層部は、頭脳明晰かつ運動能力にも長けた者を選抜して送り込んでいたのです。最年少隊員は、17~18才。つまり、諸君の年頃で、しかも、頭良くて運動神経良い者が選ばれていたわけです。その立場で、遠く離れた家族、父親・母親・兄弟姉妹・息子・娘に対し、特攻前夜に記した手紙。どれを読んでも、心が激しく揺さぶられます。「二度とこういうことがあってはならない。二度と過ちはおこしません。」心から平和を望む、そんな気持ちに自然となります。「語り部」の方々の口上も素晴らしく、引き込まれます。知覧なんて、ちらん(知らん)、とか言わないで。記憶の片隅に留めておいてくださいませ。行ってみてください。いつか、きっと。“Surely, someday.” ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

 

 

錦高日記8月6日(金)②~全国総文・競技かるた部②~

 全国総文・競技かるた部の続報が顧問の宮下先生から届きました。

 予選リーグを3勝(全勝)で勝ち上がり、決勝トーナメントに進出しました。3名の団体戦ですが、一回戦では清水さん、一回戦、二回戦、三回戦では林さんが試合に臨みました。抽選の結果、決勝進出トーナメントは埼玉県とあたることになりました。もうしばらくしたら試合が始まります。

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 今、決勝進出トーナメントが終了し、埼玉に2対1で負けました。チームが一丸となってすばらしい試合でした。コロナ禍で大変な中、このような大会に参加できたこと、感謝しています。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記8月6日(金)~陸上競技部活動紹介~

 8月中に出場予定だった大会や強化練習会が中止、近隣の陸上競技場が使用禁止になる中、陸上競技部は練習拠点を学校に移し日々の練習に励んでいます。陸上競技部専用の練習場所がないため、空いているスペースを見つけては様々なトレーニングを行っています。このような逆境の中ではありますが、新人大会での飛躍、県駅伝出場に向けて日々努力を続けていきます。